はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

ほんのもう少し先の"未来"を見据えて…

2016年08月04日 | はなこ的考察―良いこと探し
 何かしら行動する時、ほんのもう少し先の"未来"を見据えて、行動した方が良いのではないかと思う。

 例えば、私の住むコミュニティでは、毎日曜日に古段ボールや古新聞や古着の廃品回収を行っているのだが、私は住民の廃品の出し方が気になって仕方がない。

 廃品回収業者が町内を2トントラックで周って、各ゴミ集積所で廃品を回収することになっているが、観察すると、種別ごとに回収している。

 例えば、1台のトラックに段ボールのみ積んで、荷台が満杯になったら、リサイクル工場に運ぶ。町内の各集積所のダンボールがなくなるまで、それを繰り返す。ダンボールが終われば、次は古新聞と…

 しかし、ゴミ集積所では、各々の住民が何も考えずに適当に廃品を置いている。段ボールはひもで結わえてすらいなかったりする。

 業者の回収方法を見れば、ゴミ集積所でも、廃品をきちんと種別ごとに分類して置いた方が効率的だし、業者も助かるだろう。

 以前はこの廃品回収を、地元の建設業者がトラックを出して、子供会の役員が月に一度行っていた。私も役員を務めた数年間、ほぼ毎月、春夏秋冬、町内を練り歩いて、廃品をトラックに積む作業を行った。

 だから、その作業の大変さが分かるのだ。特にこの暑い時期は体力の消耗が激しい。

 確かに業者は仕事でやっているのかもしれない。しかし、そうだとしても、少しでもその負担を軽くする気遣いが、廃品を出す側にあっても良いのではないかと思う。

 だから、せめて私が利用する集積所ぐらいは分類しておこうと、廃品を出すついでに、てんでバラバラに置かれた状態の集積所の廃品を、種別ごとにまとめ直している。

 ひとりでも多くの人が、自分の行動の先を見据えて、現時点で自分がどうふるまうべきか、どう行動すべきか考えるのは大事なことだと思う。そうすればきっと、社会はより快適になる。生き易くなる。後先考えずに何でもやりっぱなしではいけないと思う。


 このことは、女子トイレでの待ち行列(女性は身体の構造上、どうしてもトイレが近くなってしまい、女子トイレは常に混雑しがちだ)の並び方にも通じるところがある。

 限られた空間の中で、トイレから出て来る人の動線を妨げずに並ぶには、どうしたら良いのか、列の先頭の人は考える必要がある(もし待ち行列が手洗い場への道筋を塞いでいたら、私はできる限り先頭の人に声をかけるようにしている)。待ち行列の人のほんのちょっとの気遣いで、誰もが気持ちよくトイレを利用できるようになるのだ。

 狭い歩道や通路で、どのように歩いたら、前から来る人、後ろから迫る急ぎの人の邪魔にならないのか、友人や家族と歩きながらも、少しでも気遣いの出来る人間でありたいと思う。

 人の迷惑も考えず、横に広がってダラダラ歩くのはもってのほかである。

 
 ほんの少しでも想像力を働かせて行動したい。 
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