老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

826;お前は誰だ

2018-07-18 04:43:40 | 老いの光影 第2章
 お前は誰だ

深夜起き出し
トイレに行く。
用足しを終えたあと
洗面所に映る自分の顔
見たことのない顔
知らない顔
鏡に向かって
「お前は誰だ」と話しかけても
うんともすんとも言葉が返って来ない。
鏡映った婆様の顔は
以前黙ったままでいるので、
鏡を見ている婆様は、不機嫌になり
再び大きな声で「お前は誰だ!」と叫ぶ。

葬式等でしばらくぶりにあうと
他人の顔を見てしみじみ思うことがある。
「老けたな・・・・」
自分の顔は、鏡を見ない限りわからない。
葬式から帰り、
自分の顔を鏡で見てみた。
「お前は誰だ」と呟いた。
自分の顔は予期もせぬほど老けていた・・・・・。


825;鮪が飛んできた

2018-07-18 04:30:49 | 阿呆者
 鮪が飛んできた

昨夜の出来事
妻に誘われ
回転寿司に行った。
飛び魚は知っているが
隣りの家族席から
鮪が飛んできた。
新幹線で運ばれてきた寿司皿を取ろうとした
操作ミスで新幹線が突然動き出し
そのはずみで鮪が飛んだ。
大笑いであった。
隣り席の家族も大笑い。