老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

378;不器用な夫を持つと妻は苦労の連続かも

2017-09-11 21:10:38 | 老いびとの聲
 不器用な夫を持つと妻は苦労の連続かも

いつもwifeと一緒に家路に着く
今日は我唯独り家路に着きドアを開ける
beagle・gennki物凄いジャンプで嬉しさを示す

主婦(主夫も存在しますが・・・)は凄い と改めて感心
仕事を終え
2、3日分のおかずを「ベニマル」で買い物
慣れぬ買い物に時間がかかり
外へ出たときは、暗く家に着いたのは19時近く
それから夕食の準備と言っても
我のみのおかず

男の料理教室がクローズアップされ
私が住む村でも 有線放送により男の料理教室の出席を募っている
料理は器用さとセンスが求められる

自慢でも何でもないのだが
私は両親に似ず手先も不器用、世渡りも不器用
小学生のときから 絵も習字も歌唱力も運動もダメであり
不器用の王様であった
当然 料理の器用さやセンスもない
今回のようにwifeが不在となると
生活は麻痺寸前
wifeは、下着から上下の衣服まで、日毎に準備していってくれる
センスの悪い服装をされては
wifeの沽券にかかわるらしい
毎日3食 作り食べさせることは容易ではない

376;認知症老人と存在論 ①

2017-09-11 04:38:12 | 介護の深淵
 認知症老人と存在論 ①
~ハイデガーの哲学から考える~


はじめに
 
ハイデガーの存在論に邂逅したとき、自分は強い衝撃を受けた。
「なぜ、いま自分はここにこうして生きているのか」
認知症老人に関わっている自分の在り方というものが鋭く問われ
居場所の意味を
再度、ハイデガーの哲学を通し
認知症老人介護の在り方を見つめていきたい。

創文社から『ハイデッガー全集』が刊行されているが、
まだ自分の読解力では難解であり、
北川東子さんの『ハイデガー・存在の謎について考える』(NHK出版、シリーズ・哲学のエッセンス)から引用させていただき
「自分」という存在を考えていきたい。

北川さんの引用文を用いたとき、〔 〕内に数字で記した箇所は前掲書の頁であることを意味する。