先日新潟に走りに行った時、珍しいバイクに出会いました。
珍しい。。。FZRです~
停まる予定のなかった場所ですが、ふと見つけて急ブレーキ!!
オーナーの方は同年代で、買ってからほとんど乗っていなくて、最近復活させたそうです。
まだ3000kmくらいしか走っていません!!
同年代のバイクに会うと、「おっ!?」っと思ってしまいます。
「お互い大事に乗りましょう」
と言って別れたのに・・・
すみません、脱落してしまいました。。。
一生乗るつもりだったんですが・・・
先日新潟に走りに行った時、珍しいバイクに出会いました。
珍しい。。。FZRです~
停まる予定のなかった場所ですが、ふと見つけて急ブレーキ!!
オーナーの方は同年代で、買ってからほとんど乗っていなくて、最近復活させたそうです。
まだ3000kmくらいしか走っていません!!
同年代のバイクに会うと、「おっ!?」っと思ってしまいます。
「お互い大事に乗りましょう」
と言って別れたのに・・・
すみません、脱落してしまいました。。。
一生乗るつもりだったんですが・・・
ホイールに傷があります。。。
どうやったらこんな風になるんかな・・・と、考えていたら、妙なものが目に入りました。
「ん? なんだこりゃ?」
「こ、、、これは・・・」
紛れもない、シカの毛ですね。。。
これこそ、どうやったらこんな隙間に挟まるのか
心静かにして、当たった瞬間のことを想像してみると・・・
右から飛び出してきた鹿にタイヤが当たり、押し付けられてタイヤがひしゃげます。
タイヤが左に振られて、ホイールとタイヤの間に隙間ができて中に毛が入り、タイヤが鹿から離れて圧から解放されると、隙間が元に戻り毛が挟まる、と。
外して捨ててしまおうかとも思ったのですが、記念に残しておくことにしました~
TZRをバイク屋に引き取りに行ってきました。
スムーズにエンジン始動。
乗った感じも、特に変な感じはなく、若干ハンドルが曲がってる気はしますが、いつも乗ってるときと特に何の変わりもない。
このまま走りに行ってしまいそうになりました
こっちから見ると、普段のTZRなのに。。。
こちらから見ると、痛々しい傷跡が・・・
やはり一番目に付くのがサイドカウルの傷。
斜め45度の傷と、垂直の傷の2種類ありますね。
おそらく斜め45°で倒れ、勢い余って「R」の文字の根元の傷まで傾いたところで、そこを中心に45°回転し、真横になって滑っていったのでしょう。
滑って行ったときの支点は、このカウルの一番削れた部分と、ミラー、
あとは、バイクと地面の間に挟まったボクの足。
右側から走り出てきた鹿の腰にぶつかってタイヤを左に振られ、足払いを食ったような形で進行方向に向かって倒れました。
通常、砂に乗って滑ったり、スピードの出し過ぎでスリップした時は、進行方向に向かって手前に倒れます。
この時、膝や腰から始まり、徐々に上に向かって肩、頭と接地するので上半身へのダメージは比較的穏やか。
「あ、転倒する」
と思う時間もあるので、ある程度受け身も取れます。
当然バイクへのダメージも同じで、ゴロ~ンと転がる間に、ステップは折りたたまれ、滑っていきます。
足は、地面との摩擦で急激に速度を落としますが、バイクは手を離せばそのままのスピードで飛んでいくので、バイクの下敷きになっている時間はほんの少しだけです。
かくして、自分の膝と腰はズル剥けになり、バイクが滑っていくのを
「あぁ~やっちまった~ バイク止まれー!!」
と思いながら、転がっていくのが常でした。。。
若いころは、日常茶飯事のように転がってましたね。
カウルのないVTZ250は、転倒してもダメージはほとんどない
今回はこけ方が悪かった。。。
進行方向に向かって倒れているので、走っているスピードがそのままONされてます。
おそらく転んだというよりも、吹っ飛んだ、といった方が近かったのだと思います。
ステップは通常と違う角度から力が加わっていて、折れ曲がることが出来ず、衝撃に耐えきれずに折れました。
ステップをフレームに取り付けている金具は、ごっついアルミの削りだし部品ですが、これがひん曲がって内側に倒れています。
ウィンカーもめり込んでいます。
アッパーカウルのダメージは、あと顔に少しのヒビと。。。
ミラーの付け根が折れてるところ。
ウィンカーの穴部分を補修すれば、十分使えそうです。
自慢のシルバーのサイレンサーにも傷が。。。
リアのサイドのキズは、ご愛敬程度ですね。
アッパーカウルの反対側にも歪みが。
ステーがひん曲がっているので、こっち側にも被害が及んでいます。
幸い折れてはいなかったので、これ以上変形が固定化しないように、ステーから外してリリースしておきました。
当分乗れないので、きれいに洗ってガレージへ。
復活の日はいつになることやら・・・
気の長い話ですが、昨年エンジンをオーバーホールしているし、つい前の週にフロントのブレーキをオーバーホール、ディスクを交換、マスターシリンダーも新品に交換したばかり。
こないだリアのディスクも純正の新品に交換してるのに。。。
運が悪かったじゃあ済みませんよ、これは・・・
絶対直してやる。
待ってろよ~ TZR!!
傷の方はだいぶ治ってきました。
外傷は、肩と肘と腰と膝と足首、要は右半身の出っ張ったところ全て。
骨に異常はないのですが、肩は上がらないし、腰は階段を登ったり走ったりすると痛い。
毎日痛い部位が変わったりします。
後遺症みたいなの(気圧が低くなると痛んだり、可動域が狭くなったり)は残るかもしれませんが、生活に支障が出ることは無さそうです。
それよりも。。。バイクですね
TZR250SPR
ボクが乗ってたバイクの名前です。
TZRの最終型で、2stレーサーレプリカなんて時代遅れで恥ずかしくて誰も見向きもしなかった1990年代後半に細々と製造されていました
当時ボクは同じ型の黒いTZR250Rを事故で失って、KDX125で過ごしていました。
でもやはり高速に乗れないのは辛いし、気に入っていたので同じTZRを買うことにしたのですが。。。
なあんと、安いグレードは製造中止になって最高グレードのしかなく、75万円もするじゃあありませんか!!
