いつもと同じセリフ。
「暑いよー」で始まる一日。
きのうまでお泊りだった孫らが帰った後は、
ぽかーっと空いた空間を眺めやる。
寂しくもあり、
安堵の気持ちも。
暑さに負けてばかりではいられない。
最近は夕方の日差しが弱まる時間を見計らって、
畑仕事をやっている。
きのうは気になっていた草刈りに取り組んだ。
畑の一角に整備している、
古墳を模造したミニチュア古墳エリアの草を刈り揃えた。
成果に満足する私は汗と草にまみれていた。
ふと見上げた空は、
赤く燃えていた。
はっとするぐらい素晴らしい夕焼けだった。
生きている実感に実を浸すつねじいさんだった。