2015=平成27年6月も、宜しくお願い致します。梅雨入り間近を告げる様な曇天の今日。明日午後は外出の予定があるのだが、悪くすると降られそうな気配もする。決して芳しくない事は分るが、まあ拙人生「フラれる」事には慣れているし、梅雨に降雨はつきものなので、相応の準備と覚悟はしておこうと思う。降雨と言う奴、量的には「多過ぎても少な過ぎてもダメ」なものらしい。前者なら水害、後者なら真夏の渇水を覚悟しなければならないからだ。どちらに転んでも、野菜を初め農産物の価格高騰に繋がる所も軽視できないものがあろう。
さて表題。ご存じの様に、国民市民の個人面に関わる情報や、交通面での危機的な問題が相次いでいるのはご存じの通り。日本年金機構の、分っているだけで120万件を超える年金加入者情報の外部流出事件が近年最大のものだろう。主な原因は、外部よりの大規模なサイバー攻撃、具体的には多くのウィルス込み添付ファイルのある電子メール送付に同機構の関係者が気付く事なく開封し、結果、情報用PCやそれを統括するサーバーなどが感染して攻撃側に乗っ取られ、遅くとも先月下旬には、一部のPCが遠隔操作で情報を不正に送信する、所謂「ボット」状態に陥ったのが実態らしい。送付されたメールの題名は、いかにも日本年金機構の業務を装って添付ファイルも安全な様に見せかける巧妙な文面だった様で、攻撃手法が特殊詐欺同様、対応の難しい悪質さを伴っていた事は留意しよう。
ただ、そうであるとしても、日本年金機構の情報保安 セキュリティ対策は、振り返れば大いに杜撰だったと揶揄されても仕方がないのではないだろうか。個人情報の管理利用に際しては、同機構の内規でも必ず個別にPWを設定して保安に万全を期す事が定められていたにも関わらず、流出した情報のほぼ半分弱 50万件以上にこの措置が施されていなかった。これら情報は、一旦外部に晒されれば、当事者本人の意思によらずとも住所変更等ができ、既に年金を受け取っている方であれば、最悪の場合「なりすまし」行為によって、本来の受給者とは異なる人物が受け取るなどと言う事態をも招きかねない。又、最初の異常が見つかったのは先月前半の様だが、この段階で日本年金機構の情報NWを全遮断しておれば、個人情報流出は小規模で防げた可能性がある事も指摘される。恐らくは、年金諸業務の作業能率とコストの見地より、全遮断でなく一部遮断の判断がされたのだろうが、見方を変えれば、それだけ個人情報の重大さと、此度の流出事件の深刻さが自覚されていなかったと言う事だろう。多くの国民市民が「こんな組織に年金業務は任せられない」と憤りを表されるのも頷けると言うものだろう。
塩崎厚労相への報告と、我々国民市民への公表も遅かった。塩崎大臣に対しては、最初の段階から報告が上げられ、以後逐次状況が伝えられていなければならなかったはずであり、そこから我々への告知ももっと早くできたはずだ。それらが適切に実行されていなかったと言う事は、前例のない深刻な事態でも、内部で処理して極力表に出さぬ様仕向ける言わば「隠蔽体質」の様なものがありはしなかったか。同機構の組織は旧社会保険庁時代と大きな変化はなく、上層部には所謂「天下り役員」も少なくないとの報にも接した。今後は速やかに、具体的には今月中旬頃までに、流出事件に該当した方の基礎年金番号を変更すると共に、流出があった事実を当該各位に伝える由だが、事は当事者の人生をも左右しかねない重大事象だ。必要な告知を急ぐと共に、根本的な年金情報の管理運用の見直しと、保安態勢セキュリティの立て直しを、退路を断って真摯に取り組んでもらいたいものだ。折しも、来年初には納税、各種保険などの状況を一元管理できる「マイナンバー制度」が発足する大事な時期だ。その事に国民的不安があってはならない。安倍現政権は、前回の政権が崩壊した直接のきっかけが「消えた年金問題」である事をもう一度自覚し、マイナンバー制度整備の信頼性の事共もしっかり視野に入れて事に当たって頂きたい。些か先走りし過ぎ、見解を求められた3専門家がいずれも違憲の疑いを表された安保法制整備にしても、やむを得ない最低限の所以外は一度保留して引き続き議論する位の配慮があっても良いのではないか。年金情報問題の解決を先行させた方が、政権の安定の為にも好ましいと思うがどうか。
