タイトル写真は南房総国定公園 白浜野島崎園地内にある「野島埼(のじまざき←なぜか、埼玉の埼で"ざき")灯台」です。
右手に鎮座するのは野外彫刻、梅田勝裕作《砂の女トルソ NO.2》。
「誕生寺」を訪れた後は1時間ほど海岸線沿いの道を走って次の目的地の「野島埼灯台」へ。
この灯台は断崖絶壁に立つでもなく、人里離れた淋しい場所にでもなく、寧ろ街に近接して立っており、比較的気軽に行ける灯台と言えるでしょう。
房総半島最南端の岬に立つ八角形の灯台。全国に16しかない「のぼれる灯台」のひとつで、明治2年(1869年)日本で2番目に点灯した歴史ある灯台(因みに1番目は対岸の観音崎灯台)でもあります。
灯台から徒歩10分程の国道沿いに無料の駐車場もあります。一帯には磯料理店等が軒を連ねています。
資料館込みで参観寄付金(中学生以上)300円(2023年5月現在)。
地上からの高さ29m。平均水面上から灯火まで36m。地上から灯火まで24m。白色塔形のコンクリート造。
展望デッキまで行くには77段のらせん階段を上った後、さらに城の天守閣にあるような梯子を2本(小柄な人でも頭上に注意!)上る必要があります。因みに階段には10段ごとに数字が表示されているので、その段数の積算を励みに上れば77段なんて屁でもありません…たぶん😅。
前日の「鋸山」に比べればね…屋内の階段77段なんて…😂 。
地上から24m?の高さにある展望デッキからの眺めは、天気が良ければ最高です!雄大な外洋の太平洋を一望出来ます。遠目には大型船の船影も。
太平洋の荒波を受けて形作られた海岸の険しい岩々。以前、美術館で見た千葉の海を描いた油彩画そのままの海と岩の色合いと形態でした。
地球の丸さを実感できる水平線。
房総半島の沿岸には幾つもの灯台があります。その中で野島埼灯台は最南端に位置する灯台。この灯台からの光(15秒毎に1閃光)は17海里(約31km)先まで到達し、船の航行の安全を守っています。
灯台のレンズ。15秒毎に1回白い光を放つ。
一帯は国定公園として整備されており、海沿いの散策を楽しめます。奇岩もあって見応えあり。
一帯は国定公園として整備されており、海沿いの散策を楽しめます。奇岩もあって見応えあり。
灯台にはアートもよく似合う。野外彫刻は梅田勝裕作《砂の女トルソ NO.1》
「房総半島最南端の地」碑を囲んで、ハイ、ポーズ。この「最南端の」や「最北端の」と言った石碑の横で記念撮影するのが大好き😁。
自然の手になる岩の造形が本当に面白い!比較的平らな大岩の上に2〜3人掛けのベンチもありました。しかし、登るのは至難の技?
これは「白ハマナス」ですかね?蜜の香りに誘われて、何匹ものミツバチがブンブン飛んでいました。
日本の温暖な地ならではと言うか、松と椰子の併存が絵面として面白いです。
「白浜野島崎園地」の看板が素敵です😍
ちょっと遅めのランチですが、せっかく”海”のイメージの強い房総に来たので私達は寿司が食べたい!(「浜焼き」は既に体験済み)と言うことで、ネットで検索して見つけたJR館山駅近くの「寿し甚(すしじん)」でランチ😋 。
地元タウン誌によれば創業50年を超える老舗だそうで、確かに年季の入った設えでした。分厚い「出前帳」のファイルもありましたね☺️。
道路を走る車へのアピール優先で?…
正面からは看板が見辛いせいか、寿司店とは分かり難い店構え💦。正面から向かって右側に数台停められる駐車場有り。
夫と息子は地元料理「なめろう」を焼いた「さんが焼き」と「あら汁」の付いた「寿し甚ランチ」(1,950円)、私はあら汁のついた「上寿し」(2,500円)を食べました。加えて夫は大瓶ビール1本(750円)+お通し(300円)?計7,450円也。
「なめろう」は漁船の上で獲ったばかりの魚を叩いて味噌と薬味を合わせた房総発祥の漁師料理で、性質上日持ちがしない為、漁師が山仕事に行く時に大葉に挟んで焼いて持っていったのが「さんが焼き」の始まりらしいです。一個息子からお裾分けして貰いましたが、旨味たっぷりな魚のハンバーグと言った感じ☺️。
寿司は全て美味しくいただきました👍。「あら汁」も美味。ご馳走様でした☺️。
噂の「さんが焼き」とかぼちゃの煮物。
広めのカウンターは11席、テーブル30席で、板前さんも3人。法事でもよく利用される、地元で昔から愛されている寿司店のようです。
扱っているのは寿司だけでなく地元料理を中心に天ぷらなども。メニューには「くじらのたれ」なんて料理もありましたね。どんな料理なんだろう?