これがそのSPRです。
今でこそ皆さん200万円のバイクに乗ったりされていますが、当時は400ccのバイクでも60万円くらい、250ccだと50万円台が普通。
黒いTZR250Rは、1年型落ちの展示車だったので、45万円で買ったのに!!
乾式クラッチとかトリプルypvsとか付いてなくても良かった、それよりも安い方がいい。
「軽自動車も買えるほどの値段のバイクなんか買えるか!!」
とも思ったのですが。。。
その時はもうバイクのレースの最高峰がGP500じゃなかったかもしれません。
が、TZRといえば、世界4大メーカーであるヤマハがレースで培った技術の粋をつぎ込んで作ったバイクです。
それも最高グレードともなれば、そりゃあ世界で自慢できるバイクのはず。
クルマで言うと、フェラーリやマクラーレンがF1に保安部品を付けて公道を走れるようにしたようなものです。
一体いくらするのか。。。
それが、バイクじゃあ75万円ですと??
「安い!!」
いや、ホントにそう思って買ったんですよ~
なので、このバイクはどんなバイクにも負けない気がした
1000ccのバイクに加速の伸びで置いてかれようと、高速道路の直線でぶっちぎられようと、山に入れば絶対にこっちのが速い(ウデがあれば、ですが・・・)。
軽さは全てに勝るのです。
そのSPRですが、ついこないだまでオークションで70万円くらいで出てたのに、今ネットで見たら、なんと160万円になってました!!
ひぃえぇぇぇぇ~
買い直そうかなぁ、なんてちょっと思って覗いてみたのですが、とんでもない値段に!!
夢のまた夢になってしまいました
まぁ別にSPRが欲しくて買った訳でもないし、「安いグレードの規制前の45psのでもいいんだけどな」
「ひぃえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~」
40万円台のもありますが、相場は60万円前後、程度がいいのは70万円以上になってました。。。
ちょっと前までヤフオクで25万円くらいで、多少は上がってるだろうとは思っていましたが、これは想定外。
皆さん、やっとコイツの良さに気付いたか。。。と誇らしげに思うと同時に、、、、失ったものの大きさを知る
仕事中でも、家にいるときも、通勤の途中も、ふと最近行ったツーリングのことを思い出すことがあります。
「今度キャンプに行くときは、、、」
なんて考えることも。
そんなとき、昔はちょっと心がワクワクしたもので、そのちょっとしたワクワクがキツイ仕事に堪える活力の源になっていたのです。
今は、考えるとホントに辛くなります。
クラッシュした時の映像が目の前に浮かんできて消えない。
ワールドカップで負けたベルギー戦で逆転された最後のカウンター、その時の場面が頭から離れずノイローゼになりそう、とセンターバックの昌子選手が言ってました。
今、その気持ちがよく分かります
バイクに乗るのが怖い訳ではないのですが、どっかにツーリングに行くこととか、キャンプに行くことを、想像すると昔のことを思い出して辛くなります。
しばらくは乗らないかもなぁ。。。KDXも。
でも、もしかしたら無理にでも出かけて、どんどん記憶の上書をした方がいいのかもしれませんね~
バイク屋の帰りにホームセンターに寄りました。
KDXのカバーが破れてきたからなのですが、ついTZR用に2stオイルを買いそうになり、寂しい気持ちになりました(実はKDXにも使ってるんですけどね)。
時間が経つにつれ、失ったものの大きさがじわじわと染み広がってきます。
今日も病院に肩のレントゲンを撮りに行ったら、治療中に看護師さんが「鹿の人の・・・」と言ってるのが聞こえてきたりして、
「すみませんねぇ。。。(奥の方を向いて)こらっ、鹿の人じゃなくて名前で呼びなさい!!」
「いえいえ、珍しいですもんねぇ」
なんて会話をしたり。
会社のバイク乗り達にメールで報告したりして、ひとしきり盛り上がったりしているのですが・・・
話すたびに思い出しては、笑いながら心の底でやるせない気持ちが広がります。
今まで当たり前のようにそばにあったものが、もうない。
ツーリングに行こうと思っても、昔のように荷物を積むことも、エンジンがかからず押しがけすることも、オイルを補充することも、もう無いかもしれません。
自分がなんともなかったんだから、バイクだけで済んでラッキーと思わないと。
確かにそう。
そうなんですが・・・
転倒した当日は、自分のせいじゃないから、不可抗力だったんだから、と思うことで、状況を自分の中で落ち着かせることが出来たのです。
単純に運が悪かったと。仕方ないんだと。。。
ところが今は。。。
自分は何も悪いことして無いし、ミスもしてない。
なのになぜこんな目に?
なぜTZRを失わねばならなかったのか?
その理由を考えても答えが無いのはわかっちゃいますが、考えずにはいられない
自分に落ち度は無かっただけに、後悔も反省すらもできない辛さというか。
自分を責めることも出来ず。
とにかくやりきれない。。。
そして、あのとき行先を変えていれば、引き返していれば、カレーうどんが売り切れじゃなかったら、沈下橋なんか見に行かなければ、、、と、いろんなことを考えてしまいます。
これよりもつらい体験をしてる方は、今この瞬間にも沢山いらっしゃるのだと思いますが、それでもつらいものはつらい。
これに家族からいろいろと反対されたのがじわっと効いて、かなり沈んだ状態に・・・
うむむ、、、何か前向きに・・・何か・・・
あれ以上にワクワクするようなバイクが見つかればいい。
軽くて、速くて、カッコ良くて、音がレーシーで。。。
無い・・・
あっても高い(どうしても2stになってしまう)。
とりあえず、高速に乗れるバイクが必要です。
まずは、これを安価に手に入れることにしましょう。
小遣いの範囲なら、おそらく文句も言われないだろうし...
