自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

二度目の挑戦…🐣

2024年06月10日 17時53分41秒 | 日常生活

コケッツのお話。


まだ雪も残るある晩、小屋の中の鉄網の扉を閉め忘れてしまったのですが、
そのときにテン?イタチ?の襲撃をうけてしまい、オス・メスの2羽を残し、
死なせてしまいました…

それ以降、扉は必ず閉めるようにし、
雪もとけ、やっと久しぶりの外を楽しんでいたであろうコケッツ。
その2羽も、テンかイタチか、細長い小動物(ジェットが逃げ去る姿を一瞬とらえたそう)に
襲われてしまいました。
小屋をみると、穴が…。
テンかイタチも必死とはいえ、やはりショック…

町内の方からいただいてきた、北海地鶏の黒いコケッツがついにいなくなってしまいました。

▼ゴールデンウィークのキャンプでは、子どもたちにミミズをたくさんもらっていました。

  

黒コケッツの血をなんとしても…!
と、保管していた、死ぬまでにメスが産んでいた卵をあわてて孵卵器にセットしてみました。
10日経って検卵(暗い場所で卵にライトをあてて、中の成長具合をチェックすること)しても
命の気配が無く…
これ以上あたためても良くならなそうなので、最後に全部割ってみましたが、
10個全て無精卵のようでした。

最後の方は、オスが病気っぽく足をうまく使えていなかったので、
交尾ができていなかったのではないかと想像します。

北海地鶏の子孫を残すことはできませんでしたが、
丁度、有精卵をまりこさんからわけていただくことができたので、
そちらを孵卵器にセット!

10日経ち、検卵してみましたが…
北海地鶏の検卵のときと明らかに違う…!
はっきりと、血管がみえます!


孵卵器は自然学校が使わせてもらっている旧作開小学校と同じ年に閉校となった
町内の他の小学校に残っていたものをお借りしています。
自動で転卵といって卵を親鳥がするようにまわしてくれる機能はついていないので、
手動で。命が宿っているとわかってからは、転卵にもいっそう感情がこもりますね…!

まだ途中で成長が止まってしまう可能性も多いにあるので、
21日目をむかえるまではどうなるかわかりませんが…

孵化予定日は6/21です!

(ちこ)

 


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