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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

本年度ラストレッスン -S子ちゃん-

2009年12月24日 | ブルクミュラー
S子ちゃん(小5):
ブルクミュラーの「せきれい」に入っています。

「テンポがよくわからない・・・」と言いながら、1段目のイントロ部分を弾きました。
「まだ弾き始めたばかりなんだから、そんな速く弾かなくたっていいのよ」と、先生は言いましたが、続いての説明。
「これは、バーナムでもやった『和音の転回』でできてるね?」
「ああー、Cのコードが・・・転回になってる」
「でしょ?じゃあ、その、コードのままで弾いてみて。和音として、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、って降りてきてみて。」
弾いてみると、ああ、そうか、という感じで、和音感がよくわかります。
「できたね。じゃ、今の形に手をもっていきながら、順番に『ソミドッ』『ミドソッ』『ドソミッ』『ソミドッ』って弾いてみて? ほら、すごく速く、しかもきれいに弾けたじゃない?!」
「ああ、ほんとに!」

これだけのことで、音は見違えるようになりました。あとはイメージの魔法です。
「せきれいは、川辺とかにいる小さな鳥。
ツィーッ、ツィーッ、ツィーッ、って飛んできて、ちょん、ちょん、と 木の枝から枝に飛び移る。そして最後の音で、気に入った枝におさまって、ちょっと止まって首をかしげてみる・・・」
こう言いながら弾いてみてあげると、S子ちゃんは「ほんとだ!」と、大きく目を見開いています。
「弾いてみて!軽ーく、小鳥が小さい足でツンツン、って跳ねてるみたいに・・・あ゛~、それじゃアヒルが跳んでるみたい~」
S子ちゃんは「アハハ・・・」と大笑いしながら、また弾いてみます。
「今のはアヒルになってた!」などと言いながら・・・
すると、2回ぐらい弾くうちに、S子ちゃんの演奏は ほんとうに軽やかな小鳥「せきれい」に変身しました!

今年、S子ちゃんは、このように「イメージの魔法」をたくさん経験してきたと思います。
イメージする力をふくらませるだけで、曲が あっと思うほど見事に変わるのを、リアルに体験してきました。
来年は6年生になるS子ちゃん。テクニックも、ほんとにしっかり身に付きました。
このテクニックを生かしきれるよう、豊かなイメージをたくさん描いて、すてきな演奏をしていきましょう。
とても楽しみにしていますよ~

さあ、これで、ヒバリ教室の本年のレッスンは、すべて終わりました。
今日はクリスマス・イブ。
みなさん、幸せなイブを過ごしてください。。。ハッピークリスマス!

世界各地から届いた、クリスマスカード。

本年度ラストレッスン -M2ちゃん-

2009年12月24日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
「M2でーす!このまま来た。走ってきたから暑い!」
と、セーターだけで飛び込んできたM2ちゃん。

練習曲は「天国と地獄」、右手メロディーが宿題でした。
ド~ レファミレ、ソー ソー (指換え!)ソラミファ、
レー レー (指換え!)レファミレ、 ドドシラソファミレ・・・

調子のいいメロディーですが、手際よく指使いを交換しないと、たちまち指が足りなくなって、メロディーが行き詰まってしまいます。
1~2回一人で弾いた後は、先生がリズミカルに伴奏をつけて、それに合わせて弾きました。
なかなか勢いのある「天国と地獄」です。
右手はもう、上手になったので、冬休みの間に左手で、コードの伴奏をつけておいてね、ということになって、今年のレッスンは終わりました。

M2ちゃんはこの1年で、ずいぶんタッチが力強くなったなあ、と思います。
自信あふれる指のタッチで、元気よく弾いていく音は楽しげで、ずいぶんピアノを身につけた、という感じがします。

今、「大人のピアノ教本2」に入って「天国と地獄」あたりをやっている生徒が、M2ちゃんを含めて三人います。
5年生のM3ちゃん、同じ4年生のTくんが、後の二人です。
そのうちM3ちゃんは、うちの教室にくる前にすでにピアノの経験があり、復習レベルに戻してからの再開。
またTくんは、M2ちゃんより1年早く入門しています。
なので、M2ちゃんが いちばんピアノ経験が少ないわけ。
よく健闘してますよ~
来年も楽しみだ~