よし、さっそく明日会社に行ったら知り合いに展開して情報を募らねば。。。
バイク屋に行ってきました。
やはりフロント周りは駄目ですね
ハンドルを真っ直ぐにしてもタイヤが左を向いています。
ということは、フレームもおそらくダメでしょう。
外装はいいとして、ステップ周りも昔乗ってた黒いヤツのがそのまま流用できると思います。
問題のラジエターですが。。。
ヤフオクで検索して見ていたら、最初からキャップはいがんで付いてたのでは、という気がしてきました。
黒いヤツのを見てみたところ・・・
やはり、いがんで付いてますね。
カウルと干渉してるように見えたのは、よくよく調べると、カウル側のステーが曲がって、カウルが内側に寄っていることが一要因でした。。。
もしかしたらやっぱり。。。ということも有り得ますが、ここよりはミラーやウィンカーが先に接地してると思いますので、衝撃もさほどではなかったろうということで、ラジエターはとりあえずセーフということにしておきます。
治るか治らないかは、パーツ次第で、今手元にそれが無い以上、バイク屋に置いておいても意味がない。。。
肩が上がるようになったら、引き取りに来ることにして、しばらく置かしてもらうことにしました。
さて、パーツが出てくるかどうかですが
一度オークションで見たことがありますが、この10年間くらいで、それも良品かどうかは・・・
ぶつかると、フロント周りとフレームがまず最初にやられるので、他のパーツに比べると極端に品数は少ないのです。
エンジンをオシャカにしてしまったケースくらいでしょうが、今SPRを持ってる人たちは、その価値が分かってる人たちなので、オシャカにするような乗り方は絶対にしないですよね。。。
現実問題としては、難しい。。。のでしょう
治らなかったら新しいバイク(TZRのSPRが売りに出てたら、の話ですが)を買う、という件については、ヨメに渋い顔をされてしまいました
確かに安くはないと思いますが、今どきの高性能バイクを新車で買うことに比べたら、半額くらいなんですけどね。。。
ということは、やはり無理矢理でも治すしかない
SPR用ではなく、普通のTZRのフレームや足回りが使えるなら、それでもいいかな。。。
でもな~
サイボーグみたいになるのもイヤです、が、背に腹は代えられないか・・・
ちなみに、バイク屋の兄ちゃん曰く、普通なら廃車になるケースだそうです。
治すくらいなら同じのを買った方がいい。
そりゃそうですよね。。。
でも、新車時から乗ってると、ちょっと違うんです
もう20年以上どこに行くのも一緒。
これに勝るようなバイクが無い以上、特に他のが欲しいと思ったことも無く、手離すことなんて考えたことも無い。
最後まで一緒にいることが約束された最高の相棒なんです。
デジカメや携帯電話が普及する遥か昔から、全国津々浦々を一緒に走ってきました。
安全運転講習で転倒して刻まれた立ちごけ傷や、タンクバッグからの保護のために貼ったガムテープを剥がす時に出来たタンクのクリアの剥がれは、後悔の産物ですが、これらも一緒に歩んできた証です
これからもずっと一緒にいるはずでした・・・
なので、同じ型のを持ってきても、多分今までと全然違いますね。
顔かたちは同じでも、それは「別人」です。
じゃあ、その人を同定するための部位はどこか?
エンジンか、フレームか?
エンジンを載せ換えたら別人になるのか、フレームを替えたら別人か?
うむむ、、、そう言われると困ってしまうのですが・・・
ただ、20年くらい使ったお気に入りのリュックと同型のを見つけて買ったことがあるのですが。。。
依然として昔のも使い続けている(やはりこちらのがカワイイというか・・・)現実があるので、同型の購入は少し考えてしまいます
買って、パーツを移植するかですね。
・・・いや、家族のOKが得られない以上はどちらにしても買えないんでした。。。
やってしまいました。。。
まさかこんなことになるとは
特に無茶をしたわけでも、何かミスしたわけでもないのですが、これはもうホントに巡りあわせというか、そういうことだったんだろうとあきらめるしかないのでしょう。
途中何回か分岐点のようなものはありましたが、それぞれの選択の結果です。
ただもしかしたら、別の選択によってもっとひどい事故に遭っていた可能性もあるので、失敗だったかどうかは神のみが知っています。
この日、天気が良いことは前日からわかっていたので、朝から出掛けました。
なんとなく東に向かいたい気もあったのですが、多分暑いだろうから、涼しい山の中に行こうと北に向かいます。
実際は、とても涼しくて、もう一枚持ってきた方が良かったかなぁ、、、と思うような、爽やかなツーリング日和。
最高の一日・・・・になるはずでした
ルートは、九頭竜湖の脇を通って、その北の方にあるキャンプ場がどんなとこなのか下見に行き、大野市に出て帰るというもの。
九頭竜ダムで休憩。デカイ1000ccのバイクが2台来ていました。
今のバイクに乗ってる若い人には、TZRなんて昔のバイク知らないか、興味が無いんだろうなぁ、と思いつつ出発。
九頭竜の道の駅で11時20分。
昼飯にはちょっと早いのですが、いつも昼飯を食べ損ねるし、迷った末メニューのカレーうどんが食べたくなったので、ここで食べていくことにしました。
のですが、なんとカレーうどんが売り切れ!!
