老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1280; 車椅子で散歩をするときは

2019-11-12 20:06:53 | メトロノーム
車椅子で散歩をするときは

秋日和のときは
貴重な散歩日和

晩秋そして初冬になると
北風が吹き散歩が難しくなる

今日は秋日和で
穏やかな日であった
老いた父は膝掛けを被せ車椅子に座っていた
車椅子を押しているのは娘であろうか

ちょっとお節介で
また、ご存知のことかもしれない

秋空の下での車椅子散歩をされるときは
腰から膝下くらいまで
小さな足掛けタイプの毛布を
のり巻きのように巻きつけて座るといい

そのときは緩く巻きつけることと
お尻の部分は皺を伸ばすこと
そしてその上に膝掛けをかける
足首ウオーマーも履くのも温かい

意外と車椅子に座っていると
風を感じ寒い
車椅子を押している人は
運動にもなり暑くなるので寒さが「鈍感」になりやすい

寒くなる前の秋日和は
貴重な散歩
散歩されている光景を見ると嬉しくなります



1279; 鏡

2019-11-12 08:23:27 | 阿呆者


子どものころ
アニメで「ひみつのアッコちゃん」があり
テレビで放映されていた

鏡 の精からもらった魔法のコンパクトで
望む 姿に変身 し人助けをするアッコちゃん
そんなコンパクトがあったら ・・・・

鏡は不思議な物で
自分の顔が写る
鏡がなければ自分の顔がわからない

非日常的な葬式に出かけ
知っている人や同年代の人に出会うと
「老けた」な、と内心思うことがある
それは自分も老けた顔だと、相手から思われている
鏡を見てはじめて自分の老いに気がつく

鏡に写った自分の眼を見て
「死んでいる」と感ずるときもある
眼は心の窓と言われる

beagle 元気の顔をジッと見ていると
元気の眼のなかに自分の顔がある