暇なのでこんな本読んでた
読んでてウンウンと思ったこと…
世の中にはいろんな趣味嗜好遊び学習というものがあるが、これから先老後のことを考えるともう絶対やらないだろう、いや、やれないだろうな、ということがいっぱいある。
たとえば豪華大型ヨットの甲板にジャグジーを作ってハダカの美女を3人連れてヘネシーをちびりちびり、なんてことは絶対ないだろうな。
あるいはスノボーで雪の急斜面をスイスイ下ってみる、なんてこともないだろう。
さらには宝くじで10億円当てる、ということもないだろうな。
これまで宝くじ買ったことさえないのだから。
まぁ宝くじはその気になればいつでも買えるけど、いきなり一生に一度買った宝くじ一発で10億円当たりはないだろう、たぶん。
そういう「体験せずに死んでいく」のもチト寂しい。
日常的にみんながやっている簡単なことなのに、全く体験していないことがいっぱいある、ということに気がついた。
それじゃぁ死ぬ前にそういうコトを体験したい。
まぁ体験してもすぐに死ぬ必要はないから、簡単にできることからやってみようではないか、というのが話の根っこだ。
たとえば東京でギュウギュウ詰めの朝の通勤電車に乗ってみるプラン。
全く未体験ではないが、遠い昔のことなので忘却の彼方。
ギュウギュウ詰めの人々がみんな無言である、というのは不気味で身体の苦しさももう一度体験してみないとわからない。
社交ダンスというのも一度体験したかったが、まだやったことがない。
ダンス教室に一日入門すれば、何か新しい発見があるかもしれない。
銀座の高級クラブで、ホステスと「銀座の恋の物語」をデュエットしたことがない。
女と一緒にギンコイを歌わずに死んでいくんだ。
選挙に一度も立候補しないで死んでいくのは構わないが、ラーメン大盛り三杯連続食いでタダ、というのにも挑戦せずに死んでいくのは心のこりだ。
二十歳ぐらいのときだったらやったかもしれないが、もうこの歳では無理だ。
そう考えると、何事も人生にチャンスは一度か二度しかないんだな、と思ったりする。
ワケありのいい女と伊豆の温泉に逃避行して、一緒に露天風呂に入るなんてこともなく死んでいくんだ。
いや待てよ、もしかして…こればっかりはチャンスがあるかもね?
一生に一度のチャンスが巡ってきたら逃さないぞぉ~
…ってそんな甘い話あるわけないじゃん。
相変わらずおバカさんねぇ、と誰かが囁く。
新年早々オメデタイオジさんでした。