北方の雪雲が流れ込み易かったのだろうか、今朝の当地愛知は雨模様の不安定な天候だった。
天気は午後に入って安定し始めた様で、明日と明後日の連休後半は、晴天が期待できそうだ。恐れながら、明日は俺も、郊外へ撮影にとも思っている所。後、来春の消費税上方改定をも視野に入れた、年末年始の買い物にも行った方が良さそうだ。
さて先日、京都発の有名な中華料理チェーン店の現社長と、北九州の有力な漁業協同組合長が相次いで銃撃され、落命される遺憾極まる事件が続発した。如何に標的となった被害者に落度があったとしても、殺ってしまった罪責は逃れ様もない。京都の事件では、通常の手段では入手不可能な消音銃が用いられた様で、外国の犯罪集団が関与した疑いも持たれよう。速やかな全容解明と、犯人確保の暁には、動機や背景を初め、事件の全貌を語らせる必要があろう。その上で、斃れた各位への弔意も一言申し上げておきたい。
さて、銃撃並みに物騒な国家と言えば、朝鮮民主主義人民共和国の最近の動向だ。故 金 正日(きむ・じょんいる)総書記の逝去より2年、現最高指導者 金 正恩(きむ・じょんうん)第一書記に次ぐ地位にあった、張 成沢(ちゃん・そんてく)最高幹部が突如その地位を追われ、形ばかりの人民裁判にて死刑判決、直ちに執行されたのは記憶に新しい、と言うより生々しい所だろう。銃殺による処刑だったとの指摘もあり、事実とすれば、随分前近代的なあり体だと申す事もできよう。
政変とも言えるこの事件には、金第一書記の指示に基づく、同国最高指導部より軍部への利権移譲を、張最高幹部が誠実に実行しなかった事が背景との指摘もある様だ。どちらにしても、金第一書記の実権強化と、ここ2年間の権力継承問題もあって、抑えられ気味だった軍部の不満がここへ来て表れたのかも知れない。詳しい所は不明につき、これ以上の言及は控えるが、まあ先軍的とも言われる同国らしい出来事ではある。今後も、巡航ミサイルの増備や核実験の再開など、危険な兆候がどうしようもなく見え隠れする「北」。我々も、祖国日本と日本人の命の安全にも関わるだけに、その動向に引き続き監視的注意を払い続けると共に、未だ帰国叶わぬ日本人を初め各国の拉致被害各位の消息にも留意する必要があろう。
それにしても、明らかに非人道的な刑執行に際し、欧米初めのエセ人権勢力は、一様に「黙秘権行使」らしい。国際連合の担当委員会は懸念を表明し、できる限りの調査に臨む方針だが、こうした事件が欧米や我国などの旧西側で生じていたら、この連中、国際機関の始動を待たずに大声で騒ぎ立てるのが常ではなかったか。それが今回、国連機関の出方を窺うかの様に、波を打った様な静けさ!見せられてるこちらはまあ白けるわな。このままだと連中、「北」や中国大陸を初め、共産圏や左派勢力の手先だとみなされても仕方がないと思うがどうだろう。