着陸間近の機上から見たLAの朝焼け
格安ツアーの弱点は「情報収集」で補う
ANAの出しているツアーは、今まで度々利用して思うに、大手旅行社の出している平均的ツアーよりはホテルのグレードが高く(エアラインの名が廃るような変なホテルは用意しない。たとえ中級ホテルでも、そこの最上の部屋があてがわれる)、その分、価格も割高である。
当初行こうと思っていたANA主催の香港のツアーは、大手旅行社の似たようなツアーと比較検討した結果、やはり価格設定は高めだったが、(1)発着が羽田空港であること、(2)ホテルのグレード、(3)夕刻日本出発、深夜現地到着で、現地滞在時間が長いこと、と言ったアドバンテージで選ぶに至った。しかし、行き先が香港と言うことで、季節柄、台風への懸念が拭えなかった。また特段、香港への執着もなかった。香港と言えば、「グルメやショッピング天国」と言ったイメージがあったことも、私を躊躇させた。
そもそもシルバーウィークに旅行を思い立ったのは、似た名前のゴールデン・ウィークとは比較にならないほど、ツアー代金に割安感があったからである。「どこに行きたい」以前に、「旅行に行きたい」が先立った今回の旅行だった。
結局私はツアー予約を済ませた後も、まだ迷っていた。そして何気なしに覗いた旅行会社のオンライン・ツアーカタログの中で、今回のツアーをたまたま見つけたのである。まだ公開したてを意味する"NEW"の文字が、ツアー名の前に躍っていた。早速、ツアーの詳細を見てみると、日数は2日増えて6日間で、行き先も遥か遠いLAなのに、価格はANAの4日間のツアーと殆ど変わらない。前回の家族揃っての海外旅行も近隣の韓国だったので(ただし、夏休み期間中のハイシーズンに、全行程食事付きで、今回のツアーより、料金は3割高だった)、目先を変えてアジアではないところに行ってみたいという思いも頭の隅にはあった。そこで夫に相談。そして今回のLA初見参となった。
しかし、安いのにはそれなりの理由がある。私は海外旅行で格安ツアーを利用したのは今回が初めてだが、格安ツアーの格安たる所以は、旅行会社がツアー催行のギリギリまで、安いエアラインとホテルの確保に腐心している点ではないかと思う。現に、今回はエアラインこそ最初から大韓航空のLA直行便と決まっていたものの、宿泊ホテルが決まったのはツアー出発の6日前だった。ツアー出発まで10日を切ったのに旅行会社からは何の連絡もなく、ヤキモキした私はとうとう自分から電話をかけてしまった。結局その翌々日にホテル決定の連絡が入った。その宿泊先と言うのが、正直言って、候補ホテル4つの中で一番選ばれて欲しくないホテルだった
と言うのも、2週間ほど前から、今回のエアラインである大韓航空と、宿泊先候補ホテル4つのクチコミ情報を、ネットで散々調べ上げていたからである。情報源はもちろん日本語に限らない。特にホテルに関しては、英語、仏語、独語を、辞書を片手に読みまくった。その結果、最もクチコミ評価が低かったのが、今回宿泊先となったホテルだったのである。ホテル名を聞いた瞬間、そう、ほんの一瞬、私は絶望的になったが、すぐさま気を取り直して、そのホテルで、どうしたら少しでも安全に、快適に過ごせるか、そのホテルから、どうしたら少しでも安全に、効率的に観光地へ行けるか、小さな脳みそをフル回転させて考えた。
ホテルのグレードは、その格式、設備もさることながら、やはり立地で決まる。さらにLAでは、他の先進国の大都市以上に治安の問題が前面に出て来る。
例えば何度か訪ねたことのあるロンドンなどは、メトロやバスなどの公共交通機関が発達していて、しかも比較的安全で(もちろん、時間帯で雰囲気が一変する地域もある)、4年前に行った時も、ウエストエンドで夜ミュージカルを見終えて、当時中学生だった息子と2人で午後10時過ぎにメトロに乗っても全然怖くなかった。日本の首都圏で利用する感覚にほぼ近い。駅に向かう途中も劇場帰りの客が他に大勢いたので、特に不安を感じることはなかった。やはり人通りが絶えないということは、大きな安心材料である。
宿泊先ホテルのロビー。一見広々として、重厚感があって、天窓からの陽射しも心地良いのですが…↓
