化粧をするあなたの姿
化粧をする君の
その背中がとても
小さく見えて
イルカの『雨の物語』の一節
化粧をするあなたの後ろ姿
寂しさを感じる
女性にとり
化粧は命なのかもしれない
それ以上に自分を美しく魅せる
眠りについたご遺体
ふくみ綿を頬に入れ
ふくよかな顔に復元させ
最後の化粧を施す納棺師(おくりびと)
言葉をかければ
いまにも眼を開け返事が返ってくるのでは、と・・・・
お通夜の翌日は
薄日射す秋の朝
火葬場での釜の扉が閉まる音は冷たく響く
ほんとうにこれでサタおばちゃん(111歳)とお別れとなる
顔も躰も眼にすることもできない
白い煙となって青い空へ消えて逝く
こころのなかでは
「ありがとう」「おつかれさま」と、つぶやく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e8/56625f6d9dae9422d9163fc8ba1cd3b4.jpg)
化粧をする君の
その背中がとても
小さく見えて
イルカの『雨の物語』の一節
化粧をするあなたの後ろ姿
寂しさを感じる
女性にとり
化粧は命なのかもしれない
それ以上に自分を美しく魅せる
眠りについたご遺体
ふくみ綿を頬に入れ
ふくよかな顔に復元させ
最後の化粧を施す納棺師(おくりびと)
言葉をかければ
いまにも眼を開け返事が返ってくるのでは、と・・・・
お通夜の翌日は
薄日射す秋の朝
火葬場での釜の扉が閉まる音は冷たく響く
ほんとうにこれでサタおばちゃん(111歳)とお別れとなる
顔も躰も眼にすることもできない
白い煙となって青い空へ消えて逝く
こころのなかでは
「ありがとう」「おつかれさま」と、つぶやく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e8/56625f6d9dae9422d9163fc8ba1cd3b4.jpg)
100歳近くまで結城紬の糸取りをしていた