マヨラーはけしからん。
日本の味覚を亡ぼす。
マヨラーとは今更言うまでもないが、どんなものにもマヨネーズをかけて食べる連中のことだ。
彼らは普通では考えられないようなものにまでマヨネーズをかける。
日本料理の巨匠北大路魯山人は、素材そのものの味を大切にする、がモットーの人だった。
筍なら筍そのものの味、鮎なら鮎そのものの味をどう生かすか、どう殺さないかを和料理の基本と説いた。
マヨネーズの味は強い。
素材の味などいっぺんに吹き飛んで、料理全体をマヨネーズの味にしてしまう。
バカかお前らは、とオジさんはマヨラーを激しく罵っていた。
しかし、ある日マヨラー青年がこう言った。
「昔バーやスナックなどで、スルメを軽く焙って細かく裂いてそれにマヨネーズをつけて食べるおつまみがあったって聞きましたけど」
「あった、あった、スルメにマヨネーズって合うんだよね」
「それってマヨラーのはしりじゃないですか」
「…」
まずいなぁ、確かにそのとおりだ。
それまでのマヨネーズに対する人々の考え方は、野菜サラダ専用だった。
なのにスルメにマヨネーズはいかにもピッタリで、何の抵抗もなく世間に受け入れられた。
「だからね、やってみないとわからないものなんですよ」
急に自信がなくなった。
刺身にマヨネーズも漁師たちの間では当たり前の組み合わせだと聞いたことがある。
マグロなどの小さめのやつは脂が少ないので、マヨネーズと醤油で食べるとトロになるとか。
急に迷い始めた。
マヨラーも悪くないのではないか。
エビの天ぷらにマヨネーズというとギョッとするが、エビフライのタルタルソースはマヨネーズだ、と思えばエビ天マヨネーズは当然ありだ。
まさにマヨで迷ってる状態になった。
またしても困った迷ったオジさんなのだ…(*´∀`*)
日本の味覚を亡ぼす。
マヨラーとは今更言うまでもないが、どんなものにもマヨネーズをかけて食べる連中のことだ。
彼らは普通では考えられないようなものにまでマヨネーズをかける。
日本料理の巨匠北大路魯山人は、素材そのものの味を大切にする、がモットーの人だった。
筍なら筍そのものの味、鮎なら鮎そのものの味をどう生かすか、どう殺さないかを和料理の基本と説いた。
マヨネーズの味は強い。
素材の味などいっぺんに吹き飛んで、料理全体をマヨネーズの味にしてしまう。
バカかお前らは、とオジさんはマヨラーを激しく罵っていた。
しかし、ある日マヨラー青年がこう言った。
「昔バーやスナックなどで、スルメを軽く焙って細かく裂いてそれにマヨネーズをつけて食べるおつまみがあったって聞きましたけど」
「あった、あった、スルメにマヨネーズって合うんだよね」
「それってマヨラーのはしりじゃないですか」
「…」
まずいなぁ、確かにそのとおりだ。
それまでのマヨネーズに対する人々の考え方は、野菜サラダ専用だった。
なのにスルメにマヨネーズはいかにもピッタリで、何の抵抗もなく世間に受け入れられた。
「だからね、やってみないとわからないものなんですよ」
急に自信がなくなった。
刺身にマヨネーズも漁師たちの間では当たり前の組み合わせだと聞いたことがある。
マグロなどの小さめのやつは脂が少ないので、マヨネーズと醤油で食べるとトロになるとか。
急に迷い始めた。
マヨラーも悪くないのではないか。
エビの天ぷらにマヨネーズというとギョッとするが、エビフライのタルタルソースはマヨネーズだ、と思えばエビ天マヨネーズは当然ありだ。
まさにマヨで迷ってる状態になった。
またしても困った迷ったオジさんなのだ…(*´∀`*)