うむむ、、、すっかりカレーうどんの頭になってしまっていたので、「もういい!!」と、たべずに出発。
目的の小池公園キャンプ場に向かうに、勝山駅の辺りで右折し、山道に入ります。
山道と言っても、川沿いの一本道は、それほど狭くもなく、のんびりと走るにはいい道です。
おっ、沈下橋がありました
引き返して行って見ると、すぐにダートになりましたが、距離的に大したことが無いは分かってるので、そのまま強行突破。
川の上は通り過ぎる風も涼しくて気持ちいい。
せせらぎの音も心を静かにしてくれます。
「上高地に行ってきました」と言ってもばれんやろなぁ(バレるバレる)と思いながら、写真を一枚。
これが元気なTZRの最後の写真となるとも知らず。。。
また川沿いの道に戻り、テコテコと距離を重ねます。
そしてついにその瞬間がやってきました
視界にいきなり鹿が!!
(ダジャレではありませんぞ)
ブレーキをする暇も無かったと思います。
そのあとで覚えているのは、鹿の腰のあたりの映像。
「ドガッ!!」
・・・気が付くと、倒れていました。。。
「やっちまった。。。」
転倒した状況は理解できますが、なんでこんなことになってるのか・・・
「あ、、、鹿か・・・」
一瞬ののちに、記憶がよみがえってきました。
「いや、ホントに鹿やったんか??」
「うん、確かに鹿やった。」
「マジか・・・」
急いでバイクを起こそうとしますが、いつもと違ってフラフラで力が入らない
意識も少し朦朧としています。
「これは相当ヤバいぞ」
というのは、自分でも分かりました。
転倒した写真を撮る余裕もない。
というか、バイク乗りの心情として、転倒したバイクをそのままにして写真を撮るという行為は、かなり勇気というか、強い意思が要るものなのです
今回はバイクの状態がかなりヒドイだろうというのはなんとなくわかってましたので、そんな余裕もなく、そのまま起こしました。
認めたくはないが、目の前の現実を受け入れるしかない。
「俺のTZRが、なんでこんな・・・くそ!!」
やっちまったのは確かですが、自分の落ち度は無かったと思うと、TZRに対する罪悪感はかなり軽減されました。
ある意味、もうどうしようもなかったし、仕方がないとあきらめがついたのです。
そのときはそれで良かったのですが・・・・
鹿の姿はもうどこにもない。
まぁ、居たところで損害を請求する訳にもいかないし、逆にその辺りで倒れておられたら助けない訳にいかないのでそれは良し。
タイヤに付着した鹿の毛を見つけました。
「やっぱり夢やなかったんや。。。」
通常では転倒なんかすることのない、直線道路です。
スピードはそんなに出ていなかったので、滑った距離は大したことないですね。
茶色い痕跡は、おそらくバイクと地面に挟まった靴の色です。
削れてます・・・
手前がステップとブレーキレバーと靴、左がハンドルの先っちょとブレーキレバーでしょうか。。。
けっこう深く掘れていて、こちらでも衝撃の大きさが分かります。
鹿がどうだったか知ろうと思って道路脇を見たら、なにやら掘れた跡が
この辺りで踏ん張ったのでしょうか・・・
今写真を見ていて気付いたのですが、ヨモギの葉っぱが裏側を見せています。
鹿はこの辺りで一度倒れたのかもしれません。
気になるTZRの状況ですが・・・
こう見ると、たいしたことないように見えますが。。。
ステップが折れていて、衝撃の大きさを物語っています。
(通常はステップは折りたたまれるので折れません)
カウルもバリバリ。
カウルの割れは仕方ないとして。。。
ラジエターの蓋がいがんでいます・・・
このモデル専用なので、新品はおろか、オークションでも出て来ない代物。
フロントフェンダーは吹き飛んでいます。
フェンダーがフォークに当たった跡がありますね。
エンジンはかかりました。
さてどうするか・・・
たまたま郵便局の方が通りかかり声をかけてくれました
また戻ってくる、ということでしたので、ダメならお願いするとして、とりあえず行けるとこまでいくことにしました。
ステップは少しだけ残っている部分とチャンバーの上に載せてなんとか走行可能。
勝原駅前に公民館があったので、そこまでは行くことにしました。
このまま家まで帰ろうかな、とも思ったのですが・・・
オイル系に問題があると、エンジンまでやられてしまいます。
そして何よりも。。。
ヘルメットのネジが吹き飛ぶくらいの衝撃を受けているので、自分の脳が心配です。
「安静にしてた方がいいかな・・・」
転倒した直後に意識が無かったので、脳震盪を起こしている可能性も高く、サッカー選手が担架で運ばれていく事態を考えるとこんなことしてていいのか、という気がしてきました。
心なしか、気持ち悪くなってきた
なんとか公民館にたどり着き、バイクを停めていると、先ほどの郵便局の方が停まってくれました。
「大丈夫ですか」
「いやぁ、ちょっと病院に行きたいんです」
「じゃあ送っていきます」
「ほんまですか、ありがとうございます。助かります」
ということで、整形外科まで送っていただきました。
その後総合病院に行き脳の検査のあと、ヨメに迎えに来てもらって帰ったのでした。
バイクは保険会社に運んだ運搬業者の積み込みに立ち会い、いつものバイク屋へ運んでもらいます。
頼むぞTZR。。。
復活してくれよ・・・
先日治ったTZRで早速走りに行ってきました。
と言っても、どっか近場の景色の良いところでコーヒーを飲んで帰ってくるだけのプチツーリングです。
ただ、林道に入れば近場でも人のいないいい場所はあるのですが、TZRで行けるところとなると・・・
適当に走りながら、思い当たるところを考えていると、昨年近所の兄ちゃんとステーキを食べたところがありましたね。
←昨年の秋
あそこに行こう!!