ひとつ難点を言えば、トイレの使い勝手かな?とにかく古くて狭い。我が家のお嫁さん(医療関係者)のような潔癖症の人は閉口するかも。
でも寿司そのものは、ここでしか味わえない美味しさだと思います。コスパ良し👍。
帰りは東京湾アクアラインの混雑を見越して、前日訪れた「三井プレミアム・アウトレット木更津」へ再び向かい、そこで"アイスクリーム休憩"を取ることにしました。
それで、フードコートにあった某有名牧場の店でアイスクリームを注文したのですが、家族の誰もが声を揃えて「なんか物足りない味。味にコクがない。」と。フードコートに出店する"有名店あるある"でした😅。
見た目は美味しそうなんですけね。見掛け倒しでした😩。
また、翌朝に食べる食パンがないと言うことで、同じくフードコートにあった広尾の有名パン屋さんで食パンと1番人気の菓子パンを購入してみました。お値段それなりに高価でしたが、良い材料を使っているのか、とても美味しかったです☺️。
「アクアライン」に向かう頃には日も落ちて暗くなり、不慣れな道で入る所を間違えて引き返したり、地元民しか通らないような集落内の道に迷い込んだり…😅。
しかし、事前に入手した渋滞情報ほどアクアラインは渋滞しておらず、却って紆余曲折したことが奏功して、渋滞を回避出来たと思えなくもない😁。
そんな帰路でした☺️。
今回、GWに単身帰省すると言う息子を訝った私でしたが、聞けば医療関係者のお嫁さんはGWにあまり関係の無い勤務スケジュールだそうで、日頃実両親を放置している(笑)罪滅ぼしのつもりで?、息子は私達を1泊2日の旅行に誘ったのかなと、後になって思い至りました😅。
まだ子どものいない気楽さなのか、息子は我が家で1泊したのち、新入社員時代、工場研修で数ヶ月滞在した浜松に向けて出発しました。
よりによって今年は「浜松まつり」に大河ドラマで主役の松潤が訪れると話題の浜松に…😩。
無謀な息子のひとり旅は、浜松で旧友と再会後1泊して、翌日の午後から北関東の自宅まで戻るのに予想通り大渋滞に嵌まって、途中休憩を挟んだとは言え9時間もの長時間ドライブ😫 と言う結果をもたらしました。
今回の息子の気遣いには感謝しつつも、相変わらず後先考えない彼の無謀さには、無事北関東の自宅に辿り着くまでは気が気でなかった親としては、只々腹が立つのであります😡。
お嫁さんにもあまり心配をかけないで欲しいな。まだ自分の子どもがいないので、大人になりきれていないんでしょうかね?
それとも、ずっとこのままなのか?
とまれ、1泊2日の南房総ドライブ旅行は順調過ぎるくらい順調で、とても楽しく充実したものとなりました👍。
とっくの昔に自家用車を手放した我が家にとって、南房総を周遊なんて夢のまた夢でしたから…
息子に、お天気に、そして南房総の豊かな自然とその恵みに、感謝ですね☺️。
(了)
外房の寿司屋さん、昼の営業時間が2時とか2時半まで、また不定休の店が多く、幾つか当たって店頭まで行って閉まっていた店などもあり、館山駅近くの「寿し甚」さんに漸く辿り着きました。
最近には珍しく瓶ビールは大瓶で、夫が喜んでおりました。
漁港近くの焼き肉屋さんも、漁師さん達の要求に合わせて美味しいものしかないと言うのも面白いです。次回外房に行く機会があれば是非!
「寿し甚」さん、食べログで3.2の評価で、食べログはなんて辛口評価なんだと思いましたよ。私的には5点満点で4はあげますよ。
小豆島から今度は千葉(*≧∀≦*)
しかも大好きな海。景色も綺麗。
家族で楽しくめちゃ癒されたと☺️
そして!!!
板前さんが握るお寿司。
最高しかない😆
ステキな思い出ができて
本当に良かったです(*´∀`*)
テル
お忙しい中、コメントをありがとうございます。
息子は職場が北関東にあり、就職してからはずっとそこに住んでいます。お嫁さんもそこで見つけて、土地も買い、近々家を建てるようです。
今回はお嫁さんが医療関係者でGWも休みが取れないことから、息子だけ帰省して、親子3人での南房総ドライブ旅行となりました。
久しぶりの親子水入らずの旅行で、素晴らしい景色を堪能し、心地よい汗もかき、その土地の美味しいものもいただけて大満足の旅でした☺️。
テルさんは普段から家族サービスに熱心ですが、今回も京都を楽しまれたようですね。
引き続きお身体に無理のない範囲で、ご家族と共に素晴らしい体験を重ねられますように❗️