goo blog サービス終了のお知らせ 

HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

本年度ラストレッスン -M3ちゃん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小5):
「天国と地獄」を、両手で仕上げてくることになっていました。
左手でドソミソ、ドソミソ、と伴奏しながら、右手で あのよく知られた勢いあふれるメロディーを弾いていきます。
少しの迷いも危なっかしさもなく、M3ちゃんはサラッと弾き終わりました。
「すごい上手だね!もうちょっと、速く弾ける?」
「えっ、速く?どれくらい?」
「うーん、これくらい・・・」
先生は ちょっぴり速く弾いてみせます。
「できるかな」と言いながら、M3ちゃんは弾きます。OK!できるじゃない。
「じゃ、もうちょっと速く・・・」
こんな調子で、かなりの速さで、威勢のいい「天国と地獄」ができあがりました。
M3ちゃん、すごいよ!  次は「はにゅうの宿」が宿題だからね。

さあ、何といったらいいんでしょう。
今年1年間の、M3ちゃんの成長について・・・
「脱皮」といったらいいのでしょうか。それとも「変身」?
それくらい、今のM3ちゃんは見事に美しく(?)成長を遂げているのです。

私は、思わず去年の今頃の「日記」を読み返してみました。
2008年の12月、レッスン納めの日に、M3ちゃんはどんなことやってたんだろう?
そうしたら、その日にM3ちゃんは、初めてコードネームを教わった、と書いてありました。
そしてその日に、「あわてんぼうのサンタクロース」にコードで伴奏をつけて弾いた、とも。
そうか。このあたりから、M3ちゃんのすてきな音楽が、表現の糸口を見つけ始めたのかな・・・

1年たった今年のM3ちゃんは、すっかり中堅のピアニストとして、美しい音色を奏でています。
「両手やだ」「音符読めない」などと言っていたなんて嘘のようです。

レッスンの最後に、「『おぼえているかな』やろうよ」と言われて、夏のコンサートで弾いた「エリーゼのために」を弾きました。
これが、本年度M3ちゃんの「弾き納め」です。
来年は、夏には弾かなかった「エリーゼ」の中間部を弾こう。
そうして「コンプリート・エリーゼのために」を完成しようね

本年度ラストレッスン -Mちゃん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
「ブルクミュラー」に進んで最初の曲、「素直」を完成しました。
一人でちゃんと予習し、レッスンに臨んでいるのは、この年齢としては異例の、
大人な練習だと思います。
「素直」が終わり、次はみんなのよく知ってる「アラベスク」が宿題です。
冬休みの間に、一人で完成してきてね
Mちゃんなら、ぜったいできるから

この1年、Mちゃんは読譜力も格段にアップし、テクニックも着実に身に付きました。
加えて、豊かな音楽性がより大きく成長し、好きな曲を コードネームや 自分の工夫を加えたアレンジで、楽しむようになっています。
夏の発表会のときに弾き語りした「手紙・拝啓十五の君へ」。あのときは M3ちゃんとの連弾で、また中間部のドラマチックな部分は先生に弾いてもらったのですが、この間、「あの『人生の~ すべてに意味があるから~・・・』のところ、弾きたい。コード教えて」と言って、もう その部分含めて全部を、今は自分一人で 全部弾いているのです。

レッスンの最後に、「もう今年はこれで最後だから、最後に『おぼえているかな』やろうよ」と、夏のコンサートで弾いたディアベリのソナチネを弾きました。
その堂々たる演奏ぶり! まるで目の前に、中世騎士物語の映画が展開するかのような臨場感です。

今月、11才になったばかりのMちゃん。
心の中に、表現したい音楽がいっぱいふくらんでる。
来年はどんな成長を見せてくれるのでしょうか。楽しみです

本年度ラストレッスン -Tくん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小4):
「おとなのピアノ教本2」から、「天国と地獄」。
この曲は、みんなが耳になじんだ曲なので、すぐに覚えることができるのが強みですね。
練習すればどんどん速く弾くことも可能だし、Tくんにはピッタリじゃないですか?!(どういう意味だ)
本人も、この曲はお気に入りのようです。
速く弾こう!とがんばっていますが、「速く」しかも「正確に」弾くのは、なかなか難しいですね。

今年1年、Tくんを見ていての感想は、分析力の鋭さ、全体把握の早さですね。
パッと全体をつかんで、そしたら もう早く仕上げたいんですよね。
一方で、コツコツ地道に譜を読みとっていく、という地味な作業はどっちかというとあんまりな~という特性(?)もあります。
今年は、いかにして「読む苦労なしに」「テクニックをつける」か、ということにポイントを置いてレッスンしてきました。
とはいえ、大分 譜面もさっさと読むようになりましたし、力やテクニックもついてきています。
今年は10才になり、年齢が「二桁」になって 意気揚々のTくんです。
来年、どんな風に「子どもからの脱皮」を始めていってくれるか、とっても楽しみだよ、Tくん!

本年度ラストレッスン -Tちゃん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小2):
テキストの宿題「くちぶえふいて」を、右手で弾いてくるようになっていました。
けっこうジャンプや開け指などが多くて、メロディーだけでもそう簡単ではないかな、という曲でしたが、よく弾けていました。
Tちゃんは、この1年を通して、楽譜を読んで弾くということが よりしっかりと定着したと思います。
「バーナム」を、ルーレットで選んで弾くときも、確実な読譜で 危なげなくこなしていきます。
「くちぶえふいて」は 右手が上手に弾けているので、先生が伴奏をつけて一緒に弾きました。
チロル風の、はずむようなリズム。のびのびとしたメロディー。
伴奏にのって弾くと 本当に楽しく、いい感じになっています。
もう左手も すぐできそう。
冬休みの宿題は、全部をつけて仕上げてくることになりました。
今月 お誕生日がきて、8才になったTちゃん。
いつの間にか驚くほど身長が伸びて指も長くなり、もう押しも押されもしない「教室の中堅」です