男山(旭川)「北の稲穂」特別純米
全量道産米という酒である。
画像は四合瓶にぐい呑のように見えるが一升瓶に片口である。
道産の酒造好適米は年々品質が向上し、作付も増えているとか。
作付については大人の事情があるらしいが
ともかくは歓迎「道産米」なのである。
旭川産の米も使われるようになり地酒がどんどん地酒らしくなる。
酒を愛でる理由がまた増えて、こんなに嬉しいことがあろうか。
さてこの酒、道産の酒造好適米「吟風」によるもの。
一般に「味の吟風、キレの彗星(これも酒造好適米)」と言われるが
まさにそれを地で行くような、確かな味わいを持った酒。
と言いつつ、微妙な温度変化で味わいも七変化する、そんな印象もある。
何しろ旨い。
旨味がしっかりした酒には塩辛も良かろうと、昨夜は塩辛炒り豆腐。
塩辛をごま油で炒り、そこに豆腐をまぜるだけ。
唐辛子を振り薬味を添えた。
と、超カンタンなようであるが
豆腐は朝からがっちりと水抜をしてあり、それなりに手間はかけている。
硬い豆腐といえば島豆腐。
ああ、行きたや沖縄。
という話はさておき
近頃のよく酒をご一緒するご婦人がこう言っておったとさ。
「塩辛は大好物だけど、火が通ったのはだめ」。
本来、塩辛は生食するものだから間違ったことは言ってないが、
美味しいんだけどなぁ、炒ったのも・・・・。