子供が最近よく犬の毛を抜いている。
どうやらプチプチと一緒で本人のストレス解消になっているようで、大量に抜いた毛の塊りを柴犬のコムギの頭に載せて満足げに眺めている。。。
「このクソ寒いのに、毛抜いたらかわいそうやん」
というのだけど、
「抜かないと病気になる」
と、子供は言うのです。
確かにコムギは気持ちよさそうにしているし、ネットで見ても抜けとは書いてあるが、抜くなと書いてあるのは見たことがない
しかし本当にそうなのだろうか・・・
この寒い時期に抜くのがいいことなのか、どうも疑問なんですよね~
ネットでは3日に一回は毛の手入れを、とか書いてあって、基本毛を抜くことを推奨しています。
子供は毎日大量の毛を抜いて喜んでいるし、、、ストレス解消にもなっている・・・?
それに、今日はどうもお風呂に入ったらしく、首周りのモフモフの毛まで一切なくなって、真夏の時のようにすっきりとしていました。
「これは寒いやろ。。。」
せっかくの冬毛の意義はどこにいった?
と、ボクは思ってしまうのです
整理してみます。
・冬は寒いから冬毛に変わる。
・夏は暑いので、冬毛は抜ける。
これは、疑いようもないですよね。
では、なぜ、真冬の一番寒いこの時期に抜け始めるのだろうか??
自分の考えは単純です。
春になってから抜け始めても手遅れで、今から抜け始めないと春に間に合わないからです。
つまり、ある程度の期間を見て抜け始めの時期が決まっているのだと思います。
そして、これは自然に抜け落ちて行くことが前提になっていますね
犬と人間の歴史は長く、ローマ時代には飼い犬がいたし、日本でも縄文時代には一緒にいたようです。
余談ですが、顔が横長の犬は食べられていた痕跡が、顔が縦長の犬は骨折の治療の跡などがあり、狩猟用なのか大事にされていたようです。
横長の犬が食用だったのかは書いてありませんでしたが、愛玩用に飼われていて死んだら食べたのではないかと、個人的には信じたいです
それはさておき、いくら人間との共生していた期間が長いとはいえ、犬の毛を手入れし始めた時期は、犬を屋内で買い始めた期間と同じではないかと考えています。
昭和の時代、自分が子供の頃ですが、番犬として屋外で犬を飼っていた頃は、屋内と違って抜け毛も気にならないし、多少汚れていても良しとされていて、ご飯と言えば残り物の残飯で、冬場も犬小屋の中で丸まって寝ていました。
つまりブリーダーでもない限り、一般家庭では毛並みの手入れなんかしていなかったと思います。
何が言いたいかというと、人が犬の毛を抜き始めてからせいぜい40年くらい。
人が毛を抜くことを前提に、犬が進化して毛が抜け始める時期を調整するには、さすがにまだ間に合っていないでしょう。
犬の毛を抜かないと、痒くなる、病気になる、など、いろんなデメリットがあるというなら、それはそうなのかもしれません。
屋内で買うようになって昔とは環境も変わってきているからです。、
ずっと屋内にばかりいる環境の犬は季節関係ないので、別に抜いてもいいかなとも思います。
でも、コムギはこの寒い中でも外に出たがるのです
外に出たがるコムギが寒い思いをするのが、そしてそれがもとで外に出たがらなくなってしまうのがイヤなんですよね。。。
現に、おととしまで夏場もずっと外に出ていたコムギが、昨年はキンキンに冷えた冷房の中にずっと入れられていたせいか、真夏に冬毛が生えていて、一切外に出なくなってしまったんです。。。
自分としては本人(本犬?)が望む限り、過保護的でない、できるだけ自然に近い環境に居るのが一番ではないかと思うのです。
で、犬の体が季節に合わせてそのようにできているのであれば、それに合わせてあげる方が良いと思うんですよね~
ただ、毛を抜くのを止めさせようというわけではなくて、、、
毛を抜くのが良いことだ一辺倒のネット情報に、一石を投じて見たかっただけなのです。。。
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