Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

冬山の試練

2007-01-08 22:14:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

先日より今日日中にかけ、ご存知の様に大型寒波による荒天の為、長野県の山岳地帯を中心に登山者やスキー客など3組計9名が下山不能となり、雪中に取り残される事態となりました。幸い適切な救助活動が奏功した事や登山者の聡明なご判断による自力下山が叶い、人的被害はありませんでした。

冬山・・・それは多くの愛好者各位を魅了する一方で、試練の場そのものであると思います。
万全の準備と周到な登山及び下山計画、それに的確な天候判断が厳しく要求され、少しでもそうした取り組みが甘ければ最悪の場合、複数の犠牲者を生じる最悪の事態に繋がりかねません。
しかしながら冬山に魅せられ入山を試みる各位を、安直に非難すべきではないと思います。この時期山に入る行為は事前の準備や訓練を含め、結局はその方々の心身の良き鍛錬となる効能があると、私は見ているからです。

思えば山に関しては、かつて私にも暴挙の記憶がありますね。
冬山ではありませんが、まだ20歳過ぎだった1981=昭和56年の夏、悪友の1人と共に、長野県を経て岐阜飛騨へと向かう観光団に混ぜてもらい、岐阜の名峰乗鞍岳に入った事があります。

当時まだ一般車の乗り入れができた8合目まで貸し切りバスに乗せてもらい、この周辺でやめておけば良かったのですが、見物時間が長めだったのを幸い、何と街歩きの服装にて標高3000m超の山頂まで登ってしまったのでした。我々以外の周囲の方々は、その全員が登山に相応の重装備。大いなる違和感を以って見られたのは確かであり、思えば山への冒涜と思われても仕方のない、考え、そして行なってはならない所業でした。

これだけの高山になると、夏場と言えどもいつ天候や気温が大きく変動し、身動きが取れなくなったり身体に変調を来たすか解らないものがある様です。そうでなくても「登山は上りより下りの方が辛い」とそれ以前より良く聞いていた記憶があります。
それらの知識が全く生かされず、かくの如き無神経な行為に及んでいた訳で、この事は今でも、私と悪友の大きな反省点の1つとなっています。

Coming Outにも近いこうした前歴を申した上で、やはり救援の方々を必要以上に煩わせたり、周囲を心配させない為にも前述の準備や計画、そして警察署に対する登山届けなどは漏れなく対応して頂き、万一に備えた周到な方法で行動して下さると良いと、今は強く思いますね。
これから春先にかけ、更に多くの方々がご自身の技術をも磨くべく冬山を目指すでしょうが、最後に一言、どうかつつがなきをお祈りする事としましょう。*(山)*

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