Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

今回参院選雑感 その➂ー易々と外圧に屈する人物を選ばず

2022-07-05 14:40:40 | 国際・政治

この所、沖縄・尖閣海域への中国大陸船艇の不当な出入りが 再び目立つ様になってきた様だ。今朝などは、分かっているだけで同国公船 2隻が明かに我領海侵犯。操業中の我国漁業船舶に異常接近する一幕もあった様だ。海保による退去警告にも、今日午後現在も領海に留まっている模様。

政府による抗議声明も出されはしたが、もう今までの「遺憾砲」や「抗議砲」に留まらず、海保と海自の連携を現行法下ギリギリまで進め、我国海域侵入を繰り返す中国大陸船艇向けに より強い脅威を伴う圧力をかけ得る措置に踏み切る時ではないのか。この海域の漁業関係各位の生計を守る為にも、本気の検討が急ぎ求められる所だと心得るが。

本題です。間近に迫った今回参院選には、前述の毅然とした措置を実行できる勇気を持った人物が選ばれるべきは勿論だろう。男女や党派の別を問わない。他の各位も複数の批判を表されている所だが、岸田政権はどうもこうした強い対外姿勢に欠ける嫌いがある様だ。岸田総理の「聞く力」は分ったが、真摯に話を聞く事と、話す相手のペースに流される事は違う位は理解を頂かなければ困る。こんな風だから、本来なすべき対外非難声明も「ブレて発信できない」のではないか。その声明とは、衆院で採択済なるも 参院審議が滞っている「ウィグル族など少数民族の人権問題等に関する 対中非難決議」の事だ、以下 一昨日になるが、産経新聞ネット記事を引用して みて参りたい。

「政府、ウィグル弾圧資料に言及せず ジェノサイド条約や人権制裁法にも消極的」

政府は 新疆(しんきょう) ウィグル自治区の人権状況に深刻な懸念を示す一方、公安当局から大量流出した内部資料については「コメントを控える」(松野博一・内閣官房長官)と踏み込んだ言及は避けている。政府高官は「現地の状況を調査するすべがなく、客観的に事実だと証明するのが難しい」と明かす。

欧米諸国は、中国(大陸)政府のウィグル人に対する扱いを「ジェノサイド(集団殺害)」と非難する。ある自民党議員は「中国(大陸) の人権弾圧は明らかだ。政府の発信は余りに弱い」と語る。与野党の国会議員有志は政府に対し、集団殺害などの防止や処罰を定めた「ジェノサイド条約」への批准の検討を求めているが、具体化に向けた機運はない。

重大な人権侵害行為に制裁を科す「人権侵害制裁法 (日本版マグ二ツキ―法)」も未整備の状態が続く。「対話」と「協力」を基本に、相手国に改善を促す日本の人権外交にはなじまないとの判断からだ。先進 7カ国(G7) で 人権侵害への制裁法を持たないのは日本だけとなっている。岸田政権は昨年 11月、人権問題担当の首相補佐官を新設した。ただ、期待された中国(大陸) の人権問題に対する具体的な成果は出せていないのが実情だ。(引用ここまで)

「仏つくって魂入れず」とはこの事だ。全く 総理補佐官の意味もなければ立場もなかろう。そも 左派容共勢力が「科学的証拠に欠ける」などと大騒ぎする中国大陸の対少数民族人権問題の「科学的証拠」は状況的なものを含め、欧米メディアらによって大方明るみに出されているはずだ。引用記事にあった 内部情報流出事象も有力なそれになり得る。「現地の状況を調査するすべがない」とした政府答弁は「現地の状況を調査する気がない」とでも読み替えるがよろしい。現に、ウクライナ危機に際しての対露制裁にはきちんと踏み切れたではないか。これとて、一定以上の「科学的証拠」は必須のはずだからだ。

「日本の人権外交」についての前述説明も、単なる「モノ足りなさ」を大きく超えた「限りなく熱意に欠ける弱腰」が感じられて仕方がない。人権侵害制裁法との向き合いも放屁レベル。「対話と協力を基本に、相手国に改善を促す日本の人権外交にはなじまない」とは「媚びと『イエス』の二つ返事を基本に、改善は相手国任せの 日本の弱腰外交」と読み理解するのが正解に近いのではないか。

岸田総理は、以前の第二次安倍政権下で数年に亘り外相の地位を担い、外交の困難は熟知のはずだ。その外交とは「片手で握手の一方で、もう片手では平手打ちをする」或いは「机上で和やかな笑顔を交わす一方、その下方では 足の蹴り合いをする様なもの」といわれる。直ちには無関係かもだが、サッカー文化の盛んな欧州や中南米辺りでは尚更だろう。そうした緊迫の場に身を置きながら この体たらくではという所が、どうも岸田政権の姿勢からは感じられてならないのだ。

冒頭の拙主張にもある様な、抑止力を伴った抗議や警告を出せるなら、中国大陸船艇による領海侵犯事案などは こうも頻繁には生じない様に思われる。此度などは 沖縄・尖閣近海に露軍の船艇も現れた様だが、我国の対露制裁報復を図っているとの指摘もある折、何らかの策動を考えての行動かも知れない。とまれ、現状から一歩も進めなければ、我国は中露や北鮮の諸国から舐められ続けるという事だろう。

この有様を直ちに好転させる革命的手法がない、あっても易々とは使えないのは分っている。そうであれば尚更、今回参院選にては 相手国の媚びる様な 例えば媚中志向の露わな候補を落選させる様な心がけを、我々有権者が強い姿勢で行うべきだろう。前述の様な 近隣大国の人権問題に強い姿勢で臨めないのも、複数の媚中勢力による影響が大きいと聞く。直ぐは無理にせよ、まずは今回参院選、そして続く複数の国政選挙でこうした不心得な勢力切り崩しを図る事も 国民の努力義務ではないかと心得る者だ。今回画像も振り返りで恐縮。少し前、当地南郊・緑区内の JR東海道線を下る 大手陸運向け専用貨物便の様子を。先日の大規模通信障害は全国的な鉄道貨物の遅れも生じ、再発防止に全力投球を願いたいものです。

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