Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

立憲民主党の詭弁

2019-08-30 20:45:09 | 国際・政治

「遂に露骨な弾圧が始まった。フォローしている周庭(アグネス・チョウ)氏のツィッターが更新されないと思ったら、やはり拘束されていた。黄之鋒氏も同様。この土・日曜が危ない。入り込んだ当局の狼藉者が、介入の口実を創る。今はデモの回避を。貴方達の踏ん張りは、世界が認めている。頼む、命が第一だ」→香港域内の犯罪容疑者を、中国大陸側に引き渡せる様にする法整備を巡って続いていた、香港行政当局と民主派市民勢力の対立が、遂にきな臭さを増してきた様だ。

これまで拙者は、香港の民主化についての前述問題に余り踏み込んで来なかったのは認めるが、今日付けで民主派運動側の中心人物とされる、周庭、黄之鋒の両氏逮捕の報に接し 中国人民解放軍による介入の可能性が生じた事で、少し触れる事にした次第。冒頭に取り上げたのは、二活動家各位向けに作家・門田隆将さんが発したツイッター投稿である。この趣旨には拙者も概ね同意で、犯罪容疑者の扱いに関する事共を含め 中国大陸・周 近平政権の支配下に置かれるべきでないとの主張は理解するが、やはり香港市民多数の命に関わる事態に進むのが芳しくないのも事実だ。両活動家は今夜までに条件付きで保釈された由だが、どうか無理のない諸事の進行を願いたい。

さて、こうした「本当の弾圧」の可能性から命を賭して地域を守ろうとする動きに沈黙しているのが立憲民主党だろう。自勢力も相当な病巣を抱え、対与党を糾す言動にも説得力がみられない。最近も、先の参院選を振り返る総括や「冬の時代」の日韓関係についての我国外交姿勢を批判したりもしたが、これとて同じ事。以下、少し振り返ってみようと思う。

二つの言動は、いずれも枝野同党代表より発せられたものだが、先の参院選総括では「立憲民主党は旧民主党以来の『選挙互助会』的側面を引きずった所がある」旨の発言があったとか。何ともまぁ、無自覚な事で。立憲民主党以前に旧民主党→旧民進党は元々選挙互助会そのものではなかったか。どう党名が変わろうと、一貫するのは「政策より政局」で、集票さえできれば、議席さえ稼げればそれでよしの姿勢だから、選挙互助会と揶揄されるのだ。そんな姿勢や体質が、一朝一夕で変わるものでもないだろう。「選挙互助会的な所」などとさらりと一言で済む様なレベルではなく、立憲民主党のこの問題の根は深い事を 枝野代表が自覚していない所にそも悲劇があるのではないか。

もう一方の、日韓関係に臨んだ河野外務大臣の姿勢への批判も的外れなものだ。そも「徴用工」問題に際し、1965=昭和40年締結の 日韓請求権協定を踏みにじる非礼を働いたのは大韓民国・文(むん)政権の方だ。前述の請求権協定取り決めの過程にて、我国政府は元徴用工各位への補償の点にも触れ、時の韓国政府経由で行う旨、文書で決着をみているのだ。その所を顧みる事なく河野外相の対応を「上から目線」とか「文大統領の体面を損ねた」などと恰も日頃の国会質疑よろしく難詰する事そのものが筋違いなのである。

元自衛隊航空幕僚長・田母神俊雄さんが折々語られる言葉に「外交とは、腹黒いものだ」というのがあると聞く。日韓関係を「冬の時代」に追い込んだのは文韓国大統領の方だ。この 8/15の光復節の席上、文大統領が「日本側にその意思があるなら、我々は対話の用意有」と語ったのはあくまで表向きの外交辞令レベルであり、そう易々と歩み寄る意思からのものではなかったのである。それを真に受け、外交々渉の熾烈さを身を以て知る河野外相に「非礼!」などと野次の様に怒鳴った所で、己と自勢力の不見識を曝け出しただけの話だろう。

一方で、韓国発の防衛情報協定 GSOMIA破棄についての我国政府対応を支持などと言った所で、国民市民レベルでは「ただの二重基準ダブスタ」にしか映らず、更に説得力を落とす結果を招いているとみるのは拙者だけではあるまい。旧組織、民主党そして民進党の時代と大差ない政見や主張の繰り返しでは、立憲民主党の将来像に期待する方が無理というものだろう。

勿論、同党得意の性的少数派LGBT層の行き過ぎた認知や、皇統皇室について 女性女系宮家を広く認知する了見など論外である。同党の政見は、日本及び日本人に軸足を置いていない事実を忘れてはならない。今回画像は、昨日覗いて参った 岐阜東濃、恵那市にての田園芸術「田んぼdeアート」の様子を。通る線路は、第三セクター・明知鉄道線。以下に、文韓国大統領の軌跡に関する老舗 B誌のネット記事を載せます。先年の起稿なるも、二年を経た今も十分な史料価値があると思います。 https://bunshun.jp/articles/-/13543?utm_source=news.goo.ne.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink

コメント
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