ところが、今回宿泊したダウンタウン地域は、オフィス街とそれ以外の地域、日中と夜間とでは様相が一変するのである。宿泊したホテル周辺は、さすがに窓や出入り口に鉄格子を設えた店や住宅はなかったが(←こうなると、無知な旅行者が出歩こうものなら、何が起きても不思議ではないらしい)、日中でも人通りの少ない場所だった。日没前になると急ぎ足で歩く人の姿が目立った。クチコミでも何人もの人から指摘があったが、夜間に出歩くのは危険な地域だった。実際、夜間に外からはひっきりなしにパトカーのサイレンが聞こえていたし、一度、悲鳴のような声も聞こえたような気がした(一瞬、耳を疑ったが)。
ホテル周辺のうらぶれた雰囲気、2、3軒先にある飲み物等を売っているミニ商店の佇まいなどが、10年以上前に住んでいたヨルダンのアンマンにそっくりだと、夫が苦笑いをした。ホテル滞在中も、帰国してからも、夫は今回の旅を「米国の光と影の、影の部分をひたすら見た旅だったなあ…」としみじみとした口調で繰り返す。LAの強い陽射しに照射されて、影が色濃く投影されているかのように。光が強ければ強いほど、影の黒さが際立つように。先日、2週間遅れでケーブルテレビのチャンネルで放映された「エミー賞受賞式」を見ながら、夫はこうも言った。「そう、この華やかな光の部分を、僕はLAでついぞ見かけなかったんだ」
ただ、我が家は息子を連れていることもあって(今ではすっかり成長したが)、昔から海外では夜は不用意に出歩かない。早めに外出先で夕食を済ませるか、ホテル内のレストランで食べるか、デリで簡単な総菜を買って来てホテルの部屋で食べるかして、よほど勝手を知っている場所でない限り、日没前にはホテルに戻るようにしていた。幸いなことに、今回LAはサマータイム実施期間中で、午後8時頃まで明るかったし、ホテルに戻ればテレビは多チャンネルだったので、長い夜を退屈することはなかった。
それなりのホテルだから設備にも期待はしていなかったが、冷蔵庫がないのは不便だった。希望すれば1日14$で貸し出してはくれるらしいが、1日14$とはねえ…4泊ともなれば56$。外で何か美味しいものを食べた方がまだましだと思った。今回のエアライン&ホテルのパックツアーで、ホテルのグレードがもうひとつ上のコースがあったが、そこで指定された3~4ツ★ホテルも「冷蔵庫なし」、とクチコミ情報にはあったので、室内に冷蔵庫がないのはそれほど珍しいことではないのだろうか?夜間、何か冷たい飲み物を飲みたいと思って、エレベーター近くに設置された自販機で飲み物を買おうとしたが、壊れていて使えなかった。冷蔵庫を設置しないのなら、自販機くらい使えるようにして欲しいものだ。
とは言いつつも、ホテル自体にはクチコミの酷評ほどには悪い印象を覚えなかった。あまりの酷評に覚悟を決めて、或いは何も期待しないで泊まったからなのか。また、チェックイン時に、ツアーガイドがホテル側と交渉して、フロアで一番広い部屋を用意してくれたことも良かったのかもしれない。古いホテルだけに、宿泊候補のホテルの中では最も部屋が広かったようだ(だから、このホテルが選ばれた?!)。カーテンがどういうわけだか開閉しづらいとか、浴室のシャワーヘッドが壁に固定式だとか、エアコンの温度設定の微調整が効かないとか言う多少の不便はあったが、壁紙や床の絨毯を張り替えたのか、クチコミで酷評されていたようなシミや穴はなかった。毎朝、ベッドメイキングもきちんとしてくれて、毎夕部屋に戻って来るとこぎれいに片付いていた。
クチコミ情報は、ことホテルの全体的な印象に関しては投稿者の主観で書かれたものが多く、その投稿者の判断軸のようなものは、読み手には不明である。つまり投稿者が普段どんなグレードのホテルに泊まっているのかは知りようがないから、どのグレードとの比較対象なのかも読み手にはわからない。ホテルのクチコミ情報では、やはりホテル周辺の様子や観光地へのアクセス方法など、実体験に基づいた具体的事実を描写した記述が参考になる。そして書き手の属性(年齢や性別や利用目的など)が、自分により近いクチコミ情報の方が役立ったように思う。多少参考にはしても、そのまま鵜呑みにしない。それがクチコミ情報の利用方法だろうか?
