
どこまでも高く、広く、
青かった…
LAで視覚的に一番鮮烈だったのは、空の青さだ。ロスアンゼルス国際空港(LAX)から直行したカリフォルニア有数のビーチ、サンタモニカでは、数十キロにも及ぶと言う白い砂浜と雄大な太平洋と広大な青空が迎えてくれた。日本では見ることのない、いかにも大陸的なスケールのビーチだ。平日の午前、海水浴シーズンを終えたこのビーチリゾートを、開放的な雰囲気の中で、タンクトップにショートパンツ姿の老若男女が徒歩や自転車で行き交う。灼熱の陽射しはまだ肌に痛いくらいだが、寒流が通ると言う海は既に秋を迎えて、人(海水浴客)を寄せ付けない冷たさらしい。
とにかく空の青さが鮮烈で、陽射しの強さと共に私の目には眩し過ぎるくらいだった。おそらく私の記憶の中で、LAの色彩とは、この空の青さそのものだろう。