Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

今回参院選雑感 その⑤ー弔意、安倍元総理の遺言

2022-07-08 21:39:07 | 国際・政治

今回の最初に、謹んでの弔意を申したい。今日午前、奈良県下にて遊説中の 安倍元総理が銃撃に遭い、同県下の大学病院に緊急搬送・手当を受けるも 午後逝去の報に接した。政治的立場は如何にせよ、今春 京都市内で街宣中に実力での妨害行動に遭った、福山立憲民主前幹事長のケースを上回る「命を奪った暴挙」に強い憤りを表す者だ。

容疑者は 事件後直ちに確保され、殺人未遂を経て殺人容疑で逮捕の上 奈良県警にて取り調べが進められている由。海自 OBの模様との話も聞き、今世紀初めの 3年間程 呉基地勤務の履歴がある様だ。その事から 銃火器の扱いに慣れていた可能性があり、犯行動機のより踏み込んだ追及と共に、こうした所も明らかになる様 検証を願いたい。

そも犯行に用いられた銃は 容疑者が自製した様だとの指摘もあり、言論が身上の「民主主義の担い手」たる政治家の活動を 銃火器で封じる暴挙など、断じて認められるものではない。何故、護身向けの拳銃や狩猟向けの銃火器を遥かに上回る火力を持つだろう 軍用に匹敵する銃火器の我国内保有が可能だったのか?警察当局は、集まった聴衆多数をも巻き込む危険もあり得た今回のケースを 銃火器入手の面も含め、徹底的に追って今後の教訓にして頂きたい。

教訓といえば、亡くなられた安倍元総理の 此度の身辺警護のあり方に陥穽はなかったかも謙虚に総括を願いたいものだ。TV報道の画像を振り返ると、容疑者が狙った 安倍元総理の背後は警護が手薄だった様に見えて仕方がない。一部報道などから聞こえる所だが、此度の様な銃撃のケースを想定していなかったのではないかとの指摘があるのも事実。我国の これまでの類似事件を振り返ると、銃火器が絡むケースは欧米より少ないかもだが「これまでと これからは違う」との見方も必要ではないだろうか。

風聞で恐縮だが、既に度々の 大統領を狙った未遂を含む銃撃に見舞われている米合衆国などでは、銃弾から生命・身体を守る透明な盾をセットした上で遊説に臨むケースとかもあると聞く。我国も、これからは欧米並みに 政治の要人を標的にした銃撃などのケースに備える必要が高まってきているのではないか。与野党幹部の危機感の涵養と共に、警備を担う警察の側も こうした動向を是非顧慮して頂きたいものだ。

振り返りにもなるが、安倍元総理は政権にあった時期「日本及び日本人の利益」を念頭に、内外の事案や課題に向き合われていたと心得る。森友・加計両学園問題や、桜を見る会問題など 相当に不明朗な所もありはしたが、我国の立場に留意した 国益を重んじた姿勢は、今後に継承されるべきものと心得る。その上で、大きな課題を残したと思われる要人警護強化の問題と真摯に向き合い、向上を図る事が、元総理の遺言でもあり、その事への誠意が 残された我々日本人の大きな務めでもあるのだろう。

勿論、安倍元総理が強い姿勢で臨まれた 憲法改正への引き続きの取り組みも吝かではない。直近の自民方針によれば、速やかな憲法改正を図る旨が記されているが、拙者はそれには条件付賛成だ。やはり改憲は「国家百年の大計」。まずはそれに相応しい確かな道づくりと、国民投票法にも未だ存在するとされる 不備な所をクリアして、各方面の条件を整えた上での改憲発議を目指すべき。

期間を要しはするが、より国民的理解を深めた上での 望ましい改憲に繋げられると心得るがどうだろう。回り道でもその方が、故人となった安倍元総理の遺志にも沿える様な気がするが。とまれ、改めて 安倍元総理に対し、哀悼の誠を捧げたく思います。今回画像も振り返りで恐縮。安倍元総理も折々詣でられた、東京・靖国神社の史料施設・遊就館正門の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。(現代ビジネス 7/8付) 「安倍元首相への狙撃は防げた」民間SP会社代表から見た銃撃事件 現場の危機意識の希薄さ (msn.com)

コメント (2)
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