小さな雨蛙
酷暑になる前に
四時五十分過ぎ
beagle元気と散歩に
出かけたときのことを
徒然なるままに綴ってみた。
何処に居ても空の下に棲む。
今日は常総國の畦路から空風景を眺る。
処変われば空風景も様変わりする。
関東平野は山が無く、限りなく見とおせる景色が好き。
心が自由になる感じがする。
畦路からヒョッコリ小さな雨蛙が飛び出して来た。
自分と同じく酷暑の前に散歩を始めたのであろうか。
可愛げな跳躍に目を細めた。
小さな小さな生命に心のなかで声援を送った。
外陰癌で他界された婆さんの塔婆が倒れていないか、
beagle元気と散歩の途中、墓場を寄り路した。
三本の塔婆は倒れてなく、ホッとした。
成仏できるようお祈りをした。
路端に向日葵ではなく、秋桜が咲いていた。