老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

392;本当に秋ですね

2017-09-16 23:09:13 | 老いびとの聲
本当に秋ですね 

寒くなってきました
夜の外出は長袖1枚では寒く
上にもう1枚着ないと寒さを
しのぐことはできない
空蝉の鳴き声は聴こえず
鈴虫の鳴き声だけが
夜長の秋を告げる
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391;足がもう1本欲しい

2017-09-16 16:55:02 | 老いの光影
南陸奥の夕暮れ

足がもう1本欲しい  

いま介護サービスを使わずに過ごし3ヵ月余り過ぎた
91歳の三森菊さんは一人暮らし
過去に週2回デイサービスを利用していたのだが
気難しいところがあり
いまはデイサービスの利用をやめ自宅に居る
当然歩く機会が減り
自宅に閉じこもり
炬燵と仲良しになり寝ていることが増えてきた
両足の筋力は衰え
3か月前に住宅改修を行い手すりをつけた

右足の膝に水が溜まり痛い
注射で水を抜きをしたが良くならない
ようやく歩いてる
「足がもう1本欲しい」
そうすれば歩くことができる、と
菊さんは呟いていた
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390;お尻が冷た~い

2017-09-16 11:46:09 | 春夏秋冬
お尻が冷た~い 

妻の実家で起こった朝の出来事

尿意をもよおしいそいそと便所に向かう
下着をおろし
洋式便器に坐ったところ
「冷た~い」
いつもと違う尻の感触
暖房便座が故障したのかな、と思い
立ち上がり
後ろを振り返ったら
便座が上がったまま
「あちゃ~」 

寝室まで私の声が聴こえ
妻や義母はクスクス笑い
便座を降ろすことを忘れた義父は
一人静かに寝ていた
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