と、張り切って行ったのですが・・・
2回ほど行ったり来たりして、分かったのですが、夏場は木が生い茂って何も見えないのでした。。。
仕方なく違うところを、ということで、大きな岩の上に登ってみました。
う~ん、やっぱりココはいいですねぇ~
アルコールバーナーでお湯を沸かしている間に、豆を挽きます。
ちょっと不安定だな、と、豆を載せたコップを手前の平らな所に置いて。
お湯が沸きました。
カセットコンロを使っていた時は、お気軽ですぐに火が止めれたのですが、アルコールバーナーはめんどくさい
まず手袋をして、湯の入った鍋(コップ)を載せた網を火から降ろし、バーナーに蓋を・・・
ガチャン!!
「うあぁぁぁー!!」
網が豆のコップにあたって、ひっくり返ったーっ!!
「・・・・・」
別に山の土はきれいだと思っているので、落としたものは平気で拾って食べたりできますが・・・
こ、、、これは・・・
土なのかコーヒーなのか、判別できませんね
一生懸命拾ってはみましたが、結果は・・・
しかし、一番ショックだったのは・・・
バーナーの蓋には、携行する際の通常使用する蓋と、火を消したり火力の調整に使う蓋の2種類があります。
携行用の蓋は、アルコール燃料がこぼれないようにネジが切ってあり、中にゴムのパッキンが入っているのですが・・・
なんと、焦ってこちらの携行用の蓋を火のついたバーナーに被せてしまったのですね。。。
被せただけではしっかりと締まらないので火はしばらく消えず、あれ?っと思ったときには・・・
ゴムのパッキンはもうダメかもなぁ・・・
コーヒーは薄く、物足らないモノでしたが、まぁまずくはない。
景色もいいし、ま、いっか
と、のんびりして帰ってきました~
しばらく入院していたTZRが帰ってきました。
広島に行った帰り道、回転数が上がらない状態で、60km/h以上でない状態。
夜の高速道路上では、この速度は危険なので、途中から一般道で帰ってきました
直接の原因は、YPVSが作動していないため。
なぜ作動しないかは不明でした。
エンジンをオーバーホールした時にバラシてきれいにしています。
その後、なんだか動きがシブいのは気付いていましたが・・・
20年も経っているし、部品が壊れておかしくはないとは思っていたのです。
ただ部品がもう製造中止になっていて、この辺りの故障だともう治らない可能性もあります
一応YPVSのモーターは事前に中古を買ってあったので、そいつなら大丈夫かな。
実はこのモーター、買ってあったのをすっかり忘れていて、思い出して引っ張り出して作動確認するまでは、「もう乗れないかも・・・」と、気が気でなかったのでした
バイク屋さんから治ったと連絡があったので行って見ると。。。
モーターではなく、YPVSの可動部にオイルが溜まって固着していたそうです
20年乗ってこんなことにはならなかったのに、なんでこの1年で・・・
思い当たるのは、一度岡山にツーリングに行った先でオイルを替えたこと。
でも信頼のあるメーカーのワコーズの、それもいい値段のオイルだったので、そんなことになるとは考えにくいかなぁ・・・
あとは慣らし運転かな。。。
かなり長い期間、低い回転数で走っていたので、なにかそれが悪さをしたのかも。。。
まぁ一生懸命考えても多分わからないので、しばらく様子をみることにしました。
従来からずっと使っているカストロールのオイルで、ぶん回して乗るようにします。
また動きがシブくなってきたら、こまめに掃除をすれば、乗れなくなることは無いですし
旧くなってくるといろいろ手がかかりますねぇ~
広島にツーリングに行った帰り道のこと。
途中でやけに音がうるさいなとは思っていたのですが、高速走行でススが取れてフケが良くなったのかな、などと思っていたのです。
ところが・・・
サービスエリアで休憩して再びエンジンをかけ、走り出したところ、異様にデカい音がして、3000回転から上が回らないのです
「またクランクシールがイカレたか?」
「この前〇十万円かけて治したばかりなのに、組み込んだパーツが悪かったのか。もう1年経ったから、補償は効かないなぁ」
「かぶってるだけ? でも普通は最初調子悪くて、走り出したら治るもんだけど・・・」
「ypvs(エンジンのコントロール装置)かな。ちょっと動きが鈍かったからなぁ」
少し前、走ってるときに、なんだかこの速度で走り続けて大丈夫なのか不安になったんです。
これまで、それ以上の速度で巡航しても怖くもなんとも無かったのに。
「歳のせいかなぁ。。。」
などと思って、すぐに忘れてしまったのですが、なにかの予兆があったのでしょうか
あの時スピードを緩めていたら・・・
そもそも、こんな長距離ツーリングなんて来なければ・・・
後悔の念が後から後から湧いてきます
時速60kmしか出ないので、走行車線をハザードを出しながら走ります。
次のSAで停まって様子を見ました。
一度エンジンを切って、吹かしてみる。
「ボロロロロ(アイドリング) バィン バィン バィーェーーーン」
あ、けっこう行けるんじゃない?
