1864 共感
第三の五感は『共感』です。
介護を媒介にして「共に感じる関係」とは、
どういう人間関係を意味するであろうか。
介護福祉士や訪問介護員の養成講座において「共感」とか「受容」という言葉を
講師から口酸っぱく聞かされたことを記憶していることと思います。
介護者(自分、私)の価値観をまず脇に置き、
相手の悩み、苦しみ、不安、葛藤、態度などをあるがままに受け止めていくことから始まります。
相手の喜びや悲しみ、怒りを共に感じていく状況に身を置いているかです。
ひとつの場面、ひとつの瞬間のなかで
相手と自分が一緒になって感じたことを「共有」し合う、
その場所、その時に感じたことは二度とやって来ないのです。
それだけに、いまを、その場所を、大切にしてかかわりあうことです。