Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

梅雨の晴れ間

2006-07-22 21:57:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

今夏は全般に、梅雨明けが遅れている様ですね。
今日の当地は一応晴天に恵まれましたが、あくまで梅雨の晴れ間。長雨の主役たる梅雨前線は未だ、太平洋岸にてマラソンを続けており、明日からは北上して本州各地は雨模様となりそう。既に南九州、山陰、そして長野県下は大雨による大規模な水害に見舞われて多くの人的被害を生じており、二次災害が大いに懸念されます。

所で特に今世紀に入ってから、梅雨時や9月の長雨の時期に、短時間に記録的大雨に見舞われるケースが頻発しています。
思えば2000=平成12年に当地を襲った東海豪雨も9月でした。この時当地名古屋は1時間雨量が未曾有の93mmを記録、都市の排水機能の限界を上回り、市内随所にて土砂災害や異常出水、交通路の冠水に見舞われました。又、10名を超える犠牲者を生じてしまったのが本当に遺憾でした。

先日夜の報道番組にて紹介されていた見解ですが、近年の大雨は、近現代に至って深刻化した地球温暖化が大きく関係しているのではないか、との由でした。この事はおおむね間違っていないと思います。
古代より人類は、火を使う事によって自らの文明を推し進めて来ました。中世までは火力使用の質量共にゆるやかな増加に留まっていたのですが、18世紀後半に欧州にて勃興した産業革命により、状況は激変して参ります。

強い石炭火力を多く使用する事によって得られる豊富なエネルギーを利用した重化学工業は瞬く間に米大陸やアジアなどの世界を席巻、それと前後して一般国民の生活も多くの火力を消費する事によって向上しました。
20世紀途中よりは、エネルギーの主役が石炭から石油にとって代わり、米合衆国が主導する「大量生産、大量消費、大量廃棄」の流れに他の世界が追従する形が長く続きました。
しかしこの事が地球の温度上昇に繋がる温暖化ガス、CO2の膨大な放出に繋がり、僅か2世紀程の間に地球の年間平均気温は2度近くもはね上がってしまったのです。気温が上がれば雨の元たる海水温も上がる。全ては人類の進化と無関係ではないと思われます。

困るのは、主に大都市部の所業が原因となって生じた大雨による水害が、地方の山間の方々を襲って多大な被害を生じている事です。温暖化対策に強く速やかに取組むと共に、こうした災害に普段よりどう立ち向かうのか、防災対策とそれに伴う公共事業のあり方が、強く糾されている様に思います。*(雨)*
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