Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

これは「表現の自由」と言えるのか?

2006-02-14 23:18:00 | インポート
昨秋発売された、北欧デンマークの一新聞に、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺似顔絵が掲載され、イスラム諸国やヨーロッパのイスラム系移民達の大きな反発を呼んでいます。預言者があたかもイスラム武装勢力による様々なテロ活動に関わっている様な描き方をしているのが問題とされた由です。
同様な風刺画は、最近フランスでも発行されており、デンマークのものと共に多くの部数を売り上げている様です。イスラム圏の反発を買う一方で、各地元では興味本位の需要があるのでしょう。
発行元は「民主主義の根幹たる表現の自由」を楯にこうした図画を載せた訳ですが、果たして相手の立場や尊厳を顧慮しているのでしょうか?
イスラム教では、その教義と戒律により、偶像の崇拝を禁じている由。つまり信仰の対象たる預言者をこの様に描いている事が、関係各国や移民達の大きな反発を招いている一因でしょう。
イスラム圏にはイスラムの、我々アジアにはアジアの大義と言うものが存在します。
「表現の自由」「報道の自由」とはそうした相手の立場、そして尊厳を尊重する姿勢の上にこそ成り立つものであると私は考えます。そうした配慮のない主張や表現は、ただの放縦であり、決して許容されるものではないでしょう。*(地球)*

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