はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

陶芸体験教室 その2

2007年09月28日 | 文化・芸術(展覧会&講演会)
 昨日は、試写会が主催者の不手際(段取りの悪さ)で1時間遅れの上映開始となり、おかげで帰宅したのは午後11時半近くでした。あまり眠れないまま今朝は5時半頃起床して、家族を送り出した後、陶芸体験教室へ行きました。

素焼きの段階の作品たち

 今日は素焼きの作品に釉薬をかける日です。自分の作品を見るまでは「割れてはいないか?」「反ってはいないか?」「ヒビが入ってはいないか?」と心配でなりませんでした。ドジな私のことですから、作業工程のひとつやふたつ抜かしていてもおかしくないのです。

 しかし、そんな心配は幸いにも杞憂に終わり、2枚の丸皿の内1枚は微妙に楕円がかっていますが、まあご愛嬌の範囲内(笑)。


 左から①土で形成(2週間前)、②素焼きの状態、③施釉した状態です。②と③の違いは、この解像度では分かりづらいですが(苦笑)。施釉の前に絵付け(下絵付け)もしました。それぞれの皿に呉須(ごす/酸化コバルト⇒青い発色)とベンガラ(酸化第2鉄⇒茶色い発色)を使って、「笑門」「来福」と書き込みました。

 施釉とは、さまざまな釉薬(10種以上!)の中から好みの色合いに仕上がる釉薬を選び、それが入ったバケツに3秒ほど素焼き状態の陶器を浸す作業です。私は絵付けの字が映えるように、ペールカラーの「松灰(マツハイ)」と「土灰(ドバイ)」を選びました。釉薬は細かい灰を水に溶かしたものなので、ちょうど水溶き片栗粉のような状態になっています。放っておくとすぐに灰が底に沈殿するので、棍棒で攪拌してから使用します。陶器の底の部分についた釉薬はきちんと取り除かないと焼成の時に台の部分に陶器が貼り付いてしまうので、台所用スポンジを使って水で丁寧に余分な釉薬を取り除きます。

 反省点としては、絵付けの際にもっと大胆な筆運びで字を書けば良かったな、ということ。こういうところでセンスのなさ、小心者なのがバレる(^_^;)。陶芸には幾つもの工程がありますが、細心の注意を払ってしなければならない工程が多いかと思えば、時には大胆さも必要とされる点が面白いなと思いました。そして焼成の段階では作り手の力の及ばない偶然性?も加味される。10月15日以降に焼き上がりの予定ですが、どんな作品に仕上がるか、今から楽しみです。

施釉を終えた作品たち。個性的な面々です(^_^)

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