祝日「海の日」ではあったが、梅雨の終わりによく現れる大雨になった地方も多かった様だ。まず被災地にお見舞いを。当地も今日は良く降った・・・と言う所で「偽!桃伝説」第9話を・・・。
ようやく落ち着いた「偽!桃」作戦司令室。義理の両親も出席して、近々予想される鬼共との武力衝突への対応が話し合われている。
偽!桃「皆もう解かってると思うが、この所鬼共が不穏な動きを見せとる。武術訓練は抜かりがないし、まともに当ったらちと不安なのは事実や。やってはいかんのは・・・」
少し間をおいて「奴らが得意とする、見通しの良い平地で対戦したらあかん言う事や」。
雉「なるほどね。解りました。・・・て事は、絶対に奴らの誘いや陽動に乗っちゃダメですね。」
犬「こちらは徒らに動かんと、山間の陣地に奴らを誘い込まなきゃいかん訳ですね。」
偽!桃「その通り!」
猿「それから特に、川の傍で展開する事も大事ですよね」。
偽!桃「そう言う事だ!」
犬「時に親御様方。何か仰っておく事はありませんか?」
義父「そうだな皆の衆、昼間は余り目立った行動をしてはいかん。わしらの陣地で、夜戦に慣れておく事が大事や思うぞ。」
義母「それと武器や食糧を常に切らさない様に心がけないとね。補給線を守る事も大切ですよ」。
偽!桃と3匹「有難き幸せに存じます。貴重なご意見、恐れ入ってございます!」
猿「そうか夜戦か。奴ら奇襲の手に出る可能性も大きいもんな」。
雉「貴様はとに角夜元気が出るのが強みだ。それを生かして変な欲求は暫く封印する事だな。」
犬「右に同じや。あっちの方は暫くご法度や。解ったか!?」
猿「ああ。解った解った。」
同じ頃、鬼共も配備を固めていた。
赤「偽!桃の奴ら、どうも近々動きそうだな。」
青「それっぽいぞ。偽!桃の義理の両親が、作戦室に出入りしてるのを小物が見てるんだ。」
赤「所で、残飯に毒は仕組んだのか?」
青「ああ。一応うまく行ったよ。」
鬼2匹「さて、これからは余り奴らの陣地に近づき過ぎん事だな。特に川沿いは厄介だ。あの辺での夜戦はかなりきつそうだからな。」