世間は今、Christmas modeと申して良いだろう。
欧米では昨12/24のChristmas Eveは「聖夜」と呼ばれ、一説によれば基督教の開祖Jesus Christの誕生日とされるが、正確には定かではない様だ。最近の見解によると、同教祖の正確な誕生日は紀元前6年の4/17であるとの話も聞いた。
それはさておき、本来Christmasは基督教信者の宗教行事であるはずだ。それを世間あげて「Merry Christmas」とはちと滑稽な様な気もする。悪友達も「日本人の我々に、一体何の関係があるのか?」とその多くは冷淡な受け止め方だ。
これは恐らく、「聖夜」のロマンチックな雰囲気に付け入った商業ベースのせいだろう。
つまり昨今の豪華結婚式と同じ事で「一生一度(で済めば良いけど・・・苦笑)」が「年一度」にすり替わっただけの話ではないか。国家社会の経済への貢献にはなるから特に批判はされないだろうが、元々の意味位は理解しておいた方が良くはないか。周りの雰囲気にすぐ流される軽薄な面々に比べれば、聖夜のミサにて敬虔に祈りを捧げる信者各位が神々しく見えるのは勿論である。修行僧と同じく、信じた道をゆるぎなく歩む事は俺だって阻むつもりは毛頭ない。本当はそうした夜であるべきだ。
・・・と強がってみたものの、街の電飾が一番良く似合う季節は冬。しかも今年みたいな厳冬になる程美しく思う。更に些か悔しいが、その電飾が最も輝いて見える冬の夜が正しくChristmas Eveと言う事だろう。