こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

衣替えの季節を迎えて

2019年05月26日 02時12分04秒 | Weblog
 中学時代、
衣替え時期は苦闘の日々だった。
通学カバンのほかに
手提げ袋を提げての通学。
朝が早いとひんやりしているので、
学校まで冬服を着用、
正門前で脱ぎ手提げ袋に詰めた。
 寒がりの私に
六月の衣替えは早すぎた。
梅雨時期と重なるせいもあり、
雨でも降れば
もう夏服だけでは過ごせなくなる。
授業中は夏服の下に
下着の重ね着をしたものだ。
「えらい着ぶくれしてるやないか」
 先生も心得たもので、
校則は校則とばかり、
冷やかし程度で対応してくれた。
ただ重ね着も、
やはり冬場と違い
暑くなってきたりする、
温度調節に脱いだり来たりと大変だった。
 社会人になると、
衣替えの時期など関係なくなった。
就職先がレストラン、
職場に入ると
丸一日コック服で過ごすのだ。
それでも寒さとの闘いから
逃れられなかった。
生の食材を扱う調理場は年がら年中
冷房で低温を保たれた。
凍えを我慢しながら、
衣替えに四苦八苦した昔がよかったと
心底思ったものである。
コメント
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