こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

けんか相手

2020年07月16日 01時48分38秒 | つぶやき
畑で柵の手なおしをしていると、
顔見知りのRさんが通りかかった。
幼馴染みで、やはりUターン組である。
珍しく声をかけてきた。
「精が出るのう」「若いもんが街に出てしもたからな」
「聞いたか。Sが死によったわ」「へぇ~」
どうやらその情報をしゃべりたくて立ち寄ったのだろう。
Sも幼馴染のひとり。
昔々は田舎なりに結構子供が多かった。
同級生で10人近くいたと思う。
といっても親しくしている相手はいない。
小さい頃からアウトドアっ子じゃなく、
インドアっこだったから、
友達はいなかった。
しかしSとは一度だけの因縁があった。
昔も今も私は穏やかで優しい男と通っている。
つまりはお人よしなのだが、
自慢じゃないが、昔も今も喧嘩はしなかった。
ただ例外がSとのけんか。
小学校5年生だった。
当時投下校は村の子供らが連れ立ってしていた。
その日の下校はなぜかSだけが連れだった。
なぜけんかになったか、
どちらが先に手を出したかは、覚えていない。
自然とはじまった喧嘩は、
鼻血が流れるほどの血闘(?)だった。
お昼時で周囲に誰もいなく、喧嘩は続いた。
そして終わった……と思う。
それぐらい喧嘩の記憶ははっきりしない。
だから買ったのか負けたのか定かではない。
あれ一度かなあ。
大人になってからも喧嘩沙汰は一切ない。

唯一のけんか相手の逝去を知らされ、
歳月が流れたのを実感した。

深夜零時。
家族の弁当のためにキッチンに立った。
フライパンでご飯を炊き、
茄子の揚げびたし、はさみ揚げ、肉詰めピーマンを作った。
茄子は飽きることはない。
いろんな料理が楽しめる。
コメント
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