後ろを振り返る
「後ろを振り返る」とは、2つの意味がある
”背後を見る”という意味がある
子どもの頃、一人で田舎の夜道は、歩いたことがあった
懐中電灯を点けながら歩くが、心もとない「明るさ」
雨が降っているので、ピチャ、ピチャと足音が聞こえる
お化けが後ろから来ているのでは、と、恐る恐る後ろを振り返った
都会では、女性の夜道は 誰かに追われやすく
心配で後ろを振り返ることがある。
後ろで何か大きな音がしたので振り返ると、車と自転車が衝突していた。
夜道 無燈の自転車が走っているので、漫然とハンドルを握っていると大変なことになる。
次に「過去を振り返る」という意味がある
過去を振り返ってみると、面白い事も辛い事もあったなと感じる
楽しかったことよりも苦労したことの方が覚えている
過去を振り返り、躓きや挫折を乗り越えることができず、そのことが後悔として尾を引いている
過ぎたことを悔やんでも、”仕方がない”、と思いながらも、無為のままに終わる
後ろを振り返らす、前に進む
過去を思い振り返る、とは関係ないことだが
認知症老人の場合は、道に迷ったとき後ろを振り返ることができない
つまりいま来た道を戻り、どこで道を間違えたか、考えることができない
道は直進するか 右に曲がるか 左に曲がるか だけで後ろを振り返り、逆戻りができない
発見されたとき(保護されたとき)は、とんでもない地点に居る
過去を振り返らず 前進していく気概で物事を考えていけたらよいのだが・・・・