老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1283;”もったいない”の世代

2019-11-14 17:21:12 | 老いの光影 第5章
”もったいない”の世代

大正、昭和一桁 に生れた老人たちは
”もったいない”精神が根づいている

物が溢れ、物を大切にしない風潮にある現代社会

デイサービスや在宅を訪問したとき
齢85歳を越える老人たちの”もったいない”精神に
笑うに笑えず 無言のまま過ぎ去ってしまう

もったいないは、下(排せつ)」に見られる。

女性老人に多い
用を済ませ、拭いたトイレットペーパーを
几帳面にたたみ洋服やズボンのポケットにしまう
食後に何気なくポケットからトイレットペーパーを取り出し口を拭く

在宅で日中 ひとり暮らしをしている老人
これは女性だけでなく男性も
尿失禁をした紙おむつ、紙パンツ、尿取りパットを部屋に干している
部屋中、言葉では表現できない尿臭がただよっている

乾いたら翌日それを穿きデイサービスに行く
乾いたとはいえ、尿臭は消えていない

もったいないも
ここまでくると大変
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1282;犬の手も借りたい

2019-11-13 20:59:11 | 犬と人間
犬の手も借りたい

昨日、自治医科大学附属病院皮膚科 外来受診があり、診察の結果
非結核性抗酸菌を退治するには1ヶ月以上の入院加療が必要である、と医師から説明を受けた
慢性腎不全(腎移植)があることから、腎臓を傷めないよう、腎臓外科医との連携が必要

しかし、12月1日から新規に居宅介護支援事業所(ケアマネジャーが仕事をする所)の開設と
2人のケアマネジャーを採用したので、仕事の流れを利用者の引継ぎ等もあり

即入院はできない
12月10日以降なら入院できるということで、それまで入院日を延期してもらった
(内心 1ヶ月も入院したら仕事がどうなるか不安)

但し、12月10日までの間に、37,5℃以上の熱発があったときは
即入院となる、と医師より告げられた


我家には猫がいないので 猫の手は借りることはできない
ならば犬の手を借りようか、とも思ってはみたものの
我家のbeagle元気は、右手(右の前足)負傷しており
元気の手を借りることはできない

今日は愚痴みたいなブログで
読み手にとっては つまらない話でしかない


元気は いま鼾(いびき)をかき 寝ている
幸せそのもの

元気のために 頑張るオトン
自分は熱発に気をつけ
在宅訪問時はマスクをかけ
東へ西へと歩く

眼の下が「くま」と浮腫みがあるので
本当は眼にマスクをかけたい心境


充分な睡眠と食事を摂り
帰宅したときには手洗いとうがいを必ず行う
寝る時は疲れても 感謝の気持ちを忘れない

嗚呼、普段やりもしないことに
challengeする自分
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1281; 真っ白なご飯にのせて食べるもの

2019-11-13 05:04:39 | 阿呆者
真っ白なご飯にのせて食べるもの

朝食の時
真っ白なご飯にのせて、またはかけて食べるもの

子どもの頃は
丸美屋食品のたまごのふりかけが好きだった

いまは、ふりかけをあまり好まなくなってきた
自分のなかで
真っ白なご飯にのせて、またはかけて食べるもの ベスト3

1 大根の葉

先日、南会津で買ってきた高原大根の葉を
細かく切り、それに鰹ブシ、醤油を混ぜ
真っ白なご飯の上にのせて食べる
目が細くなるほど美味しい

2 北海道産の鮭の筋子

塩筋子の方がいいかな
真っ白ななご飯の上に筋子をのせる
白と赤
口のなかで大きな赤い粒が潰れたときの感触は最高

塩分取り過ぎで
腎臓と心臓に悪いのは百も承知
そうそう毎日食べれるものでもないし
明日生きているとは限らない
大好きなものを食べて「死ぬ」
小さな幸せ

3 鶏卵

鶏の卵で、殼は白色でない玉子がいいかな
我家では玉子かけご飯のことを「TKG」と呼んでいる
真っ白なご飯の真ん中を箸で分け
そこへ玉子の黄身をダブルでポトン
玉子のシロミは入れない

