5年前の3月12日のことですが、モス・バーガーで、当時、お気に入りであったフィッシュ・バーガーを買いました。
すると、開業記念日とのことで、直径5cmにも満たないような、ミニ植木鉢をプレゼントされました。
台所の流しの上に放置していたのですが、いつのまにか芽が出てきました。
あわてて、日が当たるトイレの窓際に移して、水を与え始めました。
やがては、成長して、高さが15cmにもなり、植木鉢が小さすぎるようになりました。
そこで、クリニック横の溝に移植しました。
6月にきれいな花を咲かせたのですが、驚いたことに、繁殖していくではありませんか。
ちょっとした花壇ができあがりました。
花の名前は、”日々草”です。
息が長く、10月まで花を咲かせます。
そして、翌年もちゃんと芽を出してきました。
こうなると、可愛いものですから、肥料を与えて、水もかけます。
雑草もスタッフのKちゃんが抜いてくれるようになりました。
11月の枯れた花から、Kちゃんが種を採取して、翌年の春に種まきをするようにもなりました。
花にとっては、晴天が続く日々は、過酷なコンディションです。
10日間で花も葉も縮み上がってしまいます。
私は、結構、こまめに水まきをしますが、野に咲く花々は、半分枯れ果てながらも、じっと雨を待つしかありません。
熊本は今日久々の雨です。
花を育てるようになるまでは想像もできなかったのですが、まさに、恵みの雨だなと実感します。
この雨で、花も木も草も、みな生き返るだろうなと思うと、なんだかホッとしてしまうのです。
もちろん、水まきの手間がはぶけるうれしさもありますが....
振り返れば、たった一つの植木鉢からすべてが始まったのです。
最初の年は、深夜に酔っ払い、肥料と称して、花にオシッコをかけていました。
2年目からは、肥料を購入するという智恵がつきましたが、最初の年の繁殖に貢献したのは私のオシッコであったと自負しております。