Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

名古屋発ー河村市政の黄昏

2022-07-12 21:57:41 | 国際・政治

今日午後は、先日の奈良県下遊説中 銃撃の非命に斃れた 安倍元総理の告別式が執り行われ、前日の通夜に訪れた約 2500名を遥かに上回る多くの方々が 最後のお別れに立ち会った様だ。拙者も TV画面越しではあったが、出棺時には一礼にて見送らせて頂いた。

これまでの同元総理の内外に亘る政治の功を称え、此度の持ち回り閣議にて 従一位に叙せられると共に、我国最高位の勲章・大勲位菊花章頸飾並びに大勲位菊花大綬章が贈られる由。この決定に今は謙虚に、厳粛に向き合いたく思う。又 訃報に際しては、服喪下さる国が複数に上り、海外よりは 250を超える国・地域より 1700に上る弔意の表明があった由。米合衆国を初め、軍関係を含む関連施設に反旗を揚げて下さった諸国もある。大いなる海外の弔意に、一日本国民として 一言の御礼を申し上げたい。それらを踏まえ 複数回ともなるが、改めて 安倍元総理に哀悼の誠を捧げる事としたい。

さて、安倍元総理の遺志を継ぐ上でも気になった此度の参院選。これまでの予想通り 自公メインの与党側安定多数の勝利となったが、中でも岡山選挙区にて 公明党との政見や政策姿勢の相違もあって同党推薦を辞退も当選を果たした、小野田紀美候補の健闘が特に光った様だ。今回末尾に関連記事をリンク致すが、亡き安倍元総理も評価されている事と愚考する。それに引き替え・・

当地名古屋を含む 愛知選挙区にては、以下に記す事以外 大きなドラマはなかった様だ。河村現市長率いる「減税日本」と「日本維新の会」の重複公認で立った候補が惜敗。既成メディアは「まさかの落選」との取り上げが多かったが、本当にそうか。以下 昨日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「河村たかし市長の『腹心』、愛知選挙区で落選...名古屋市以外での知名度不足響く」

17人の候補者が 4議席を争う激戦となった 参院選愛知選挙区は 7/10投開票され、自民党現職の 藤川政人さん、公明党現職の 里見隆治さん、立憲民主党現職の 斉藤義隆さん、国民民主党現職の 伊藤孝恵さんが当選した。

物価高騰対策などを争点に臨んだ自公は、与党で 2議席を確保。立民と国民に分かれて候補を立てた旧民進党勢力は 2016=平成 28年参院選と同じ 2議席を死守した。河村たかし・名古屋市長率いる地域政党・減税日本との「ダブル公認」で臨んだ日本維新の会深甚と、3回目の参院選出馬となった共産党新人はいずれも及ばなかった。投票率は 52.18%で、2019=令和元年の前回参院選 48.18%を上回った。

「維新」と「減税日本」との「ダブル公認」で挑んだ新人の 広沢一郎さんは議席を獲得できず、名古屋市東区の事務所前で「現職は強かった。期待に応えられず申し訳ない」と頭を下げた。

広沢さんは 減税日本の河村たかし代表(名古屋市長) の腹心で、愛知県議や副市長を務めたが、課題は知名度不足。選挙戦では 河村氏の抜群の知名度をフル活用するする戦略をとった。

活動は大票田の名古屋市に集中させ、主要な駅や繫華街などに連日 河村氏と立ち「日本を再び成長軌道に乗せられるのは 改革政党の維新や減税日本だ」などとアピール、顔と名前を売り込んだ。

維新の松井代表や 吉村洋文副代表らも応援に駆け付け、維新の支持層や政権批判票を一部取り込んだが、減税日本の地盤である名古屋市以外での知名度不足が最後まで響いた。2019=令和元年の前回参院選でも 維新・減税ダブル公認の候補が敗れており、雪辱はならなかった。(引用ここまで)

こう記しては失礼かもだが、前回と同じ努力や心がけでは勝てないというのは 維新の会や減税日本の各位もご存じの事と思う。前回にも増して尽力した、或いは術策の角度を変えて挑んだにも関わらず同じ結果だったという事は もう一つの現実として、河村市長の影響力が低下してきていると言えないだろうか。

確かに市民税減税を初め 名古屋市民の利益に資する市政に尽力された軌跡は認めるも、既に 4期を数え さしもの「神通力」も翳りが見え始めた印象も付き纏う。この所の 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症流行が世界レベルで続いた事もあって、外国旅客を対象にした名古屋城完全復元など 観光振興面が頓挫した不運に留意するとしても、河村名古屋市政の「黄昏」を感じられずにはいられないというのが、正直な所ではある。

河村市長の任期は、拙理解が正しければ 2025=令和 7年途中まで。後 3年弱という所か。観光面で弱いとされる名古屋のテコ入れ意図は分らぬでもないが、全部を「俺の目の黒い内に」は無理だろう。急逝された安倍元総理にしても、憲法改正や北鮮の起こした日本人拉致被害者各位の帰国実現はならなかった。これらはご本人の努力不足による未完ではない。それだけ「世代を超えた大いなる課題」という事だ。名古屋市政レベルでも同じ事。河村市長は、そろそろ「次に引き継ぐべき」事共の選別と策定でも進めて頂きたい、と拙者などは思うのだが。

今回画像も以前ので恐縮。琵琶湖東岸・滋賀県下の JR北陸線を行く蒸機列車の様子を。数年ちょっと前 名古屋市内を試運転した編成とほぼ同じで、河村市長は名古屋市内の定期的な蒸機運転も構想された様だが、これは無理筋。現代の都市中心部は 蒸機の煙を受け入れる様にはできておらず、以前行われた 名古屋臨海高速鉄道・あおなみ線にの試運転時にも 沿線住民からの反対意見が複数あった由。当然の事とて、拙者も同感。以下に 小野田参議の関連記事をリンク致します。(デイリー新潮 7/11付) 公明党=創価学会に“反旗”を翻した自民「小野田紀美氏」が圧勝 故・安倍元首相も評価した岡山のジャンヌダルクの“信念”(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

コメント (2)
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