おかずがなく、かつすぐに食べれる玉子は便利


番外編では 牛乳かけご飯



温かい真っ白なご飯よりは冷やご飯がよい
冷やご飯に牛乳をかけて食べる

食欲がないとき
時間がなく急ぐときなど
牛乳かけご飯は最高

覚えたのは高校生のとき

牛乳かけご飯は以前ブログに書いた

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1280; 車椅子で散歩をするときは

2019-11-12 20:06:53 | メトロノーム
車椅子で散歩をするときは

秋日和のときは
貴重な散歩日和

晩秋そして初冬になると
北風が吹き散歩が難しくなる

今日は秋日和で
穏やかな日であった
老いた父は膝掛けを被せ車椅子に座っていた
車椅子を押しているのは娘であろうか

ちょっとお節介で
また、ご存知のことかもしれない

秋空の下での車椅子散歩をされるときは
腰から膝下くらいまで
小さな足掛けタイプの毛布を
のり巻きのように巻きつけて座るといい

そのときは緩く巻きつけることと
お尻の部分は皺を伸ばすこと
そしてその上に膝掛けをかける
足首ウオーマーも履くのも温かい

意外と車椅子に座っていると
風を感じ寒い
車椅子を押している人は
運動にもなり暑くなるので寒さが「鈍感」になりやすい

寒くなる前の秋日和は
貴重な散歩
散歩されている光景を見ると嬉しくなります


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1279; 鏡

2019-11-12 08:23:27 | 阿呆者


子どものころ
アニメで「ひみつのアッコちゃん」があり
テレビで放映されていた

鏡 の精からもらった魔法のコンパクトで
望む 姿に変身 し人助けをするアッコちゃん
そんなコンパクトがあったら ・・・・

鏡は不思議な物で
自分の顔が写る
鏡がなければ自分の顔がわからない

非日常的な葬式に出かけ
知っている人や同年代の人に出会うと
「老けた」な、と内心思うことがある
それは自分も老けた顔だと、相手から思われている
鏡を見てはじめて自分の老いに気がつく

