6才のM4ちゃんとNちゃんは、おなじ保育園の「おひさまぐみ」です。
Nちゃんが2月、M4ちゃんは6月と、時期は違いますが二人とも、今年ピアノのレッスンを始めました。
二人ともまだまだ小さくて、ピアノや音楽のことも、あまりよくわかってはいないのだろうけど、毎週楽しく通っています。
それぞれ個性的で、タイプはまるで違うのですが、どちらもとても興味深く 楽しみな二人です。
M4ちゃんは、まっすぐに伸びた漆黒(しっこく)の髪と キリッとした黒い瞳の女の子です。
小柄ながら 手も指もしっかりと力強くて、張りのある音色でピアノを弾いています。
新しい曲に入った時などに すばやく楽譜全体を見て、「こことここがおんなじだ!」と曲の構成を見極めたり、「1、2、1、2、」と 一生懸命に拍を数えながら弾いたりと、利発な分析力がうかがえます。
もうすぐ小学校入学という年齢もあって、そろそろ知的好奇心が芽生えてきているのでしょう、楽譜を読んだり書いたり、それを鍵盤に移して音にすることができる、というのが M4ちゃんには嬉しい手応えなのではないでしょうか。
「うわあ~、つぎの曲はむずかしいな~」などといいながらも、ちゃんと楽譜を見ながら曲を再現していくM4ちゃんはえらいなあ。まだ就学前なのに、ちゃんと「やることはやる」んだから・・・
これなら、学校に行っても心配なさそうだ!
M4ちゃんなら、なにごともきちっと見極め、整理→分析して、手際よく処理していけることでしょう
Nちゃんは、ゆるくウェーブした髪の女の子。
知ってる歌や楽しい歌を自由に弾くのは楽しいけど、知らない曲の音符を読んだり 両手で弾いたりするのはしんどい!と感じているようなところがあるので、ちょっと、テキストとは違うコピー楽譜をあげてみました。
「とびだせりすちゃん」という その楽譜には右手のメロディーしか書いてないので、簡単です。
ところが、今日レッスンに来たNちゃんは、なんと自分で、この間まで苦労していたテキストと同じ形式で 伴奏をつけて弾いてきたのです!
しかも もっと驚いたのは、Nちゃんが「ファ」の音で伴奏をつけてきた、ということ。
今までに テキストで習った左手の音は「ソ」ばっかり・・・のはず。
右手の歌に合わせて、左手はひたすら「ソ、ソ、ソ、ソ・・・」と同時に弾いていたのです。
なんでファ? まさかね?
先生が驚いたわけ・・・
実は、この曲、「へ長調」の曲なのです。
右手のドからソまでのもと指で弾けるため、さもハ長調みたいに調号ナシで書いておきましたが、本当は フラットが一つついた「ヘ長調」。そしてヘ長調の主音は「ファ」の音ですから、もちろん曲全体に「ファ」を合わせれば、一番ぴったりなのです。
でも、まさかね? きっと、今までに習った「ソ」を弾こうとして、隣の鍵盤にずれちゃったのかも?
そう思って、先生はNちゃんに聞いてみました。「どうして『ファ』を弾いてたの?」
そしたらNちゃんは答えました。
「ソじゃ、ばんそうしてもヘンだから。ファのほうがきれいだったから」
がびーん
Nちゃん、あなどってすまん。君の音楽センスはただもんじゃなかった
自信もって、どんどん好きなアレンジに挑戦してください。
Nちゃんが2月、M4ちゃんは6月と、時期は違いますが二人とも、今年ピアノのレッスンを始めました。
二人ともまだまだ小さくて、ピアノや音楽のことも、あまりよくわかってはいないのだろうけど、毎週楽しく通っています。
それぞれ個性的で、タイプはまるで違うのですが、どちらもとても興味深く 楽しみな二人です。
M4ちゃんは、まっすぐに伸びた漆黒(しっこく)の髪と キリッとした黒い瞳の女の子です。
小柄ながら 手も指もしっかりと力強くて、張りのある音色でピアノを弾いています。
新しい曲に入った時などに すばやく楽譜全体を見て、「こことここがおんなじだ!」と曲の構成を見極めたり、「1、2、1、2、」と 一生懸命に拍を数えながら弾いたりと、利発な分析力がうかがえます。
もうすぐ小学校入学という年齢もあって、そろそろ知的好奇心が芽生えてきているのでしょう、楽譜を読んだり書いたり、それを鍵盤に移して音にすることができる、というのが M4ちゃんには嬉しい手応えなのではないでしょうか。
「うわあ~、つぎの曲はむずかしいな~」などといいながらも、ちゃんと楽譜を見ながら曲を再現していくM4ちゃんはえらいなあ。まだ就学前なのに、ちゃんと「やることはやる」んだから・・・
これなら、学校に行っても心配なさそうだ!
M4ちゃんなら、なにごともきちっと見極め、整理→分析して、手際よく処理していけることでしょう
Nちゃんは、ゆるくウェーブした髪の女の子。
知ってる歌や楽しい歌を自由に弾くのは楽しいけど、知らない曲の音符を読んだり 両手で弾いたりするのはしんどい!と感じているようなところがあるので、ちょっと、テキストとは違うコピー楽譜をあげてみました。
「とびだせりすちゃん」という その楽譜には右手のメロディーしか書いてないので、簡単です。
ところが、今日レッスンに来たNちゃんは、なんと自分で、この間まで苦労していたテキストと同じ形式で 伴奏をつけて弾いてきたのです!
しかも もっと驚いたのは、Nちゃんが「ファ」の音で伴奏をつけてきた、ということ。
今までに テキストで習った左手の音は「ソ」ばっかり・・・のはず。
右手の歌に合わせて、左手はひたすら「ソ、ソ、ソ、ソ・・・」と同時に弾いていたのです。
なんでファ? まさかね?
先生が驚いたわけ・・・
実は、この曲、「へ長調」の曲なのです。
右手のドからソまでのもと指で弾けるため、さもハ長調みたいに調号ナシで書いておきましたが、本当は フラットが一つついた「ヘ長調」。そしてヘ長調の主音は「ファ」の音ですから、もちろん曲全体に「ファ」を合わせれば、一番ぴったりなのです。
でも、まさかね? きっと、今までに習った「ソ」を弾こうとして、隣の鍵盤にずれちゃったのかも?
そう思って、先生はNちゃんに聞いてみました。「どうして『ファ』を弾いてたの?」
そしたらNちゃんは答えました。
「ソじゃ、ばんそうしてもヘンだから。ファのほうがきれいだったから」
がびーん
Nちゃん、あなどってすまん。君の音楽センスはただもんじゃなかった
自信もって、どんどん好きなアレンジに挑戦してください。