それからホテル周辺情報のイマドキのチェック方法と言えば、グーグルのストリート・ビュー機能もオススメ。ホテルの住所を入力すれば、現地の写真が表示され、自分があたかも現地にいるかのように360度周辺を見回すことができる。これも現代ならではの情報収集方法だと思う。他にロスアンゼルス警察の公式HPにアクセスして犯罪ハザードマップも見ようと思ったが、これはなぜか見られなかった。他に外務省の海外治安情報などもシッカリ読んだ。
とにかくLAでレンタカーを借りずに、限られた予算で旅行を楽しみたいなら、観光地など、行きたい場所へのホテルからのアクセス方法はさまざまな角度から検討するに限る。ダウンタウンには見るべきものがないから宿泊先として勧めない、との声もあるが、格安パックツアーで用意されるホテルは大抵ダウンタンのホテルなのである。そして意外にも、公共交通機関利用を考える旅行者にとって、オフィス街への通勤の足であるメトロやバスが利用できるのは、ダウンタウンならではの利点だと思う。モノは考えようだ。
いざ宿泊先が決まったら、宿泊ホテル最寄りのバス停、メトロの駅(さらに、どの路線が走っているか?)の位置は真っ先に確認するべきだし、タクシー(すぐに捕まえられるか?安全か?料金システムなど)や、現地ツアー会社が提供しているオプショナルツアーや定額タクシーの利用の検討など、さまざまなアクセス方法が考えられる。我が家も自分の手持ちの予算と相談しながら、目的地、時間帯に応じて交通手段を使い分けた。
格安ツアーの弱点は「情報収集」で補う
ANAの出しているツアーは、今まで度々利用して思うに、大手旅行社の出している平均的ツアーよりはホテルのグレードが高く(エアラインの名が廃るような変なホテルは用意しない。たとえ中級ホテルでも、そこの最上の部屋があてがわれる)、その分、価格も割高である。
当初行こうと思っていたANA主催の香港のツアーは、大手旅行社の似たようなツアーと比較検討した結果、やはり価格設定は高めだったが、(1)発着が羽田空港であること、(2)ホテルのグレード、(3)夕刻日本出発、深夜現地到着で、現地滞在時間が長いこと、と言ったアドバンテージで選ぶに至った。しかし、行き先が香港と言うことで、季節柄、台風への懸念が拭えなかった。また特段、香港への執着もなかった。香港と言えば、「グルメやショッピング天国」と言ったイメージがあったことも、私を躊躇させた。
そもそもシルバーウィークに旅行を思い立ったのは、似た名前のゴールデン・ウィークとは比較にならないほど、ツアー代金に割安感があったからである。「どこに行きたい」以前に、「旅行に行きたい」が先立った今回の旅行だった。
結局私はツアー予約を済ませた後も、まだ迷っていた。そして何気なしに覗いた旅行会社のオンライン・ツアーカタログの中で、今回のツアーをたまたま見つけたのである。まだ公開したてを意味する"NEW"の文字が、ツアー名の前に躍っていた。早速、ツアーの詳細を見てみると、日数は2日増えて6日間で、行き先も遥か遠いLAなのに、価格はANAの4日間のツアーと殆ど変わらない。前回の家族揃っての海外旅行も近隣の韓国だったので(ただし、夏休み期間中のハイシーズンに、全行程食事付きで、今回のツアーより、料金は3割高だった)、目先を変えてアジアではないところに行ってみたいという思いも頭の隅にはあった。そこで夫に相談。そして今回のLA初見参となった。
しかし、安いのにはそれなりの理由がある。私は海外旅行で格安ツアーを利用したのは今回が初めてだが、格安ツアーの格安たる所以は、旅行会社がツアー催行のギリギリまで、安いエアラインとホテルの確保に腐心している点ではないかと思う。現に、今回はエアラインこそ最初から大韓航空のLA直行便と決まっていたものの、宿泊ホテルが決まったのはツアー出発の6日前だった。ツアー出発まで10日を切ったのに旅行会社からは何の連絡もなく、ヤキモキした私はとうとう自分から電話をかけてしまった。結局その翌々日にホテル決定の連絡が入った。その宿泊先と言うのが、正直言って、候補ホテル4つの中で一番選ばれて欲しくないホテルだった
