老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

404;再び歩くことへの挑戦 ⑥

2017-09-19 18:27:58 | 老いの光影
秋桜デイサービス用にオーダーで作製した浴槽台
浴槽台と浴槽の高さが同じ
お尻を移動させて入ることができる
勿論浴槽の周囲には手すりは設置されている

 再び歩くことへの挑戦 ⑥
旧題名「寝たきり状態」からの挑戦


9月18日から毎日のご利用となる堀川清子さん
心配していた台風18号も通り過ぎ 送迎時の雨もなく一安心
秋桜デイサービスで排便ができ 朝から絶好調
家庭用浴槽にも入ることができ これまた最高
立ち上がり、つかまり立ちは介助を受けるものの
自分の足で 自分の力で できるようになってきた
90歳を過ぎ 寝たきりになったとき
「(自分は)もうお終いだと思ってしまった」
「でも、こうして前向きになれたのはうれしい」
と話される彼女

民家を活用した小規模デイサービスの長所と短所

介護施設や定員30名規模のデイサービスと違い
民家を活用したデイサービスの浴室は
浴室の出入りは段差があり、狭い
(秋桜デイサービスの浴室は1坪半の広さ)
床から浴槽の淵までの高さは40㎝あるが
同じ高さの浴槽椅子と手すりを設置すれば
坐りながら浴槽の出入りが容易にできる
浴槽内や浴槽台で坐ったり立ち上がったり、つかまり立ちしたりなど
入浴しながら基本動作の訓練がしっかりできるところが
元気になる素である
浴室の出入り口は12㎝の段差があり、足元が滑り転倒のリスクはある
その分本人も介護スタッフも緊張と神経を使うという欠点もある
秋桜デイサービスの浴槽で入ることができれば
自宅の浴槽も条件は同じであり
家族の介護負担も重くはなく容易に入浴ができるようになる

清子さんの場合、まだ独歩はできていないが
立ち上がったりつかまり立ちしたり、座位保持ができることで
一般家庭の浴槽に入ることができる

もしこれが介護施設や30名規模ぼデイサービスならば
《歩けないということで》
車いすで浴室まで移動し
リフト浴や車いすに坐ったままで入浴できる浴槽がある
リフト浴は、電動で昇降しながら浴槽に入る
介護者の介護負担軽減や利用者も容易かつ安全に入浴できる
しかし、
利用者は常に受身の立場にあり
立ち上がりやつかまり立ちなどの動作はなく
一連の入浴動作がないことにある
それだけでなく大切なことは、家庭用普通浴は
個人の意思で浴槽の出る時間を決めることができることだ
入浴の主体は利用者にある

リフト浴などの場合
リフト昇降の操作は介護スタッフが握っており
本人がまだ浴槽に入っていたい、と思っても
主体は介護スタッフにある

歩けなくても坐ることができれば
家庭用普通浴槽に入ることができる
そのことをわかって頂けたと思います
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403;秋桜デイサービスの全景

2017-09-19 05:07:29 | 老いの光影
秋桜デイサービスの全景
室内はおいおい紹介していきます
今年の2月にオープン
1階がデイサービス
(定員10名、介護スタッフ4名、生活相談員2名;内1名は非常勤)
(ようやく収支トントンになったところ)
2階は余が介護相談の事務所として利用している
段差だらけの小規模デイサービス
階段(段差)があることで
昇降訓練が知らぬ間にできる
車いすの上がり降りはスロープで十分
(写真からスロープがみえる)
手前が南向きで陽当たりは抜群
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402;{オシッコ考 ②}「尿蛋白」

2017-09-19 00:38:55 | 排せつ考
秋桜デイサービスセンターの庭に咲いていた

 尿蛋白が出たら、将来は人工透析か?

馬鹿な男の話
42歳の頃 厄年であることも忘れ
人生を謳歌していた
2年以上も仕事を休まず
朝早くから夜遅くまで仕事をしていた
当時は仕事を3つ抱え
本業は8:30~17:30まで介護施設で仕事①
18:30~22:00頃まで
隣りの市で特別養護老人ホーム申請書類の作成を手伝っていた②
毎週木曜日が休みだったので
東京にある医療福祉専門学校で
非常勤講師で3科目を受け持っていた③
その後もなんやかんや介護の仕事をしていて
いつも帰宅したのは0時過ぎであった
朝は6時過ぎには起き、朝食をとり7時前には施設に向かう
通勤時間車で40分


それでちょっと暇ができ病院受診をしたら
内科医から
尿蛋白があるね。慢性腎不全だな
で原因不明で、この先は治らない病気
現状維持がベストで、クレアチニン、尿素窒素の数値を悪化させないことだ
最終的には人工透析になることは覚悟していた方がよい
この後栄養士と会って、食事についてアドバイスを受けなさい。


ザル水みたいな腎臓で
腎臓機能の働きが低下し老廃物が上手に処理できていない
慢性腎不全症の診断を受けた
貧血になり、階段を昇ることも大変になり足が上がらない
38.0の高熱になり、それが長引くと
一挙に人工透析になるといった塩梅で
人工透析患者予備軍であり、透析とは隣り合わせにあった

このときほど オシッコするたび
オシッコを恨めしく思ったものだった

慢性腎不全症の治療は14年余り続き
服薬、食事療法を行ってきた


尿蛋白=人工透析ということにはならないが
治療が必要
慢性腎不全症は自覚症状がないだけに
40歳を過ぎたら生活習慣病の診断を受けることが肝要



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