鏡に写った自分の眼を見て
「死んでいる」と感ずるときもある
眼は心の窓と言われる

beagle 元気の顔をジッと見ていると
元気の眼のなかに自分の顔がある




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1278; 紅葉drive

2019-11-11 04:23:00 | 春夏秋冬


紅葉drive


昨日は午後
秋空快晴だったので
wifeと紅葉drive

行先は南会津から塩原温泉のコースを走行
紅葉だらけ

南会津高原たじま という名の蕎麦屋で
会津地鶏そばを味わった
「最高に美味しかった」

道路をはさんで向かい側に
林檎の直売所があり
足が向いたwife
密がたくさん入った”サンふじ”一袋(7個入り)を購入

南会津の沿道で
wifeは高原大根を三本ゲット
今年の大根は
例年に比べて「細い」‼︎‼︎

wifeから大根をもらい「大根は太いほうがいいのに」と呟きながら 車に積んだ


南会津高原道路の道沿いに野菜やキノコ、柿などが直売されている


18時近く自宅に着く
陽はとっくに沈み 
夜空には影の薄い満月があった

留守番をしていたbeagle元気と一緒に
密の入ったサンふじ林檎を食べ
楽しい一日だった



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1277;遊び心

2019-11-10 05:53:36 | 阿呆者
遊び心


wifeは月に1回 若い女性(ネイリスト)が訪れる
自分へのご褒美として
爪にネイルアートをしている

爪の色が悪い、と躰の調子が悪いのでは、とよく言われることから
爪は「呼吸している」、と思っていた、自分。

ネイリストの話では爪は呼吸はしていない、と話してくれた

遊び心というか
ネイリストに
「男性もしていますか」
遠慮がちにたずねてみた

「数は少ないがしている男性もいっらしゃいますよ」

「自分も右手の爪一つに何か書いてもらおうか」と
皺だらけの指を差し出した

「どんな風にしますか」
「では大好きなsnoopyでも描いてもらおうかな」
「親指の爪がいいですかね」

15分位でsnoopyが可愛く描かれた
ひと月は「もつ」そうで
お湯や水に濡れても 食器を洗っても
snoopyは消えないとのこと

いい年をしたおじさんが
親指の爪に
ネイルしている、と
陰口が囁かれるかな

そんな囁きは気にせず
疲れたとき
右手親指の爪のsnoopyを眺め
癒され元気を頂く

変なおじさん哉

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1276;人を信じられずに生きていくのが辛い

2019-11-09 18:39:38 | 阿呆者

yahoo 画像より引用


人を信じられずに生きていくのが辛い

NHKドラマ 『サギデカ』を観た
何回目のドラマだか覚えていないけれど
振込め詐欺に騙された高齢の女性が話していた言葉が
自分の脳裏に深く刻まれた

”騙し取られたお金は悔しいけれど
人を信頼することができなくなったこと
これから人を信じられずに生きていくのが辛い”


認知症を患った老人を騙すのも許せない

自分も騙され易い性質
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1275;後ろを振り返る

2019-11-08 17:00:58 | 阿呆者


後ろを振り返る

「後ろを振り返る」とは、2つの意味がある

”背後を見る”という意味がある

子どもの頃、一人で田舎の夜道は、歩いたことがあった
懐中電灯を点けながら歩くが、心もとない「明るさ」
雨が降っているので、ピチャ、ピチャと足音が聞こえる
お化けが後ろから来ているのでは、と、恐る恐る後ろを振り返った

都会では、女性の夜道は 誰かに追われやすく
心配で後ろを振り返ることがある。

後ろで何か大きな音がしたので振り返ると、車と自転車が衝突していた。
夜道 無燈の自転車が走っているので、漫然とハンドルを握っていると大変なことになる。
 

次に「過去を振り返る」という意味がある

過去を振り返ってみると、面白い事も辛い事もあったなと感じる
楽しかったことよりも苦労したことの方が覚えている

過去を振り返り、躓きや挫折を乗り越えることができず、そのことが後悔として尾を引いている
過ぎたことを悔やんでも、”仕方がない”、と思いながらも、無為のままに終わる


後ろを振り返らす、前に進む

過去を思い振り返る、とは関係ないことだが
認知症老人の場合は、道に迷ったとき後ろを振り返ることができない
つまりいま来た道を戻り、どこで道を間違えたか、考えることができない
道は直進するか 右に曲がるか 左に曲がるか だけで後ろを振り返り、逆戻りができない

発見されたとき(保護されたとき)は、とんでもない地点に居る


過去を振り返らず 前進していく気概で物事を考えていけたらよいのだが・・・・
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1274;昔の石油ストーブは危険がいっぱい(再掲)

2019-11-07 20:00:22 | 老いの光影 第5章
yahooの画像より引用


昔の石油ストーブは危険がいっぱい(一部書き直しをしています)

「アクセスされたブログ」や「このブログの人気記事」に
『昔の石油ストーブは危険がいっぱい』の記事が 静かに読まれている(嬉しいかぎりである)
枯葉散る頃 寒くなり、暖房器具が恋人にように愛しく、暖房器具から離れることができなくなる
しかし 昔の石油スターブは 使い勝手がよく 温もりを感じるのだが・・・・


在宅訪問に行くと
俗に言う昔タイプの石油ストーブが
赤々と点いている
85歳以上のひとり暮らし老人や老夫婦暮らしでは
よく使われている

いまどきの温風ヒーターに比べ
石油ストーブは多機能の特徴性をもっており
便利なのだ

ストーブの上に「やかん」を乗せ
お湯を沸かすことができるし
湯気がでるので、加湿器の働きもする

味噌汁鍋や煮物が入った鍋を乗せたりして
煮炊きもできるのが最高

暮れから正月になると
網をのせ餅を焼いたりする

このように確かに便利であり
重宝がられている一方で
危険も隣り合わせにある


やかんなどが乗っていると
危険がいっぱい
心配が重なってしまう。

足元がふらついたとき
やかんのとってに手が触れ
やかんがひっくり返ったとき
熱湯で火傷! 
その場面を想像してしまうと
いてもたってもいられない

老人につい苦言してしまう
「できればやかんは乗せないほうがいいんだけどなあ~」
でも、その一言で終わってしまう

やかんを乗せなければ、乗せないで別の心配が出てくる
ふらついたときにストーブの熱い天板(上面)に手が着いてしまう
(人間の癖でバランスを崩したとき転ぶのを防ごうと手を着く習性がある)
これもまた大火傷の事故

