はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

サイレント・ヒル

2006年07月19日 | 映画(2005-06年公開)
 
ゴーストタウンと化したサイレント・ヒルを包むのは
濃い霧ではなく…
 

先週のレディースデイに見たのが報告遅くなりました。
タイトルのサイレント・ヒルとは、廃墟と化した町の名前。
幼い娘の奇行(夢遊病?)に悩み、
娘が時折口走る「サイレント・ヒル」と言う町に
何か解決の糸口が見つかるのではと考え、
母娘はその町へと向かう…
不可思議な世界と、謎解き。
暑さ凌ぎの恐怖を味わう1本として、
夏の定番とも言うべき
サスペンス・ホラー作品ですね。

前の席で見ていた女子高校生は上映終了後
「こわかったぁ~」と言いながら席を立ち、満足げでした。 

本作は世界で500万個以上売れたという日本製ゲームソフト
『サイレント・ヒル』を元に作られた映画らしい。
日本製ゲームソフトの映画化として先行した
『バイオ・ハザード』は、
主演にミラ・ジョボヴィッチを迎えて大ヒットを記録し、
続編まで作られましたが、さて、本作はどうでしょう?
映画評は2、3見た限りでは好評でしたが、
ターゲットとしては、ゲーム世代、オモシロ&怖いモノ
好きな10~20代でしょうか?

正直言って、私のようなオバチャンにはあまりピンと来ない
怖さかもしれない。

原作ゲームのファンなら文句なく、
その世界観を楽しめる仕上がりになっているのでしょうか?
映像自体は、欧米の気鋭クリエーターが結集して
作り上げただけあって、最高水準でしょう。
原作ゲームをそのまま実写映像化したのであれば
(公式サイトによれば、主人公を父親から母親に替えた
と言った設定の変更はあったようです。今回はこれが奏功?)、
原作コンセプトの完成度の高さにはなかなかの水準を感じ
ます。過去の映像作品等からかなり学んだ跡が見られる。
下手なシナリオよりよほど練られたストーリーだと思います。
見ている間に、これが元はゲームソフトであったことを
忘れてしまう(或いは、イマドキの映画がゲーム・ソフト
に歩み寄っていると言えるのか?最近の、特に若者向けの
作品にはロール・プレイング・ゲーム的な展開の
ストーリーが多いような気がします)



パッと見、安室奈美恵似のジョデル…

娘役のジョデル・フェルランドは第二のダコタ・ファニング
と言われるほどの期待の子役らしく、
テリー・ギリアム監督の最新作
『ローズ・イン・タイドランド』でも
主演を務めているのだとか。

↓公式サイトを以下に貼り付けます。
作り手の、じっくり見せたい気持ちは解らなくもないですが、
少しレスポンスが遅すぎますね。
サーっと見たい向きにはイライラする遅さかも。

『サイレント・ヒル』公式サイト

それにしても、今夏、見応えのある1本に
果たして出会えるでしょうか?
どうもラインナップを見ると、
食指を動かされる作品がないのです。
特に洋画が壊滅的…?!
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