次の話題。先日、那覇空港で生じた、民間旅客機と航空自衛隊ヘリ機とのニアミス事件。離陸許可によらず離陸した空自機が、離陸の態勢に入ったANA旅客機の直前を遮った件。ANA機は急遽離陸中止して緊急停止。間一髪で衝突と人的被害を免れたが、機内は負傷者が生じかねない危険な状況だった様だ。更にANA機が停止した滑走路にはもう1機の旅客機が、着陸やり直し指令が間に合わなかった事もあって着陸。こちらもあわや二重事故となりかねない重大事象であった。
この事象の主な原因は、空自機の機長が、ANA機向けに下された管制の離陸許可を、空自機に向けて下されたと錯覚して発進した為だとされる。ただ、那覇空港は民間と自衛隊が共用する滑走路1本の過密空港の上、無線周波数の民間航空向けと自衛隊向けが同一だった様だ。これは問題視されなければならない。離陸時には、各機長は管制の許可を復唱する義務があるが、同じ周波数なら2機の機長の復唱タイミングが同一なら、混信でどちらの復唱か分らなくなる事態もそれはあり得るだろう。コスト面や管理態勢の事情など難しい面もありはするだろうが、逆から見れば、このままでは時に機密を要する自衛隊機の交信も、民間機の操縦席まで筒抜けと言う事態だって考えられるではないか。この様な大事故を招きかねない事象を機に、民間向けと自衛隊向けに無線周波数を変え、交信の混乱を元から防ぐ位の取り組みがあっても良いと思うのだが。
この他、前回も触れたが、陸上の九州・JR長崎線にあっては、単線行き違い駅にての、上下特急列車の衝突未遂事件もあった。本来あってはならない、一方の列車が待機する線路に対向の列車が誤進入、これも間一髪で衝突を避け得た大変重い事象だが、こちらもまだ詳細が調査中。列車運行システムに何らかの障害があった可能性があり、詳細は調査結果を待ちたいが、それにしても万全と思われる世の中の色んな情報管理システムにも意外に陥穽(落とし穴の意)のある事が分ったこの所であった。果たして、我々日本人はこの状況に耐え、乗り越えて行けるのだろうか。「間違いは絶対に起こらない」の思い込みを越え、ある程度の間違いはあろうとの姿勢を取り、併せて「多少の事は、自の対応で守る」事ができる様になるか、具体的には昨今大韓民国にて流行の兆しがあり、我国にては今の所は防ぎ得ている、肺炎の原因ともなりかねないとされる、コロナ・ウィルスによる中東呼吸器症候群が万一にも上陸した時、好ましい対応ができるか?とか、今、それが問われている様な気がします。
こういった問題は防ぎようがないと覚悟しておいた方がよさそうです。私に関して、ネットバンキング等は
絶対に利用しませんが、アマゾンはそいう訳には行きません。アマゾン用の預金高4~50万の小規模な
口座クレジットを作って対応しています。これくらいだとハッキングされても堪えませんのでw
最近、また寿司三昧や国立競技場の問題で都知事の舛添の言動がマスコミに上がっていますが、
顔を見るたびに気分悪いですね。空気というか流れを読めない、重箱の隅をつつくような自己中心的な
主張には閉口します。私のブログの2014年02月13日の「都知事は舛添でいいのか?」という記事で、
舛添の事をぼろくそに書きましたが、私を主張を上回るブログを見つけました。このブログは何の記事に関しても