と言うのも、2週間ほど前から、今回のエアラインである大韓航空と、宿泊先候補ホテル4つのクチコミ情報を、ネットで散々調べ上げていたからである。情報源はもちろん日本語に限らない。特にホテルに関しては、英語、仏語、独語を、辞書を片手に読みまくった。その結果、最もクチコミ評価が低かったのが、今回宿泊先となったホテルだったのである。ホテル名を聞いた瞬間、そう、ほんの一瞬、私は絶望的になったが、すぐさま気を取り直して、そのホテルで、どうしたら少しでも安全に、快適に過ごせるか、そのホテルから、どうしたら少しでも安全に、効率的に観光地へ行けるか、小さな脳みそをフル回転させて考えた。
ホテルのグレードは、その格式、設備もさることながら、やはり立地で決まる。さらにLAでは、他の先進国の大都市以上に治安の問題が前面に出て来る。
例えば何度か訪ねたことのあるロンドンなどは、メトロやバスなどの公共交通機関が発達していて、しかも比較的安全で(もちろん、時間帯で雰囲気が一変する地域もある)、4年前に行った時も、ウエストエンドで夜ミュージカルを見終えて、当時中学生だった息子と2人で午後10時過ぎにメトロに乗っても全然怖くなかった。日本の首都圏で利用する感覚にほぼ近い。駅に向かう途中も劇場帰りの客が他に大勢いたので、特に不安を感じることはなかった。やはり人通りが絶えないということは、大きな安心材料である。
宿泊先ホテルのロビー。一見広々として、重厚感があって、天窓からの陽射しも心地良いのですが…↓
ところが、今回宿泊したダウンタウン地域は、オフィス街とそれ以外の地域、日中と夜間とでは様相が一変するのである。宿泊したホテル周辺は、さすがに窓や出入り口に鉄格子を設えた店や住宅はなかったが(←こうなると、無知な旅行者が出歩こうものなら、何が起きても不思議ではないらしい)、日中でも人通りの少ない場所だった。日没前になると急ぎ足で歩く人の姿が目立った。クチコミでも何人もの人から指摘があったが、夜間に出歩くのは危険な地域だった。実際、夜間に外からはひっきりなしにパトカーのサイレンが聞こえていたし、一度、悲鳴のような声も聞こえたような気がした(一瞬、耳を疑ったが)。
ホテル周辺のうらぶれた雰囲気、2、3軒先にある飲み物等を売っているミニ商店の佇まいなどが、10年以上前に住んでいたヨルダンのアンマンにそっくりだと、夫が苦笑いをした。ホテル滞在中も、帰国してからも、夫は今回の旅を「米国の光と影の、影の部分をひたすら見た旅だったなあ…」としみじみとした口調で繰り返す。LAの強い陽射しに照射されて、影が色濃く投影されているかのように。光が強ければ強いほど、影の黒さが際立つように。先日、2週間遅れでケーブルテレビのチャンネルで放映された「エミー賞受賞式」を見ながら、夫はこうも言った。「そう、この華やかな光の部分を、僕はLAでついぞ見かけなかったんだ」
ただ、我が家は息子を連れていることもあって(今ではすっかり成長したが)、昔から海外では夜は不用意に出歩かない。早めに外出先で夕食を済ませるか、ホテル内のレストランで食べるか、デリで簡単な総菜を買って来てホテルの部屋で食べるかして、よほど勝手を知っている場所でない限り、日没前にはホテルに戻るようにしていた。幸いなことに、今回LAはサマータイム実施期間中で、午後8時頃まで明るかったし、ホテルに戻ればテレビは多チャンネルだったので、長い夜を退屈することはなかった。