ちょっとうるさいけど、問題は無さそうです。
走り出すと・・
なおったー
今まで通り、普通に走れますね。
「う~ン、なんだか腑に落ちないが、被ってただけかな」
一応心配なので、速度は抑えて走りましたが、いつでも全開にできそうです(元々そんなことはしませんけど・・・)。
よかった~
先ほどの後悔の念はすっかり忘れ去り、安堵感に包まれてのんびり走行。
次のサービスエリア。
休憩を終えて帰ってきて、再びエンジンをかけると。。。
「ボロロロロ(アイドリング) バィン バィン バラロロロロロンパパンパンパン」
「・・・・」
だめか・・・
やはり3000回転までは普通ですが、そこから先は片肺(2つあるエンジンのうちの1つしか動いていない)になっているのか、音のキメが粗くなり、アクセルを開けても回転数が付いてきません。
でもこのまま置いて帰る訳にもいかないし、とりあえず走れるなら走ろう、ということで、またまた60km走行。
一応高速道路の最低速度は出ていますが、横を結構な速度で抜いて行くし、後ろからデカイトラックが追い付いてくるので、ハザードを出して走ります。
それでも怖いし、迷惑になるので、高速道路を降りて、一般道で帰りました・・・
1速から6速まで、3000回転まではなんとか走ります。
そこから上ですね。
乗ってる感じは片肺ですがカブってる訳では無さそうだし、アイドリングは安定しているので、以前のクランクシールとはちょっと違うような気もします
家に帰ってきたのは、夜中の2時半。
遅くなってしまいました
バッテリーかなと思い電圧を確認しましたが、バッチリ12ボルトありました。
もしかしたら、一夜明けて治ってるかも、と思って少し乗ってみましたが、儚い希望も叶わず。
諦めてバイク屋に持って行きます
GWの残りはKDXの出番ですね。。。
高速道路で、左側車線を制限速度で走っていると、脇をスレスレで抜いて行く車が多い・・
怖いのでやめて欲しいのですが、名神高速だけでなく、東名高速でも同じような目に遭うので、全国的な傾向なのか・・・
で、ガラの悪いクルマだけじゃなくて、普通の人や普通のクルマでも頻繁にあるので、それが何か悪意があるとか、横暴な人であるようにも思えないのです。
「おたく、一体どういうつもりなん!?」
と、聞いてみたい。
全く理解できずにいたのですが、先日カブで大通りを走っていて、ふと思いました。。。
「原付扱いか。。。?」
片側2車線の道路で、カブで走っているときは、左側の車線の左端に寄って走ります。
左側に寄るのは、
「すんません、遅くて。左側に寄るんで、右から抜いてってくださいな」
という意味です。
高速で左側車線の左側を走るのは意味が全然違っていて、左側車線の右側によると、追い越し車線のクルマ(えらい速度で抜いて行くのや、大型トラックなど)が怖いからなのですが・・・
したがって走る位置は、せいぜい真ん中より少し左側くらいか、左車輪の轍の辺りです。
カブの場合は路側帯の辺りまで寄りますので、位置的にはかなり違うと思っていたのですが・・・・
ただ、クルマのドライバーから見ると、どうなんでしょうか・・・
制限速度60kmの一般道を30km/hで左に寄って走ってる原付バイクと、80km/hの制限速度一杯で高速道路を走るバイクは、もしかしたら同じに見えるのか・・・
まさか~
とは思うのですが・・・
80kmで走っている横を抜いて行くということは、当たり前ですがそれ以上の速度で走っています。
結構な速度で抜いて行くわけですから、脇から抜いて行く人は100km/h以上で走ってるはず。
速度差でいうと20~30km/hはあるでしょうか・・・
だとすると。。。。
そうか、クルマのドライバーからのバイクの見え方としては、50~60km/hで走るクルマから30km/hで走る原付バイクを見るのと同じ感じになる訳ですな・・・
うむむ、、、そうか・・・ おそらくそういうことだったのですね。
走っている位置の多少の差はおそらく気にならない程度。
で、速度差が原付と同じくらい。
「遅いバイクがいるなぁ。。。」
原付を横から抜いて行く、そんな軽い感じでやってることなんでしょうねぇ~
危険度と事故した時のダメージが全然違うのでやめて欲しい、というのはありますが、
「おそらく悪意は無いのだろう」
ということが分かって、気が楽になりました~
ただ、明らかに悪意、もしくは横暴さを感じる運転をするクルマもありますので、そういう人とはあまりかかわり合いたくないので、気にしないことにします。
怒っても何の得にもなりませんからね・・・
慣らし運転でご法度の、エンジンに負荷をかけるの「負荷」ってなんだ??
散々頭を悩ませた末、結論を出しました
急加速。
エンジンに鞭打って、力を絞り出している。。。。確かに負荷がかかっていそうです。
いかんいかん、エンジンはまだ病後間もないので、そんな無理をさせてはいけないよ、と、思います。
坂道を登る。
これも間違いなく負荷がかかっていますね。
うんうん言いながら一生懸命重いバイクとボクの体重を背負い、高い位置まで引き上げるので、エネルギーが要るのは明らかです。
さて、問題です。
次のケースは、エンジンの負荷はどうなったでしょうか?
高いギア(6速)で走行していたら上り坂になり、そのまま登ろうとしたら、力が足りずアクセルを全開にして速度と回転数を維持するのがやっとで、エンジンも苦しそう。
2速ギアを下げて4速にし、楽に速度をキープしつつ登れるようになりました。
エンジンは快調に吹けて、気持ちよく登って行きます。
もう一問
できるだけ回転数を上げないように、早めにシフトアップしていたが、エンジンもモゴモゴ言って苦しそうだしパワーも出ない。
なので、加速度は変えないけど、許容される回転数の範囲で出来るだけ低いギアを使って加速した。
エンジンの効率の良い回転数が使えたので、余力のある状態で軽く加速していき、エンジンは楽に回っている。
①低いギアで楽に坂道を登って行くのは、エンジンに負荷が少ない状態なのか?
②高いギアで登らないのは、非力で力が出ないだけで、負荷はかかっていないのか?
うむむ、、、どっちも正しい気がしてくるのです。
でも②は確かに正しい気がしますので、じゃあ①が間違いなのか・・・?
エンジンには一番パワーの出る回転数というのがあって、その帯域を使用すると楽にパワーを引き出すことができます。
この楽にパワーが出る状況ってのは、負荷がかかってない状態か?