おおよそ面白く、胸がスカッとします。もうご存知とは思いますが、紹介しておきます。まあ、人により好き嫌いはありますが、
「音楽と本と猫と沖縄で遊ぶ」( http://ledzep777.blog.fc2.com/blog-entry-532.html )というブログです、よかったら覗いてください。
今後ますます波紋が広がりそうな気がいたします
流出直後から年金加入者宛に不審電話がかかっているようですし
せめて誰一人として
詐欺に遭う被害者が出ないことを願うばかりです
那覇空港でのニアミス事件
これもケガ人が出なかったことが救いですが
一つ間違うと大事故につながる可能性が大きいだけに
今後の対策を慎重に進めて欲しいものです
さてそちらはいよいよ梅雨に突入ですね
北海道も今日は雨です
エゾ梅雨でしょうか・・・・
しばらくスキッとした晴れ間が見えそうにないようです
速報で第一報に接した時、不思議に憤りを感じませんでした。
「やっぱり、アソコはダメだな」と言うのが正直な所です。
しかも、日本年金機構のみに留まらず、厚労省傘下の健保組合の情報システムもやられている可能性大です。
仰る様に、官庁関係は「ネットは化け物」の意識が薄く、
為にセキュリティなどの危機管理の自覚レベルも低いとしか思えません。
今回の深刻な事態は、少しは意識改革への一助になりはするでしょうが、
抜本的なそれとするには、まだまだ道程を要する事でしょう。
我々国民市民も、できる範囲は自己防衛する位の用心が必要かと心得ます。
いざと言う時、行政や専門業者は必ずしも頼りにならない事が、この件ではっきりしましたので。
舛添都知事の問題記事にも一礼。これは要注目でしょう。まずはお礼まで。
本当に仰る通りであり、更に年金情報流出関連では、遺憾な事に実害が出てしまいました。
那覇空港の、旅客機と空自機のニアミス事件でもそうですが、
形こそ違え、付き纏う危険に関し、基本の心得を確実に実践しておれば、こうした間違いは防げたはずでした。
情報漏洩事件は、健保関連や東京商工会議所でも生じており、
来年より発足予定の、マイナンバー制に万全を期す為にも、全てに亘る厳しい再点検を願いたいもの。
空の安全にしても、全く同様ではと心得ます。
まだまだ続く梅雨。思わしくない空模様だからこそ、
これらの安全の問題を、改めて考える機会にしないととも思いますね。まずはお礼まで。
それより・・・天の声さんの舛添氏の件
本当にオリンピックぶっ壊す気?? 何を偉そうに・・自分は海外視察行くときにはめっちゃお金使ってるくせに・・・
本当に彼は日本人?よくあんな人を都知事に選んだなぁ~~!って思います。
冬の韓国のオリンピックも共同でやりかねない彼!
要注意人物ですよ!
はっきり言って 橋下氏よりたちが悪い。。
序でに・・・
トンちゃん、河野洋平、 山崎拓亀井静香その他諸々
何を今頃しゃしゃり出てきて宣うか???
本当にいい加減にして欲しいです。
どうして日本にはこんなに日本とぶっ潰したい!って思ってる人達が多いんでしょうか??
信じられません~~~~!!。。。
他の各位も仰る様に、年金情報漏洩問題は、日本年金機構本体の、
ネットに纏わる恐怖とか危険を自覚していない事にあると拙方も思います。
後から露見した、健保関係や東京商工会議所のそれも根は同じ。
構造的姿勢から糾さない限り、同様の事件は繰り返されるでしょう。
そうなれば、我々国民市民も、今まで以上に自衛の策を考えなければならない事になります。
舛添東京都知事の問題も、根が深そうですね。天の声様が有益な情報をご紹介下さいまして、
この方は、これからも追って参りたく思います。
村山、河野、山崎、亀井の各OB方、静かに見守ってりゃ良いのに、本当に「今頃何や」って所ですね。
これに鳩山元首相が加わりゃ完成です。苦笑
さて、何時頃出て来るか?まずはお礼まで。