一面トップに「昭和天皇が不快感」という大見出し。
1988年当時の宮内庁長官が残した天皇陛下の発言メモに、
「靖国神社へのA級戦犯への合祀に、
天皇陛下が不快感を持っておられた。
参拝を中止されたのもそれが理由」
といった旨が記されていたらしい。
日経のスクープのようです。
最近、日経が「昭和史検証(特に先の大戦)」
キャンペーンを行っているなあ…
と気になっていたのですが、すべては、
このスクープ記事の伏線だったのでしょうか?
この発言がなされた1988年4月28日、
私はイタリアで新婚旅行を楽しんでいました(^_^;)。
この年に昭和天皇が体調を崩され年明けに崩御されるまで、
国全体が万事自粛ムードに覆われた年だったのが、
改めて思い出されます。
個人的には幸せいっぱいの一年だったのですけどね。
昨年には戦後60年を迎え、人間で言えば還暦の年。
改めて先の戦争を振り返る機運の高まりがあるとも言えます。
もちろん今や年中行事の如く、
8月の原爆忌、終戦記念日を控えて、
新聞各紙では戦争関連の記事が増える時期でもありますが、
経済という側面から日本を捉える日経という新聞の性格上、
小泉首相が任期満了で勇退するのを見据えて、
「日中関係を何とかしたい」という
経済界の意向を汲んだキャンペーンなのかな?
と私は見ています(って実は周知の事実なのかな?)。