火傷防止するということで金網で囲いをすると
ないよりは安全だが、それを手すり代わりにつかまると
囲いごと倒れ火傷,骨折の心配は残る

また囲いに洗濯した衣類をかけ
洗濯干しをする老人もいる
これもまた、火災の心配をしてしまう

温風ヒーターの方が危険のリスクはぐ~んと減る
「温風ヒーターに変えた方がいいな~」とは、老人には言えない

息子、娘たちが、ときどき実家を訪れたり、帰省したときに
息子、娘たちは、半ば強引に温風ヒーターを置き
旧式の石油ストーブを引き上げ、持ち返るくらいでないと
昔の石油ストーブは茶の間からは消えない


冬のニュース
それも毎年正月のニュースでは
火事で老人は焼死体として発見され、痛ましい事故に遭遇する
石油ストーブが出火原因であったりする

ひとり暮らしの老人が
石油タンクに灯油を入れるのは
本当に危なっかしい
こぼしたり溢れたり
またストーブを点けたまま灯油を入れたり
想像つかないようなことをしている

在宅訪問のときは
灯油が半分以下になっていたら
おせっかいやきになるが
灯油を入れて帰る

またデイサービスや訪問介護の事業所で協力を頂けるところは
送迎(送ったとき)時や訪問時に灯油の残量を確認し
少ないときは入れて頂いていいる

寒いと人間は 心がわびしく寂しくなるものだ
寒さと飢えほど残酷で辛すぎる
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1273;時間がざざらざらと私からこぼれる

2019-11-07 05:11:34 | 読む 聞く 見る
時間がざざらざらと私からこぼれる

高見順『死の淵より』講談社 文芸文庫 の94頁に
「過去の空間」がある。

『死の淵より』に邂逅したのは 32歳のときだった

「過去の空間」の最初の連に

手ですくった砂が
痩せ細った指のすきまから洩れるように
時間がざらざらと私からこぼれる
残り少ない大事な時間が


咽頭癌を患い死を宣告された
作家 高見順

夏 海辺で子どもと砂遊びに戯れたとき
砂山や砂の器など作ったことを思い出す
そのとき指のすきまから砂が洩れ落ちる
何度も何度も手で砂をすくい砂の山をつくり
次に砂山の下を掘りトンネルづくりに挑む


高見順の場合
手ですくった砂が
癌で痩せ細った指のすきまから
ざらざらとこぼれ落ちる

砂時計の砂がさらさらと流れ落ちてゆく様は
指のすきまからこぼれ落ちる風景に似ている

指のすきまから落ちゆく砂も
砂時計の砂が流れ落ちてゆくのも
残り少ない砂は時間を意味する

残り少ない大事な時間が 
無常の潮風となり消えてゆく




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1272; 疼 き

2019-11-06 11:37:45 | 阿呆者
疼 き

昨日、左肘周辺にできた結節の一つを
メスで摘出した後の疼きは
耐えることができた
一時は左肘に心臓が一つ増えたような感じだった

過去、人生において大きなつまずきをした心の疼きに比べれば
左肘の疼きは可愛ものである
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1271; 黴菌人(バイキンマン)

2019-11-05 19:33:41 | 生老病死
自治医科大学附属 正面玄関


黴菌人(バイキンマン)

