老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

隔靴掻痒

2022-03-15 07:56:14 | 阿呆者


1846 痒い所に手が届かない 

風呂場でのこと
自分で背中を洗うけど
肝心の痒いところに手が届かず
歯痒い思いがする

ふと、介護とは
相手がして欲しい、してもらいたい、というところに
手が届いているだろうか

なななか背中のここを洗って欲しい、とは言いにくく
遠慮がちになってしまう。

どう気づかい 痒いところに手が届くか
「隔靴掻痒」という言葉がある
靴の上から足の痒いところは思うように搔くことはできない
思っていることが思うようにならない