酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ベテランにはかなわぬ。

2015-03-19 | 酒風景
嫌いじゃないし、おいしいと思うし。
居酒屋の小料理なんかにも定番でよく食べるし。
だが、未だかつて自分では手をかけたことのない食材。

フキ。

先日、きんぴらごぼうの材料をと、スーパーの野菜の水煮なんかが並んでるコーナーに寄った際、
ふと目についたのがこれだ。
ひらめいたというわけでもなく、でも、なぜか手にとった。
そういうものが食べたくなる年頃かねえ、なんて。

どれとりあえず炒めてみようか。


うんうん、これだ。こんな感じ。
酒の肴というか飯のおかずというか、まあまあうまいとも思う。

でも何かちがう。いや、ぜんぜん違う。

自分で言うのもなんだが、洗練されてるというかされすぎてるというか、
ばあちゃんが作ってくれたのとか、駅前ビルのおばちゃんが拵えたのとかは
もっとこっくりとした味、いい意味で田舎臭いあの垢抜けない味。

ああなるにはコツが要るのか、年季か。
いや、あえて年季の入った味と、そうであって欲しいとも思う。

おふくろの味、おばちゃんの味。おっちゃんの味。
自分としては後者のポジションを目指してみましょうかね。