右足膝周辺と左前腕に発症した赤い結節
結節は増え
数えてみたら十数個もあろだろうか
擦れたり圧迫したりすると「痛い」

昨日、 37.8℃の熱があり、9時過ぎ
自治医科大学附属病院救急外来を受診
循環器科と皮膚科の医師が診察して頂き
翌日皮膚科に再度受診となった

今日13:20 皮膚科受診
診察室に十人の皮膚科医師が入れ替わり診察
その後十人の医師が集まり診療方針を決定した

左肘近くにできた結節の一つをメスで摘出
それを培養し何の菌かを特定した上で治療を行っていく
急ぎで培養した結果、特定された黴菌は非結核性抗酸菌

来週の12日に菌が特定する
一月以上の入院治療が必要であると、皮膚科医から話された
12月1日から二人のケアマネジャー が出勤するし
在宅訪問、介護請求等々あり
頭のなかが混乱

wifeは「バイキンマンだね。私はドキンチャンかな」と話しかけてくる。

入院を一週間先に延ばしてもらい
その期間に新任のケアマネジャーと一緒に座板訪問と書類の引継ぎ
嗚呼 黴菌が恨めしい

wifeにも負担をかけるし
wifeの「健康」も気がかり

病院と職場が近ければ日帰り外出もできるのだが
ほんとうに「どこでもドア」が欲しい

赤い結節が増えるばかり
入院し治療を受ける、と腹をくくるしかないのか


※ この頃のブログは私的なことばかり
※ 老けた証拠(あかし)なのかな・・・・




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1270;時  間

2019-11-05 11:10:42 | 老いびとの聲
時  間

子どものころ
ぜんまい時計であった
柱時計にトンボの眼鏡のようなネジを差し込み
右に回すとぜんまいが巻かれていく

柱時計は高いところに設置されていたので
踏み台や椅子に上がりぜんまいを巻いたりした
その頃は時間は無限に感じられ
大人への世界は憧れでもあった

待つ時間は長く
過ぎた時間は早い
気がつけば老いの身となり
時間の少なさを知る

ぜんまい時計ならば
ぜんまいが切れ 
そこで時間が止まる
”時間よ 止まれ”

しかし、時間は自分の存在とは関係なく
無情に時間は川の様に流れ往く
老いの時計は
ぜんまい時計ではなく砂時計である、と思ってしまう

最後の一粒の砂が落下したとき
時間はそこで終焉となり
時間の無常と無情さを感じてしまう

いま落ち往く砂を見つめながら思う
誰にも時間は与えられているけれど
その時間は無限ではなく
いつその時間が停止するかもしれず有限であることを

老いた自分に残された砂時計の時間は
どれほどの砂が有るかどうかはわからない
今日が在っても明日は無いかもしれない

残された時間は線香花火のようでもある
暗闇に火玉が落ちる寸前まで光を放して逝く
蝋燭の燈火は揺らぎ心もとない明るさではあるが
老いの足元を照らしてくれる

最初の砂が落ち始めた
一粒の砂を大切にしながら
残された時間を
生きて往く











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1269; 冬が来る前に

2019-11-04 06:03:12 | 阿呆者
冬が来る前に

冬が来る前に
インフルエンザ予防接種をしなければ

出かけるときはマスクをし
帰ってきたときには手洗いとうがいをする
充分な睡眠をとることも忘れてはならない

いつもの年より寒さが厳しくなるような
そんな予感がする

財布の中は
万札の数より多いポイントカード
財布の方が風邪を引かないかと心配している自分

消失しかけていた
左手、右足の痛みが増し:
憂鬱な気持ち

焼いた餅のように左手背は膨らみ痛い
左肘、右膝内側に赤い瘤ができ
擦れたり圧迫したりすると痛みが走る
グリコのおまけではないけれど
他に肘関節、膝関節、右足首まで痛い

過去に発症した抗酸菌の悪さによる感染症なのか

大動脈不全閉塞症による浮腫もあり

充分な睡眠をとり
痛みに心負けせず
仕事をせねば困ったことになってしまう

無理せず頑張る

beagle元気も
まだ 右前足の捻挫が治癒せず
右前足をかばいながら歩いている
はやく治って欲しい、と願っている


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