と、いうことですね
楽に出るんだから、エンジンは楽なんじゃないか、と思ってしまいそうになり、ホントにそうなのか?という自問自答を繰り返していたのです
結局、こう考えることにしました。
重量挙げの選手がいたとして、20kgのバーベルを持ち上げるとします。
か弱い女子が「えぇー!!こんなのもちあがんないぃー!!」っと、よろよろしながら渾身の力で持ち上げました。
これが上で言う②のケース。
次に屈強な男子が軽々とバーベルを持ち上げ、「まだまだいけるぞ!!」と豪語している。
これが①のケース。
で、負荷とはナニ?
無論、女子が苦労しながら上げる一方で、楽に上がるから、と男子が一瞬で持ち上げてしまうと、加速度が違うので負荷が変わってくるのではと思います。
あくまでも、同じ速度で持ち上げた場合のはなし。
で、当然屈強な男子の骨は太く筋肉はガッシリしているし、か弱い女子の骨は細く筋肉も無いので、どうしても女子の方が壊れやすく、ダメージが大きそうな気がします。
でも、これはかんがえちゃいけません!!
このイメージのせいで、何度となく思考があらぬ方向に導かれ、混乱させられました
結局、負荷って力のことなのかと思います。
負荷は、20kgのバーベルが骨や関節に加える重さ=力だ、と考えると、楽に上がるか苦労するかではなく、何キロの重さか、というだけかなと。
関節が太かろうが細かろうが、かかる力は同じですよね??
バイクで言うと、どんな加速をするか、どんな坂を登るのか、どんな向かい風の中を走るのか、そんなのが負荷。
高いギアで低い回転数で走っていると、エンジンのパーツのあちこちに、なにやらものすごい力がかかってそうな気がしますし、低いギアで高い回転数だと、軽やかに回っていて負荷が少ない気がします。
これはでも、錯覚?勘違い?なんですよね・・・?
一応結論は出してはみたものの、なんか感覚と合わないところがあって、今一つ気持ちが悪い。
技術屋さんの方々、どなたか教えていただけませんか?
エンジンブレーキは使ってもいいのか? それとも避けた方が良いのか?
もともと2ストロークエンジンは、エンジンブレーキが効かないので、あまり関係ないかもしれませんが、気になりますね。。。
エンブレは、慣性で動き続けようとする重い車体を減速するということなので、かなりの力技です。
力がいるということは、エンジンに負荷がかかっているということですよね?
急加速と同じように、エンブレはあまり使用しない方がいいのかもしれません。
気になるので、再度ネットで調査してみると・・・
メルセデスベンツのAクラスの取説にはこんなことが書かれてるそうです。
1,500kmまではさまざまな車両速度およびエンジン回転数で走行、フルスロットルなどの大きな負担は避ける、回転数はレッドゾーンの3分の2まで、手動でシフトダウンしてエンジンブレーキをかけない、キックダウンするまでアクセルは踏まない、など。
ほぉ・・・ たくさん書かれてますね。
基本の「回転数制限」と「急加速禁止」が入ってるのに加え、「過度のエンブレ禁止」がありました。
ただこれがエンジン負荷のことを言ってるのか、回転数を上げるな、と言ってるのか、ちょっと不確実なところはありますけどね。
回転数の記述はちゃんと別に書いてあるので、エンブレは別の事象を言ってるのかもしれませんが・・・
フルスロットル禁止とキックダウン禁止など似たような項目を並べてることなどから、やってはいけないことの具体例をいくつも記述している可能性があります。
でもまあとにかくエンブレが良くない、ということなので、それで良しとしましょう。
もう一つ、様々な速度と回転数で走るという点が興味深いですね。
BMWのバイクにも同様の記載があるようです。
ここから読み取るに、高速道路みたいに一定の回転数、一定の速度では、あまり良い慣らし運転にはならなさそうですね。。。
高速道路では、いろんなギアを使わないので、少なくともトランスミッションなどの慣らしにはなりません。
その点今回TZRは、ミッションは問題が無かったので従来のをそのまま搭載しているため、ミッション自体の慣らしは必要ありません。
ならば高速道路の慣らし運転でも良さそうですが、じゃあエンジンの慣らしになるのかというと・・・
6速で一定の回転数でずーっと走り続けるのは、「ある条件下での慣らし」しか完了しない気がするのです。
確かに慣らし運転にはなると思いますが、高速道路で距離を稼いで、一定の距離に達したのでハイ慣らし完了、とはならないと思うんですねぇ~
そこからまた徐々に負荷をかけていって・・・というのがまだ必要かと。
Aクラスの取説はそこまで言ってるような気がします(推測です)。
また、冒頭に書いた、高速道路で高いギアで走るときのエンジン負荷の問題は、ネット上では答えは見つけられませんでした。
すぐに出てこないということは、そんなに気にするようなことじゃないということなんでしょうね~
ということで、高速道路は必要に応じて使用しながら、基本は下道で慣らし運転を進めて行くことにします
最近のクルマは、慣らし運転は必要ないってよく言われますが・・・
やらなくても問題にはならないかもしれませんが、機械のことなので、やらないよりかは、やった方がいいんでしょうね。
少なくとも、やって悪くなることは無いと思いますので。
今回TZRは、ピストンやピストンリングは新品ですが、シリンダーは従来のパーツをそのまま使用してます。
ちゃんと計測して、そのまま使用しても問題ないことは確認済みですが、新品と従来品が混然としているので、当然慣らし運転は必要ですね
ただ、どうやるのが一番いいのか・・・・
とりあえず4000回転を上限にして走っています。
なぜ4000回転かというと・・・・特に技術的な理由は無く、3000回転だとまったく走らないから。
4000回転だと、発進のときに普通のクルマより遅いということは無いし、速度も70km近くは出るので、周囲に迷惑をかけることはあまりないと思います。
オーバーホールしてから6速でも3500回転から加速するようになりました。
以前は4000回転からだったので、新車時よりもトルクが増えた気がします。
その分上が回らなくなったりしてるかもしれませんけどね・・・・
ただ、走っているうちにだんだん疑問が湧いてきました。
出来るだけ回転を上げないように走ろうとして、早め早めにシフトアップしていたのですが、ちょっと待てよ・・・・??
