Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

特報~安倍内閣総理大臣辞任に思う事

2007-09-13 22:51:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

報道にてご存知の様に、我国憲政史上最年少の内閣総理大臣、安倍晋三さんが昨日突然辞意を表明されました。
先の参議院通常選挙にての政権党大敗北や国民年金情報の不適切な処理、続発した閣僚の政治資金の不明朗処理問題など、辞任の背景は複数ある様ですが、重度のストレスより来る健康問題もあった模様。今はとに角、残り任期を大事に行く様お願いしたいものであります。

今世紀初めより約5年半続いた小泉政権の後を受け、安倍政権は若さと実行力を武器に発進、正直私はその事に小さからぬ期待を抱いておりました。なかんずく共感したのが、朝鮮民主主義人民共和国が引き起こした日本人拉致問題への捨て身と取り組みと、所謂戦後レジーム(態様)からの脱却の2点でありました。いずれも疎かにできない問題です。
特に後者は戦後約60余年に亘って一般国民の生活に関わる価値基準を支配して来た所謂「アメリカニズム」の強い影響を受けた態様が遂に破綻を来たし、欧米追随一辺倒より我国の主体的な文化的価値に基づくあり様に回帰しようと言う第一歩となり得たはずであるだけに、早すぎる辞任が惜しまれるのは事実です。ただ、前述の諸問題に対応し切るだけの力量を備えていないのではないかと思われるのも事実であり、その意味では辞任止む無しの面もあるでしょう。

それにしても此度の辞任劇は一人安倍大臣だけのせいではないと強く思います。
参院選大敗北の引鉄となった国民年金情報に関する不手際の問題、それに諸閣僚の政治資金不正処理の問題にしても、これまで歴代の内閣総理大臣の下で明らかにできたであろう事でありながら、敢えて安倍政権下にて重なって出て来た節がある事。
これはもしかすると一頃囁かれた「安倍おろし」が実行されたと見るのは思い過しでしょうか。

今夜の報道に接した所では、末期の安倍内閣にはかなりの不協和音があった様です。
恐らくは、同大臣が進めようとした「戦後レジームの脱却、そして訣別」によって不利益を被る各界の利害関係者による所業ではないかとの見方があり、これが安倍大臣辞任の原因になったとすれば大いに遺憾ですね。辞意表明の次の瞬間、時期首相候補が複数名乗り出た事実もその事と関係があるのかも・・・。
又、日本人拉致問題にしても米合衆国を初め、諸外国の姿勢が変化していて難しい対応を迫られていた様です。これらの難問が短期間に一度に山積し、安倍大臣を追い詰めて行ったのではないかと私は見ています。

安倍大臣は又、前述の健康問題にも直面していて入院の予定とか。こちらの方も「線が細い」などと揶揄されている様ですが批判は簡単・・・ですが。
この1年の問題山積による想像を絶する重圧に、我々は一度思いを致してみると良いと思います。恐らく一般人では絶対に耐えられないレベルではないでしょうか。

今夜の記事を始める前に、北日本のある知友のサイトを訪ねた所、簡単ながら私とほぼ同じ立場=スタンスにて記事を書いていらし、強い共感を受けました。
曰く「今は批判より労いを・・・」
正に「君の言やよし!」ですね。最後に安倍閣下、一言お疲れ様でした。*(日本)*
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