母校の入学式に列席した。
当時同窓会の副会長で,
新入生に歓迎の言葉を贈る役割だった。
前夜、
何度も読み返した原稿を手に壇上に上がった。
式台ごしに会場を見やると、
まだ童顔の後輩たちが希望に燃えた紅顔を見せていた。
その瞬間、
頭の中が真っ白になった。
「みんなの希望に輝く顔を見て、
私が入学した日を思い出しました!」
第一声は、
原稿にない言葉。
新入生に語りかけるというより、
興奮気味に鼓舞するものだった。
私は学生に戻っていた。
新設された工業高校の第二期生。
仮校舎での授業、
実習に目を輝かせたあの時……悲喜こもごもの高校生活が、
今の私を作った。
「ものづくりに生きる喜びを身に着けるには,
最高の学び舎です。ぼくら先輩を乗り越える技術屋に、
遠慮なく是非、
なって下さい!」
冷静さを欠いた感情的な式辞に、
思いもしない万雷の拍手!
「いい式辞でした」
校長先生の褒め言葉に、
目が潤んだのを思い出した。
当時同窓会の副会長で,
新入生に歓迎の言葉を贈る役割だった。
前夜、
何度も読み返した原稿を手に壇上に上がった。
式台ごしに会場を見やると、
まだ童顔の後輩たちが希望に燃えた紅顔を見せていた。
その瞬間、
頭の中が真っ白になった。
「みんなの希望に輝く顔を見て、
私が入学した日を思い出しました!」
第一声は、
原稿にない言葉。
新入生に語りかけるというより、
興奮気味に鼓舞するものだった。
私は学生に戻っていた。
新設された工業高校の第二期生。
仮校舎での授業、
実習に目を輝かせたあの時……悲喜こもごもの高校生活が、
今の私を作った。
「ものづくりに生きる喜びを身に着けるには,
最高の学び舎です。ぼくら先輩を乗り越える技術屋に、
遠慮なく是非、
なって下さい!」
冷静さを欠いた感情的な式辞に、
思いもしない万雷の拍手!
「いい式辞でした」
校長先生の褒め言葉に、
目が潤んだのを思い出した。
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