同じ速度の時、6速で走るのと5速で走るのとでは、エンジンへの負荷は6速のが高いのでは?
回転数を上げない方が良いのか、負荷をかけない方が良いのか・・・
回転数の方は、どこまでが正解かというのは無いと思うので4000回転を上限と決めたら、その中で押さえればよい。
その範囲の中でなら、出来るだけエンジンへの負荷は軽くした方が良い気がします。。。
極端な話、ギアをニュートラルにして、空ぶかしするのがいいのかなぁ~
でもある程度は負荷をかけないと慣らしにならない気もします。
やはり、最初は軽く、徐々に重くしていく、というのがいいのか・・・
高速道路で慣らし運転する人もいますね。
一定の速度で走るのでエンジンに負荷がかからないから丁度いい、という話を聞いたことがあります。
でも。。。同じ回転数なら、ギア比が低い方が負荷は軽くなるし、速度が上がる分風の抵抗なども増えるので、高いギアで走り続ける高速道路走行は、エンジンに負荷がかかるんじゃないかと・・・
これと、街乗り時に頻繁に行う発進時に加速するときと、エンジンへの負荷がどっちが大きいかですね。。。
考えていても始まらないので、ネットで調べてみました。
個人的な見解はあてにならないので、メーカーのサイトや取扱説明書を基準に考えたいと思います。
慣らし運転自体は、不要というメーカーが多いみたいです。
そのココロは、普通に街乗りするのが慣らし運転に当たるということみたい(ここは推定)。
なので、スポーツ走行をするようなスポーツカーには取扱説明書で慣らし運転が設定されているのではないでしょうか。
例えばスバルのBRZは1000kmまでは4000回転が上限。
GT-Rも1000kmまでは3500回転上限で、特に500kmまではハーフスロットルまででゆっくり加速することとされているようです。サスペンション等の保護のため、急ハンドルや急制動もNG。
ホンダも急激なアクセル操作や急発進は避けるように書かれているみたいですね。
なるほど、急発進がダメということは、エンジンに過大な負荷をかけてはいけない、ということなのではないでしょうか
だとすると、慣らし運転のポイントは2つ。
①回転数をあまり上げないようにする。
②エンジンに負荷をかけないようにする。
ここでもう一つ疑問が・・・
エンジンブレーキってどうなんでしょうか?
とうとうTZRが帰ってきました!!
最後の最後でオイルのホースが欠品で、作ってもらうのに時間がかかりました。。。
でも25日のクリスマスの日、とうとう完成して帰宅
長かったですねぇ・・・
思えば、7月に兵庫に一人キャンプツーリングに行って、帰ってきてすぐに入院してますので、なんと5ヶ月ぶり
KDXがあるので特に不自由はしない、と言いつつ、やっぱりなんだかんだ、いないと寂しいんですよね
「完成したよ」とバイク屋から連絡が入った時は、KDXでお出かけの最中だったのです。
一旦家に帰って代車の自転車で引き取りに行こうと思ったのですが、時間が無かったのでそのままバイク屋に直行!!
バイク屋さん試乗の結果、特に問題はなかったとのこと。
エンジンをかけてみると、アイドリングは安定していて、不規則で無く左右均等に排気してるようです。
KDXを置いて、TZRに乗って帰ることにしました。
残念ながら、時間が無くて走りには行けず、バイク屋から家までの道のりだけ。。。
久しぶりにまたがると、全然乗ってなかったので、カブとKDXに慣れた体には、TZRのポジションはかなり窮屈に感じます。
当時の各社のレーサーレプリカの中では、最もレーサーから遠い、と言われたTZRですけどね。。。
一速に入れて走り出します。待ちに待った瞬間ですね。。。
「そうそう、これこれ。この感じだよ~」
両足が懐かしいこの感覚を思い出して、急速に馴染んでいきます。
「いや、やはりなんかちがう。。。」
入院直前に明らかに走らなくなるかなり前から、回転数が低いときのトルクが無くなってきていて、発進するときもかなり気を遣わないとエンストしそうになっていたのですが・・・
「こ、、、これは・・・」
まったく別次元のものになっていました~
もりもり湧いてくるトルク感、スムーズに回転が上がってキューっと車体が押し出される感じ。
「こんなんだったっけ・・・」
新車の時でさえこんなに走ったかどうか
クラッチのつながりがスムーズにいかず、なんかカクンとつながるとか、ちょっと違和感はありますが、クラッチも交換してるし、全部ばらしてるので、以前と同じであるはずはなく、まぁそのうち馴染むでしょう。
そのままどっかに走り去りたい気分だったのですが、あいにく近所の人と温泉に行く約束があったので断念。。。
「くそ、こんな約束するんじゃなかった。。。」
と思いつつ、ブッチする訳にもいかず、あきらめて家に帰りました。
年末はいろいろ忙しいので、年明けですね。。。
うぅ、、、早く乗りたいっす
春のツーリングに向けて、冬の間に慣らし運転を完了させとかないと。。。
さぁ、TZR。
これからまぁ新車と同じ20年とは言わないまでも、あとパーツの不安はあるにしても、まだまだ乗れるはず。
自分の体とTZR、どっちが先にへたばるか、根競べですねぇ~
いざ、勝負!!
いや、、、
もう若くもないし、お互いいたわり合いながら、無理せずぼちぼち長く乗っていこう、そんな感じですね~