それなりのホテルだから設備にも期待はしていなかったが、冷蔵庫がないのは不便だった。希望すれば1日14$で貸し出してはくれるらしいが、1日14$とはねえ…4泊ともなれば56$。外で何か美味しいものを食べた方がまだましだと思った。今回のエアライン&ホテルのパックツアーで、ホテルのグレードがもうひとつ上のコースがあったが、そこで指定された3~4ツ★ホテルも「冷蔵庫なし」、とクチコミ情報にはあったので、室内に冷蔵庫がないのはそれほど珍しいことではないのだろうか?夜間、何か冷たい飲み物を飲みたいと思って、エレベーター近くに設置された自販機で飲み物を買おうとしたが、壊れていて使えなかった。冷蔵庫を設置しないのなら、自販機くらい使えるようにして欲しいものだ。
とは言いつつも、ホテル自体にはクチコミの酷評ほどには悪い印象を覚えなかった。あまりの酷評に覚悟を決めて、或いは何も期待しないで泊まったからなのか。また、チェックイン時に、ツアーガイドがホテル側と交渉して、フロアで一番広い部屋を用意してくれたことも良かったのかもしれない。古いホテルだけに、宿泊候補のホテルの中では最も部屋が広かったようだ(だから、このホテルが選ばれた?!)。カーテンがどういうわけだか開閉しづらいとか、浴室のシャワーヘッドが壁に固定式だとか、エアコンの温度設定の微調整が効かないとか言う多少の不便はあったが、壁紙や床の絨毯を張り替えたのか、クチコミで酷評されていたようなシミや穴はなかった。毎朝、ベッドメイキングもきちんとしてくれて、毎夕部屋に戻って来るとこぎれいに片付いていた。
クチコミ情報は、ことホテルの全体的な印象に関しては投稿者の主観で書かれたものが多く、その投稿者の判断軸のようなものは、読み手には不明である。つまり投稿者が普段どんなグレードのホテルに泊まっているのかは知りようがないから、どのグレードとの比較対象なのかも読み手にはわからない。ホテルのクチコミ情報では、やはりホテル周辺の様子や観光地へのアクセス方法など、実体験に基づいた具体的事実を描写した記述が参考になる。そして書き手の属性(年齢や性別や利用目的など)が、自分により近いクチコミ情報の方が役立ったように思う。多少参考にはしても、そのまま鵜呑みにしない。それがクチコミ情報の利用方法だろうか?
それからホテル周辺情報のイマドキのチェック方法と言えば、グーグルのストリート・ビュー機能もオススメ。ホテルの住所を入力すれば、現地の写真が表示され、自分があたかも現地にいるかのように360度周辺を見回すことができる。これも現代ならではの情報収集方法だと思う。他にロスアンゼルス警察の公式HPにアクセスして犯罪ハザードマップも見ようと思ったが、これはなぜか見られなかった。他に外務省の海外治安情報などもシッカリ読んだ。
とにかくLAでレンタカーを借りずに、限られた予算で旅行を楽しみたいなら、観光地など、行きたい場所へのホテルからのアクセス方法はさまざまな角度から検討するに限る。ダウンタウンには見るべきものがないから宿泊先として勧めない、との声もあるが、格安パックツアーで用意されるホテルは大抵ダウンタンのホテルなのである。そして意外にも、公共交通機関利用を考える旅行者にとって、オフィス街への通勤の足であるメトロやバスが利用できるのは、ダウンタウンならではの利点だと思う。モノは考えようだ。
いざ宿泊先が決まったら、宿泊ホテル最寄りのバス停、メトロの駅(さらに、どの路線が走っているか?)の位置は真っ先に確認するべきだし、タクシー(すぐに捕まえられるか?安全か?料金システムなど)や、現地ツアー会社が提供しているオプショナルツアーや定額タクシーの利用の検討など、さまざまなアクセス方法が考えられる。我が家も自分の手持ちの予算と相談しながら、目的地、時間帯に応じて交通手段を使い分けた。