酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

今朝の酒 男山

2016-12-16 | 酒風景
※お酒の記述について、無理して簡単に書こうとしたら逆に意味が違っているようなので、改定し再掲載です

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小原庄助さんを気取って朝酒を呑ったという訳ではない(笑)
「今朝の酒」という酒があるという話だ。

これが昨日の今朝の酒。


男山(旭川)の蔵元のみ、数量限定で販売されている品。

今朝の酒は、朝から醪(もろみ)をしぼり、そのままを瓶に詰めた商品。しぼりたてと称する商品は世にあまたあるが、しぼったその日に味わえるというのは蔵元ならでは。

ちなみに、日ごと瓶詰される酒の銘柄は様々。つまり、中の酒は我がブログでしばしば取り上げる生酛であったり北の稲穂であったり。各種造られている酒の中から、その日の状態を見てどの酒を瓶詰するかが決まるそうな(その日瓶詰されたものが何という銘柄かについてはショップで聞けば教えてくれる)。
ともかく男山ファンとしては、普段から慣れ親しんでいる製品の生原酒を味わえるというこの趣向は面白い。百歩譲って、男山愛飲家であろうがなかろうが、しぼりたての酒がどういうものかを体感できる絶好の1本といえる。


たまたま昨日は「佳撰」の搾りたてとのこと。居酒屋さんでもお馴染みのアレだ。

しかしテイスティングしてみれば、アレとは大違い。
前述したように、「佳撰」として製品化される前のピュアな状態なのだから。馴染みある佳撰より甘さ辛さがとても濃い、そんな味だが口あたりは爽快。また、アルコール度数も21度と高い(市販品は15度)。これらはまさに生原酒の飲み応え。

さて困った。これは食前酒でも食中酒でもないな。ワインのフルボディを楽しむように酒そのものを楽しむような飲み方がふさわしいか。

ということで、いったん酒を冷蔵庫に戻して肴づくり。


ここはやはりチーズの出番かな(笑)

そして、ほろ酔い。佳きかな、酒と戯れる価値ある時間。

いつもの風景。

2016-12-16 | 旨かった話
今日は独り言。
どうぞスルーしてくださいな。



またこの絵面である(笑)
場末の店とか、いつもの女将の店とか、行ったところで目新しい話でもない限り、いちいちブログに書きゃしないのだが、う~む、今日はコレしかネタがない(笑)

昨日、いつもの場末の居酒屋。誰も呑みに誘ってくれないのでまたここに来てしまいました。通り道なんでつい。
近頃とみに出席率が高まった(笑)。誰か~。

それにしても温かい。暖房が効いているから勿論なのだが、スッと引き戸を開けると(最近修理したので滑りがスムーズになった)、満員御礼。だが大多数が知った顔。みんなが詰めたりずれたりして席を作ってくれようとする(予備椅子もあるのだ)。
入れなきゃ入れないで近所に別な行きつけがあるから、さしてがっかりもしないのだが(あるいは、両サイドを他人に挟まれるのが苦手)、昨日は電話交換手の仕事をしてる女性が少し残っていたビールを呑み干し、ここ空きますよと席を立った。好意をありがたく頂戴し、座る。狭い(笑)が、楽しい。

テレビでは「プレバト」の俳句の先生がタレントが詠んだ句の添削をやっている。

では自分も一句。

燗酒や
電子レンジが
ピ~と鳴り

凡人以下の句であるが、「燗酒の」とせずに「燗酒や」としたところに思いを込めたつもり。実はその番組が面白くて録画してまでよ~く観ている。実は俳句に興味が出てきたんだな。習ってみたいと思ったりして。

吉田類を気取っちゃって、とか言われそうだけど。