はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

意外だ!落語家編

2005年12月01日 | はなこのMEMO
笑うこと。これは人間にとって大切なことなんだそうだ。
私は医者ではないので、難しいことはわからないが、
笑うことで、ナチュラル・キラー細胞が体内で活性化して、
細菌・ウィルスへの抵抗力を高めるのだそうだ。


「疲れた」「何か楽しいことはないか」を
ことあるごとに口にし、気難しい顔をしている夫にも、
私は上述の講釈をして、盛んに笑うことを勧めている。

偶然、というか、やっぱり自然の摂理というか、
笑いを求めて寄席に行ったりするのも、
我が家の家族をあげての趣味のひとつ。
立川談志、志の輔、最近では小朝の独演会にも
足を運んだりする。

落語だけでなく、”いろもの”ももちろん好き。
当代林家正楽(紙切り芸)の襲名披露興行も、
雨の中1時間以上並んで、上野・鈴本演芸場の、
高座正面の席をゲットして見た。
食い入るように手先を見つめられて、
正楽もさぞかしやりにくかったに違いない(^_^)

小朝にはファンレターまで送ってしまったよ(爆)。
その小朝が、姻戚関係を結んでいる林家一門と、
先日「ネプリーグ」という番組に出演した。
これはご存じの方も多いと思うが(?)、
お笑いタレント、ネプチューンとゲストが
ゲーム形式のクイズで競うというものだ。

この番組の中に「漢字」の読みを競う種目がある。
比較的優しい漢字、熟語の読みから、難読熟語、
独特の地名まで。
そこで言葉(厳密には噺)のプロであるはずの落語家の
意外な弱点が発覚した。
漢字が読めないのだ。
林家ペーや一平ならわかる。
正蔵、小朝までもが撃沈なのだ。

驚いた。しばらく考えて、はたと思いついた。
彼らは耳学問なのだ。たぶん
小朝は子供の頃、祖父や親に連れられて寄席に通い、
いつの間にか落語を覚えてしまったという逸話がある。
意外に本を読んでいないのかもしれない。

我が息子は学校で、漢字検定に向けての小テストを
毎週受けているので、漢字の読みが案外得意だ。
「え~、噺のプロなのにこんな漢字も読めないの?」と
先日はいささか自慢げだった。

本当に意外だった。
だからと言って、彼らの噺家としての腕を
見下げることはないけれど。
ただ、時々フジテレビのアナウンサー連が
同様のクイズに挑戦するが、若いバラドルアナはともかく、
管理職クラスまで、まるでダメなのはいただけない。
友人は「わざとウケ狙いで間違っているのよ。
デキルと思われている人がデキナイ、
ということで、視聴者を喜ばせる。テレビ局の作戦よ」
と言うのだが・・・・・・ホントかいな?
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 空き缶のポイ捨て★皆の問題 | トップ | 私のこの1枚~『北斎展』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。