老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

165;白の気持ち

2017-06-03 20:23:07 | 老いびとの聲
ご訪問いただき、ありがとうございます

「老母の介護に疲れた」「老母の介護に疲れた その後」「老母の介護に疲れた その後2」
と「あなたならどうする?」「薔薇なの花となった・・・・」のタイトルで5回のブログに登場した松さん
突然の訃報にご冥福をお祈り申し上げます

私自身も考えしなかった松さんの死だけに
心残りがしてならない
昼夜介護に関わって来られた長女は
「これが母の寿命だったのかもしれない」
と 感謝の言葉で話されていた。
長女自身が介護に苦労し疲労困憊していただけに
ショートステイのスタッフを責める言葉はなく
施設職員にも気遣いされるほど優しかった。


夕方 故松千春さんが休んでおられる隠居宅を訪れた
松さんは本当に眠っているような感じで
好きなご飯
「ご飯だよ」と声をかけると
いまにも起きそうな気配がする
白髪と額を何度も撫で
松さんの顔をみながら合掌
「星となり お休みなさい」
「ありがとうございました」
「お疲れ様でした」
と呟き ご冥福をお祈り申し上げます




164;薔薇の花となった・・・・

2017-06-03 16:14:14 | 老いの光影
ご訪問いただき、ありがとうござます

#157; あなたらどうする? に
登場した88歳の女性が
(薔薇の花を食べた・・・)
ショートステイ利用され
朝食のとき 食べ物が詰まり
意識消失となった
AED 救急搬送 南陸奥総合病院で心臓マッサージを行うも
9:27永眠された
穏やかな顔で 眠られ 
声かければ いまにも起きそうな感じであった

予期もしなかった突然の死だけに
いままで介護されていた長女は
「これも運命で仕方がない」
「自分が介護疲れで首や両腕が動かなくなり
精神的にもまいっていた」
「施設もよくやってくれたので、仕方がないことだと思っています」
と 施設を責めるような言葉を吐かなかった

自宅では 夜間「散歩」(夜間「徘徊」)があり
長女が苦労し困っていた
桜デイサービスの利用になり
夜間徘徊も消失し
これからというときに
ショックであった
68歳で仕事もされ
心身ともに疲れ 
8日間のショート利用となり
5月29日から6月5日までお願いしたところであった
長女は「虫の知らせなのか 今日の朝 墓の草刈りや掃除をしてきた」と。

転倒が多く、昨日は
救急搬送された病と院の整形外科で
転倒の際負傷した左指の治療を受けていた
(付添をした)

葬儀屋の車で自宅に帰った

今日仕事を終え
桜デイサービスのスタッフとともに
線香をあげご冥福をお祈りしたい


163;一番星

2017-06-03 12:34:56 | 老いびとの聲

ご訪問いただき、ありがとうござます
 
人間は皆死ぬ運命に在る
死から逃れることはできない
人生は往路でしかなく復路はない
「片路切符」だ

人間死んだら永遠に眼が覚めることはなく
眠りにつくのだろうか
夢をみることもないのだろか
眠ったままの亡骸なのか
死んでみないとわからないが
死んでもわからない
意識がないのだから

肉体だけが死しても
魂は現世に浮遊しているのか
人間死んだら星になる
満天の空に輝いている星
一番星となって
大切な人を
見守ってくれる