
11月末とは思えぬ陽気に誘われて、東京は汐留にある「浜離宮恩賜庭園」に行って来ました。かなり久しぶりの訪問です。
リーフレットによれば、かつては徳川将軍家の庭園だったのが、明治維新以降、皇室の離宮となりましたが、終戦後間もない1945年11月3日に東京都に下賜され、整備ののち翌年4月から一般公開されているようです。
太平洋戦争で焦土となった東京。庭園の一般公開は、心傷ついた当時の人々にとって、大きな慰めになったのではないでしょうか?
さて、我が家の近くには残念ながら緑が少なく、時々無性に緑が恋しくなることがあり、電車等で遠出しては、こうした公園に足を運びます。
自然豊かで広大な園内をのんびり散策すると、帰る頃には心が晴れ晴れとします。
人間は、自分は、やっぱり自然の一部なんだなあと実感。
大手門から入って先ず目に留まるのが「300年の松」。何度見ても見事な枝ぶりに感銘を受けます。

横から見ると、その生命力に圧倒される😲。根っこが見えません?!





外国人3人組が園内を巡りながら写真を撮影中。モデルの女性は派手な柄の着物をガウンのように纏い、各所でポーズをとります。
記念撮影と言うよりプロの仕事?立ち入り禁止の芝生ゾーンにもズカズカと足を踏み入れるので、印象が悪い。
こう言う人達って確信犯?が多いから、最近注意するのも面倒臭くて…




秋🍂ですね☺️。






秋🍂ですね☺️。


木の根元に繁茂するのは「ツワブキ」。キク科ツワブキ属に属する常緑多年草です。

ツワブキは主に海岸近くの岩場などに生え、初冬に黄色い花を咲かせると言う。
まさに“浜”離宮らしい植物ですね。そして冬の訪れを告げる花。




「雪吊り」で冬支度も万全です👍。

カモが全員、頭を池に突っ込んでいます。ランチタイムですかね😅。

松の枝ぶりが本当に見事で…見惚れます。


園内には御茶屋も幾つかあるのですが、平日にも関わらずどこも満席で待ち行列が出来ていました。

カモが全員、頭を池に突っ込んでいます。ランチタイムですかね😅。

松の枝ぶりが本当に見事で…見惚れます。


園内には御茶屋も幾つかあるのですが、平日にも関わらずどこも満席で待ち行列が出来ていました。
しかも、道行く人々は海外からの観光客が殆どでした。大手門から来た私達とは逆周りの人が多かったので、おそらく浅草から水上バスで来た方々なのでしょう。
因みに現在、水上バスは「浜離宮」では下船のみで、乗船は出来ないようです。

サギが岩場で微動だにしない。疲れないのかしら…しかし、立ち姿は凛として美しい。

一方、カモ🦆は日に照されて、のんびり休憩中。


サギが岩場で微動だにしない。疲れないのかしら…しかし、立ち姿は凛として美しい。

一方、カモ🦆は日に照されて、のんびり休憩中。

水門。

水門近辺には以下の魚達が生息しているのだとか。

やっぱり秋🍂ですねえ…

園内をぐるりと一周して、大手門に戻ります。

「浜離宮」は徳川将軍家の栄華の一端を今に伝える、手入れが行き届いた美しい庭園ですね。
この園に関わる全ての人々の不断の努力が、調和の取れた日本庭園の美しさを支えているのでしょう。感謝!
ひとつ残念なのは、ベンチの数の少なさ。ベンチが各所にもっと満遍なくあればもっと滞在を楽しめるでしょうに。
美しい景色は出来れば暫くその場で愛でたいですものね。
入園料は大人300円。自販機で購入可能。65才以上の方は窓口で年齢確認の出来る身分証を提示すれば150円になります。コスパ良し👍。
夫は初めてシニアの恩恵に与れたと喜んでいました。
とても楽しい散策でした。
ランチは近くのビル内にある「紅虎餃子房」でいただきました。こちらも久しぶりの訪問。変わらない美味しさに夫婦共に満足☺️。



(了)