秋桜デイサービス用にオーダーで作製した浴槽台
浴槽台と浴槽の高さが同じ
お尻を移動させて入ることができる
勿論浴槽の周囲には手すりは設置されている
浴槽台と浴槽の高さが同じ
お尻を移動させて入ることができる
勿論浴槽の周囲には手すりは設置されている
再び歩くことへの挑戦 ⑥
旧題名「寝たきり状態」からの挑戦
9月18日から毎日のご利用となる堀川清子さん
心配していた台風18号も通り過ぎ 送迎時の雨もなく一安心
秋桜デイサービスで排便ができ 朝から絶好調
家庭用浴槽にも入ることができ これまた最高
立ち上がり、つかまり立ちは介助を受けるものの
自分の足で 自分の力で できるようになってきた
90歳を過ぎ 寝たきりになったとき
「(自分は)もうお終いだと思ってしまった」
「でも、こうして前向きになれたのはうれしい」
と話される彼女
民家を活用した小規模デイサービスの長所と短所
介護施設や定員30名規模のデイサービスと違い
民家を活用したデイサービスの浴室は
浴室の出入りは段差があり、狭い
(秋桜デイサービスの浴室は1坪半の広さ)
床から浴槽の淵までの高さは40㎝あるが
同じ高さの浴槽椅子と手すりを設置すれば
坐りながら浴槽の出入りが容易にできる
浴槽内や浴槽台で坐ったり立ち上がったり、つかまり立ちしたりなど
入浴しながら基本動作の訓練がしっかりできるところが
元気になる素である
浴室の出入り口は12㎝の段差があり、足元が滑り転倒のリスクはある
その分本人も介護スタッフも緊張と神経を使うという欠点もある
秋桜デイサービスの浴槽で入ることができれば
自宅の浴槽も条件は同じであり
家族の介護負担も重くはなく容易に入浴ができるようになる
清子さんの場合、まだ独歩はできていないが
立ち上がったりつかまり立ちしたり、座位保持ができることで
一般家庭の浴槽に入ることができる
もしこれが介護施設や30名規模ぼデイサービスならば
《歩けないということで》
車いすで浴室まで移動し
リフト浴や車いすに坐ったままで入浴できる浴槽がある
リフト浴は、電動で昇降しながら浴槽に入る
介護者の介護負担軽減や利用者も容易かつ安全に入浴できる
しかし、
利用者は常に受身の立場にあり
立ち上がりやつかまり立ちなどの動作はなく
一連の入浴動作がないことにある
それだけでなく大切なことは、家庭用普通浴は
個人の意思で浴槽の出る時間を決めることができることだ
入浴の主体は利用者にある
リフト浴などの場合
リフト昇降の操作は介護スタッフが握っており
本人がまだ浴槽に入っていたい、と思っても
主体は介護スタッフにある
歩けなくても坐ることができれば
家庭用普通浴槽に入ることができる
そのことをわかって頂けたと思います