老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

389; 病室の窓から見える風景

2017-09-15 11:03:58 | 老いの光影
病室の窓から見える風景
今日の午後
真知子さん(82歳)の病室を訪れた
外陰癌が骨盤まで転移し余命半年を告げられた
彼女は自分の癌が予想以上に進行しているとは
認識されていない・・・・・
彼女の 年齢から考えると両親は他界されている
妹は20歳 のとき失恋により海で自殺
弟は還暦を迎えたとき急性肝炎で亡くり
彼女にとり家族はなくなり
一人暮らしが続いた

入院当初は4人部屋で廊下側のベッドだった
窓はなくかテーンに囲まれていた
入院10日後には窓側のベッドに移ることができ
病室の窓からは
筑波山が見えた
生まれた時から筑波山を眺め見ながら育ち生活してきた
彼女にとり筑波山の風景は心の慰めにもなった
1週間に2、3回面会に訪れる従弟の妻とその娘には
大変申し訳なく思い
自分が早く死んでしまえばと
検査拒否が続いた
従兄弟の嫁とそ娘が足げく通うことで
真知子さんは検査や治療を受け入れるようになった

癌病棟や介護施設において
歩けない人ほど窓側のベッドで
療養できるよう配慮することが大切
歩ける病人や要介護老人は廊下側のベッドでもいい
寝たきりの人より歩ける人の方が
自己主張が強く
廊下側から窓側のベッドに移るチャンスが多い
歩ける人は病院内を自由に歩け外の景色を見たり
中庭に行くことができる
病状や介護度が重い人ほど
窓側ののベッドで療養できるよう配慮することが大切
一日中病室の天井だけを見つめながら過ごすのは苦痛であり
悲観的になってしまう
病室の窓から見える風景は
病人にとって心の薬となる

酒が好きな彼女
元気になり
あそこの店でチョイと一杯でもやりましょうか、と
その笑いの余韻を残し
病室をでた。






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388; スカイツリー 其の2

2017-09-15 08:47:49 | 春夏秋冬






東京スカイツリー 天空から
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387; スカイツリー

2017-09-15 04:38:40 | 春夏秋冬
スカイツリーから見た大東京の夕暮れ

天空から

昨日はブログを書く時間もなく空白となってしまった
神奈川・葉山へ車でwifeを迎えに行った
5日間のスクーリングを終えたwifeはスッキリ顔
帰りは寄り路をし
八景島と東京スカイツリーを見学
平日でいずれも見学者は少なく並ばずに見れた
luckyであった

八景島では
シロクマ、ペンギンに癒される

帰り路に東京スカイツリーがあり
ふらりと立ち寄る
天空からみた
街はマッチ箱のようであった
鳥瞰図という言葉があるけど
鳥は天空から景色を見る
空を飛べたらと想う



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